"クワガタ空き巣"一億円盗難事件の反省から学ぶSNSの自己防衛術3選
HIKAKINは空き巣をされないー
はいどうも今日はあべしんです。皆さんはこちらの事件をご存知でしょうか。
トレーディングカードの界隈で起きた、1億円以上の空き巣被害の件です。
金額が大きいことにも驚きますが、"犯行にSNSが使われた"という点でかなり注目を集めているようです。
最早僕たちの生活の一部となっているSNS。今回は、この事件の反省から、自分たちの生活をどう守るべきかという方法を考えていこうと思います。
犯人のやり口
「珍しい物を家の前に置き、狙っている相手のSNS投稿から個人情報を特定する」という手法によって犯行が行わたそうです。
今回使用されたのは、カエルとクワガタ。よほど山の中に住んでいない限りは、かなり珍しいものではないでしょうか。しかも、写真を見るとかなり状態がいい。
珍しいものを見つけたら、思わず共有してしまうのがSNSの楽しいところ。カエルとクワガタを発見したターゲットが、ついついSNSにそれを投稿してしまいました。
犯人側は、カエル達を設置した場所と設置した時間を把握しています。なので、SNSで投稿された情報とそれらを照らし合わせる事で、ターゲットの家を空けている時間や、家の場所などを把握したと言われています。
あとは家を空けている時間帯を狙って空き巣を行うだけ。非常に巧妙なやり口です。
写真は危ない
今回とは逆に、狙った相手のSNSアカウントを特定することも。
今回の事件のポイントは、「写真投稿の危うさを知る」という事だと思います。
写真投稿には、色々な情報が隠されています。今回の投稿でいえば、置かれていたカエルやクワガタも、写真があったから犯人の置いたものと同定されました。
また、投稿日時と写真の日光加減などを比べることにより、「この写真は撮ってからすぐにSNSに挙げられた」という事を知るヒントにもなります。
さらに、もし犯人が、ターゲットのSNSと大まかな居住地しか把握していなかった場合も証拠になります。ターゲットが住んでいそうな家に片っ端からカエル達を設置。
もしターゲットがつぶやけば、つぶやいた日にカエルを置いた家がターゲットの家だと特定できます。少し地道すぎますが、今回のように1億かかっていればやる人が出てくるかもしれない。家の壁や床の模様も大きなヒントになります。
このように、写真をSNSに挙げるだけでも大きなリスクをさらしてしまうことになります。
■上手なSNSの使い方3選
よって、こういった被害を減らすには「写真に含まれる情報」を極力減らすことが有効です。
・1.写真に工夫をする。
例えばこんなアプリ。単純に写真の背景をぼかしてしまえば、読み取れる情報もかなり少なくなります。
・2.写真の撮り方に工夫をする。
件のツイートでは壁が写ってしまっていますが、壁やドアの色が写らないようにすることも有効です。
壁やドアが写っていれば、そこは家の前だと簡単に見抜くことが出来ます。しかし、床しか映っていなければ、そこが家の前かどうか確認する必要が出てきます。
今回はカエルなのでなかなか難しいですが、家の中で写真を撮ってしまうのも有効です。家の外装まではなんとなく把握できても、家の内装は住んでいる人にしかわかりません。
・3.つぶやき方に工夫をする。
これは有名人などがよくやる手法ですが、つぶやく時間をズラすのも有効です。
明らかに夜の写真なのに、朝に呟かれていれば「この人は写真を時間通りにつぶやかない人だ」と思わせることが出来ます。
そうすれば、犯人側も写真の情報について考えることが増えるため、情報を複雑にすることが出来ます。
また、普段からセキュリティ意識が高いことをアピールするのも良いと思います。
例えば有名人のHIKAKINさんは、高級時計コレクションなどを動画にされていますが、空き巣被害のニュースを聞いたことが無いですよね。
これは、HIKAKINさんがセキュリティの高い高級マンションに暮らしていることも同時に有名な事が大きいと思います。
高級マンションに空き巣を働くのは、かなりのプロでないと難しい事ですよね。
実際に住んでいなくとも、そう思わせることが出来ていれば、そもそも空き巣を狙われなくなるでしょう。
高級マンションと言わなくとも、「監視カメラを設置した」や、「セキュリティ会社を変えようか悩んでいる」といった発言を普段からしておくことも有効です。
警備会社ALSOKのダミーステッカー
犯人はきっと「コイツは一筋縄ではいかないな」と思ってくれるはずです。
まとめ
このニュースを聞いた時、僕もかなりびっくりしました。SNSは便利ですが、上手に使わないと怖い思いをしてしまいますね。
空き巣とはちょっと関係ないですが、僕がパートナーに渡している防犯ブザーです。可愛いし使いやすいのでよかったら使ってみてください。