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これから流行るかもしれないRWA(リアルワールドアセット)トークンを探求する

Web3の世界でRWAがよく取り上げられるようになりました。とはいえ、暗号資産やNFTの市場が最近活況を呈しているとは言えません。RWAが具体的に何を意味するのかについて、フィンテック養成コミュニティのスタッフ会議で意見が交換され、もっとみんなで深く知る必要があるという結論に至りました。その結果、2023年9月19日(火)に「Web3の新しいフロンティア: RWA(リアルワールドアセット)の役割とリスク」というテーマのオンライン勉強会を急遽開催することに決定しました。

RWA(リアルワールドアセット)トークンとは

RWA(リアルワールドアセット)トークンは、現実の資産の価値や所有権に基づいて作られたデジタルトークンを指します。これには未公開株、不動産、美術品などの資産が含まれ、これらをブロックチェーン上で表現することが可能です。

DeFiにも影響

数々のDeFiプロトコルがRWAに進出するなどの動きもありRWAトークンはDeFi発展を後押しする可能性があります。さらにTradFiとDeFiの架け橋となるというバイナンスからの調査レポートも今年の3月に発表されてました。

https://research.binance.com/static/pdf/real-world-asset-report.pdf

RWAトークン化と日本法

RWAトークンのスキームには様々なものがあり、そのスキームによって検討すべき法律は異なるそうです。詳しくは以下にある創・佐藤法律事務所の記事を参照してください。

Web3ビジネスとRWAトークン

伝統的金融分野以外でのビジネス応用例として、ミュージアム(博物館、美術館、科学館、資料館など)が収蔵品をNFTとしてトークン化する取り組みがあります。これにより、ミュージアムや収蔵品のステークホルダー間の連携を深化させ、インセンティブを高めることが期待されます。このようなWeb3のパッケージ製品についての記事が株式会社アトノイより紹介されています。

Token 2049でも話題に

シンガポールで開催されたアジア最大級のWeb3カンファレンス『TOKEN 2049』でもRWAは度々話題に上がっていたようです。19日のオンライン勉強会には、実際に現地を訪れた登壇者も数名参加しているので、世の中の最新状況などを教えてもらえればと思います。

RWAとしてのリスク

WRAは現実世界の資産(つまりオフチェーン)をトークン化するため、オフチェーンのリスクも考慮する必要があります。現物に中央管理の担保が必要となる場合や、Web3が目指す分散型のメリットが失われたり、コストメリットがなくなるといった問題が考えられるかもしれません。今回、2名の弁護士の先生が登壇されているので、このようなリスクについての意見をぜひ伺いたいと思います。

イベントサイトについて

9月19日(火)のイベントへの申込みは、以下のサイトからお願いいたします。オンライン開催のため、どこからでも参加いただけます。ぜひお申し込みください。
https://fintech-engineer.connpass.com/event/295272/


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