れんあいばなし。

心身ともにズタボロになって留萌に戻ってきて
ちょうど半年ほど経った頃、
当時付き合っていた彼氏とお別れをしました。

21歳の誕生日を迎えるほんの少し前。
20歳の終わりにこう決めました。

「この先一生、恋愛と交際、結婚はしない。」

本気でラジオに命を懸けることを決めて、
それと引き換えに恋愛と結婚に蓋をしました。

理由は色々ありますが、
一番は「自分に恋愛に対するキャパシティが
足りない」ことです。

自己肯定感が低く、
承認欲求が強いかつ完璧主義な私は
相手の好みを徹底的に分析して
「相手が喜ぶ完璧な彼女」を
生きようとしてしまいます。
大切な家族や友だちにも
「みゆがみゆじゃない」と言われるほどです。
ただただ相手に喜んでほしくて
自分がどんなに辛くても苦しくても
一言も言わずにどんな感情にも蓋をして
本当の自分を隠して生活をします。
そのうち少しずつそんな自分にも疲れてきて、
日々の蓄積からほんの些細なことにも
怒りを爆発させてしまいます。

そんな風にメンタルから崩れていって
体にも現れてきて、
持病の偏頭痛や肋間神経痛を引き起こす機会も
激増して、まともにデートもできません。
せっかくデートの約束をしても、
「体調崩したらどうしよう」の不安が強すぎて
前夜からほぼ確実に体調を崩します。
当時付き合っていた彼氏に
「何でいつも具合悪いんだ」と言われて
大喧嘩になったことは今でも忘れません。
夜の営みにも強い恐怖感が残っています。
素敵だなと思う人ができても、
大丈夫かも…?と思うことすらできません。

ラジオ第一優先で
動いている人間なので、
何よりもラジオが世界一大切で大好きです。

きっと数ヶ月前に決まっていたデートと
ずっと目標にしていた大きな仕事が前日に
同じ日に決まったら
私は即決で仕事をとります。

そんな私を彼女として許してくれる人なんて
おそらくいないと思います。

それならいっそ、
この先一生誰とも付き合わないし、
誰とも結婚しないことを決めてしまおう。
と思いました。

キャパシティもそうですが、
客観的に見たときに、
これきっと、
相手にまったくメリットないだろうなあと
思ってしまったのです。

それならば、と思って決めたことですが、
男性のことを異性として
見ることがなくなったので、
誰でも分け隔てなく接することが
できるようになったし、
ラジオと同じくらい大切な家族や友だち、
自分の時間もたくさん取ることが
できています。

何よりも
安心して私が私らしく
生活できるようになったので、
好きな服を着て好きなメイクをして、
好きな髪色をして好きなアクセサリーをつけて毎日楽しく生きています。

いろんな生き方が広まればいいなあと思う夜。

おやすみなさい。

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