「その旅の旅の旅」景をめぐる④ 11/14 北大塚→上池袋→池袋(移動祝祭商店街 まぼろし編)

含まれる景・・・12

17:50
景めぐり再開。大塚北口。これからもっとも人がいってないと思われる自分の景にいく。

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ここのトンネルはすごく良い。こんなかんじだけど山手線と湘南新宿ラインをくぐってる。で、脇の細い道を登る。

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18:01
自分の景6。子安天満宮。個人的には、ここが北大塚の中心地だと思ってる。明らかに丘の上にあるんだけど、全方位が路地なので隠れ家のようになってる。ここは音も面白い。いろいろ聞こえるが何も見えない。

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ほんとに1人も訪ねてないんじゃないか。でも、坂を登ってたどり着く感じは、南大塚とは全然ちがう街で面白いんだよなあ。北大塚の住宅街はところどころすごく変でディープ。

18:26
巣鴨警察署の前の北大塚ラーメン。うまい!!!写真がよくない。わざわざ来たくなるくらい好きなラーメン。モンゴルからきたご夫婦がやってるっぽい。夜しかやってなくて日祝はおやすみ。

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このあたりは道が複雑。地図をつくるときも難儀した。

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イチョウが切り取られた。

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18:35
自分の景7。振り向いて、月だと思ったら街路灯だった。今日も同じメカニズムが働いている。何も変わらない。

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18:50
宮仲通りをずっと進んで、杉山さんの景4。西巣鴨橋通りとの交差点近く。ここらへんに来る人も少ないのでは。

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すぐ近くの西巣鴨公園で、山内さんの景3。面白い。テキストで語られてることば一つ一つが受肉するかんじ。テキストにかかれていた「あいつら」が、建物や木々に囲まれると具体的にイメージができるような気がしてくる。ことば・テキストと、リアルな空間の共犯関係が結ばれる。

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谷端川の上を進む。明治通りを超える。
スマホの充電が切れそうで、近くの公園(北区)に避難。pcから給電する。犬の散歩をしている人が多数。まちなかでQRコードを次々読み取って映像や音声をみてもらうという行為は単純に充電を削るんだな、と気づく。弱ったスマホを使っている人にとってはけっこう厳しいことかもしれない。

19:44
山内さんの景4。存在しないバイクの音、存在しない人の思い出話。

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19:47
すぐ近くに山内さんの景5。作品を成り立たせている語りの技を、次第に感じるようになってきた。

板橋駅方面にいかず、左に折れる。北池袋の駅前まで出て、さらに上池袋の住宅街を進む。ここも地図ではみていたが、こんなに高低差があるまちとは思わなかった。平面では高さ=アイレベルの情報を感じ取れないのが難点。

19:59
佐藤さんの景6。鳩はいない。この句はどう読めばいいか、難しい。
堀之内村を伝える石碑があった。堀之内橋にも同じようなものがあった。
近くでピアノの音がしたのでレコードしようとしたら消えた。立ち去ろうとするとまたはじまった。そういうタイプのピアノの音。

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ランドマーク。上池袋には渋い住宅やアプローチが多い。長崎や池本よりも古い区画が残っているのかも。

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こっちはサンシャインとハレザかな。

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「この道プライベートです」。引っかかるものがあって写真を撮った。

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佐藤さんの景7。急に視界がひらける。情報を浴びる。

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明治通り沿い、前から気になってた場所に初めて入った。子安稲荷神社。敷地が住宅と溶け合ってて面白い。

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自分の景8のすぐ裏手。素敵な長屋建築があった。気づかなかったなぁ。

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自分の景8。今回の旅人としての自分のテーマ的にはコアになった場所がここ。だけどたぶん、全然人が来てないと思う。ぼくの景は辺鄙なところが多くて人が来ない。

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何度見てもとんでもない構造物。

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六又交差点からサンシャイン通りはけっこうアクセスがよい。とくさしさんの景7。すごく論理的な音だなと感じる。

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池袋駅を越える。人がたくさんいる。

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とくさしさんの景8。芸劇。

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OIOIの横に停めておいた自転車を回収して、自分の景4に立ち寄って帰宅。


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北大塚・上池袋は散歩ルートとしてはディープで楽しいのだけど、多分、一般向けではない。道の読み解きが必要だし、途中に休めるスポットがないので、徒歩旅行の覚悟が必要。
長崎・椎名町ルートだとあいだに椎名町があって、何か食べたり飲んだりできるのだけど、北大塚・上池袋ではそれが難しい。トレイルの旅を楽しめるような誘導がいる。もちろん探ればいろんなスポットが出てくると思うのだけど。
それぞれの街の楽しみ方をこちらで提供するばかりではなく、楽しみ方自体が集まってくるような仕組みがやっぱり望ましい。2019にあいトリに行った時は先に回った人のレビューがかなり参考になった。ここの喫茶店がいいとか、ここは営業時間が短いので注意とか。そういうものが蓄積する仕組みがあると、旅がずっと楽しくなるはず。

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