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ABEJA・岡田CEOから社員にいま伝えたいこと【#オープン社内報】

4月10日、ABEJAの岡田陽介代表取締役CEOから社員へのメッセージが出ました。社会が大きく変わろうとしているいま、業務に向き合う姿勢を伝えました。

最近、企業のトップの何人かとお話しさせていただく機会が何度かありました。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中ではありますが、どの方もABEJAの取り組みの社会的価値の高さを改めて認めてくださり、何も心配していませんのですすめてください、とおっしゃっていただきました。この危機のさなかにいただいた言葉だけに、本当に勇気づけられました。

大学の講義が急速にオンラインに移行しているように、新型コロナウイルスの流行で「その場に人が必ずいる」のが当たり前だった風景が変わろうとしています。

これまでは現状維持と変化への躊躇で長くデジタル・トランスフォーメーションに踏み込めなかった、もしくはほんの一部の最適化にとどまっていた企業も、これから全体最適に取り組む方向に変わるでしょう。むしろいま変わらなければ、今後厳しい状況になるかもしれません。

環境が大きく変わる中、それにあわせて私たちもどう対応していくか。私たちが目指すべき頂上である「ゆたかな世界を、実装する」は変わらずゆるぎなくあります。ただ、これまでは緩い坂を何年もかけて登っていかなければならなかったのが、いまは断崖絶壁もできた一方で、登り方さえ間違えなければもっと早く頂上を目指せる状況になってきた、と考えています。

この局面で私たちが具体的に取り組むべき方向性について、改めてお伝えしたいと思います。

顧客企業を取り巻く環境が激変し非常に厳しい状況ですが、先日、「ABEJA Insight for Retail」の店舗調査が日経新聞などで報道されたように、データが世の中に与えるインパクトは変わらず大きいと実感しました。ECサイトの存在感が増すなか、アフターコロナでは、店に足を運ぶ価値そのものが問い直されるでしょう。各社、各ブランド、各店舗がお客様に提供すべき価値を再定義しフォーカスできるよう、データの力で支援するのが使命だと思います。

また、個別企業へのAI導入支援については、「アフターコロナ」を見すえ、社会構造がどう変わるかという絵姿とともに、本質をついた提案を顧客に試みてください。この嵐の中で、変化を見据えて動き始めた企業もあります。
私たちはこれまで、AIなどでシステムを自動化・自律化し、一部の判断や制御はあえて人間が関与する human in the loop(人間とAIが補いあうAI×HIの概念など含む)を活用し変革を提案してきました。企業のバリューチェーンがデジタル世界に移ることで、さらに価値を高めていく。私たちが目指すこうした世界の実現を、後押ししてくれていると思います。

その意味で、「ABEJA Platform」は欠かせない存在になると確信しています。テクノロジーの力で産業構造を変革する、という私たちの存在理由を体現しましょう。アフターコロナの世界で、AIプラットフォームへの評価が改めて高まることを見すえ、企業のAI活用のパイプラインにしっかり貢献をしてください。

繰り返しますが、目指すべき頂上は変わらずゆるぎなくあります。我々が目指してきた世界を実現させるために粛々と取り組んできたことを、改めて信じることが大事だと思います。



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