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職人あるあるのお仕事。

昨日は酒田でのお仕事
金融機関経由の仕事なんですが、ちょっとイレギュラーで担当替えとなり途中から僕へバトンタッチされた面白い案件でした。年度末なので昨日で総仕上げ。

老舗飲食店あるあるなんですが、宴会メインだった時代からシフトチェンジできずにフリー客を取りこぼしている、という事で再構築をしていました。
こういうお店って今の居酒屋使い
(少量多種)
に対応できていないのと、元々料理メインだった店特有の
(一皿で満足させちゃう)
って構成になってて単価上がりづらいし、今のお客様にとって使いづらい仕組みになってる事多いんですよね。
こちらもまさにそんな感じ。

あとは色んな要望にお答えするべくメニューを無闇に増やしすぎちゃって、何がウリの店なのかも伝わりづらくなっていたので
まずはコンセプトを整えて、メニューを絞りました。
絞ったメニューそれぞれブラッシュアップも忘れずに。

で、ここまでは良くネットでも出てくる改善手法なんですが
実は宴会メインでやってる店ってキッチンの動線もそこに向いてるからフリー客対応しづらくなってるんですよ。
なのでそこも含めて構築していくって感じです
良くあるのがオーダー伝票が整理しにくい構造だったりね。
ここらへんも調整しないとキッチンパンクしちゃうんです。

今回は駆け足支援だったので力技でドーーンと進めつつ
(なぜこのメニューが必要なのか)
(なぜこのキャプションが必要なのか)
(なぜこのカテゴリにドリンクを増やしたのか)
という事も伝えていかないと、支援終了後に途方に暮れちゃうので
いわゆる(飲食店経営脳)も一緒に育てていく、そんなやり方。

そのおかげかどうか、メニューリメイクの草案もなかなか素敵な仕上がりになっていて
配置、キャプション、カテゴリ分け
皆さん頑張ってくれて良い感じに仕上がってきました。
居酒屋業態だとカテゴリ毎に注文される傾向強いんで、これだけでも客単価上がるのは目に見える感じ。

また職人上がりあるあるで、すごく料理に拘っているのに
それを全然伝えきれていなかったので、そこもしっかりアピールする内容になってます。
せっかくやってる事をスルーされるのってすごくもったいない。

大体居酒屋業態って一皿に対してお客様の集中力がフレンチや和食と違って低いんで意識して一皿づつ食べていくって事しないんですよね。
食べれば分かる、みたいなのがなかなか通用しにくい。
なのでちゃんとメニューに語らせるのがとっても大切。

そんなこんなで駆け足でしたが、素晴らしい皆さんで必死についてきてくれてこっちが感謝するくらい。
これで効果が出るところまでたどり着いたから、前任者も満足してくれるんじゃないかなと。
本日は山形市内で開業案件の総仕上げをしてきまっす。

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