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beatmania IIDX 大会 第9回 べあー杯 振り返り & 収支公開


1. はじめに

2024年4月6日、神奈川レジャーランド厚木店にて第9回レジャーランドべあー杯が開催されました。

第9回 べあー杯開催から時間がかなり経過しましたが、区切りとして記事を書くことにしました。

この記事では「第9回 べあー杯開催まで何をしたのか」「第9回 べあー杯 収支公開」等について書いていきたいと思います。

試合に対する感想はいくらでも書けてしまうのと、書くとしたら全選手に触れるべきだと思うので、この記事では試合に対する感想はありません。

大会を開催するまでにやってきたことがメインになるので、自分語りや記録的な内容が多めになっていますが、ご了承ください。


■第9回べあー杯 アーカイブ


■第9回べあー杯 大会詳細


2. 第9回 べあー杯のコンセプト


べあー杯は「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所を用意したい」「参加者・視聴者が楽しめる大会を継続的に開催することで、beatmania IIDXの盛り上げに繋げたい」「事情によりプロ選手になれない方が楽しめる大会にしたい」ことを目的に開催しています。

第9回べあー杯については、『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON4-』に向けて、プロ選手を目指している方々に実力をアピールできる場所にすることをメインに考えて開催を行いました。

そのため、第9回 べあー杯では前回大会から以下の通り変更を行いました。

1:多くの方が参加できるようにするため、第6回べあー杯ぶりに1チーム4人構成の計24名とした。

2:新規選手が狭き門である『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON4-』のプロ選手を目指す上で、『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON3-』のプロ選手に勝てる実力を大会の場で示すことが重要であると考えているため、べあーから声をかけたプロ選手をチームリーダーとした。

3:第9回べあー杯ではアマチュア選手がプロ選手との試合を増やすこと、プロ選手の活躍だけで勝敗が決まらないようにするために、解説陣と相談してコストや獲得ポイント等のルール変更を実施。

プロ選手はFinal matchに出れないルールに変更
獲得ポイントを調整
4人の選手が2回ずつ出場できるように試合回数を8回に変更


3. 第9回 べあー杯でやったこと


個人的な想いとして、回を重ねる毎に何かしら進化(新たな試み)をした方が面白いと思っており、以下が第9回 べあー杯でやりたいと思っていたことです。

最終的に関係者のご協力のおかげで、やりたいと思っていたことはほとんど実現することができました。改めて関係者の皆様、ありがとうございました!

<第9回 べあー杯でやりたかったこと>
・第8回 べあー杯でやったことは基本的にやる(テーマソング作成、DJを呼ぶ , OPENING 動画作成、 ENDING動画作成、ネームプレート作成、アクリルブロック作成、イラストとデザイン新規作成・選手を撮影する専属カメラマンを用意・休憩時間のDJタイム)


以降は第9回 べあー杯で新しく実施した試みとなります。

・決勝戦にバックDJを用意する
ずっと前から密かにやりたいと思っていたのですが、決勝戦の開始時間が当日の状況によって変わってしまう可能性があること、拘束時間が長くなってしまうこと、現地と配信の音量周りの難易度が上がることからこれまで見送ってきました。

今回、決勝戦の直前の休憩時間にKent AlexanderさんにDJとして出演して頂きましたが、決勝戦のバックDJの出演についても快諾頂けたためチャレンジすることができました。

アンケートでも好意的な意見が多かったので、やって良かったと思っています。


・大会中に撮影した写真を会場来場者と支援者に配布

第8回べあー杯から専属のカメラマンとして坂本さんと大佐さんに運営スタッフに加入頂いて、出場選手に撮影した写真を共有していました。良い写真ばかりで、より多くの人に見て貰いたいと思ってので、第9回べあー杯からは会場来場者と支援者に配布する形に変更しました。今後もこの形にしていきたいと思っています。


3.1 GUEST DJ、テーマソングの話


第9回 べあー杯のメインビジュアルは、第7回べあー杯のタイミングで実施した「べあーちゃんイラストコンテスト」で最優秀賞を獲得したつぐみそスープさんのイラストを使用しました。

つぐみそスープさんのイラスト。可愛い


最優秀賞の特典に希望のDJを呼ぶ権利があり、つぐみそスープさんの希望を聞いてt+pazoliteさんにOPENING DJとして出演を依頼しました。

また、イラストコンテストを開催した時点で、サプライズとして最優秀賞を獲得した人が希望したDJの方にイラストにあったテーマソングを制作して貰うつもりでした。

そのため、べあーから楽曲の雰囲気の要望を伝えて、t+pazoliteさんにテーマソング「Kajiva」を制作して頂けました。

t+pazoliteさんらしさ全開の和風の楽曲になっているので、ぜひ聞いてください!

<YouTube>



<各種音楽販売サイト>


GUEST DJについては、OPENING DJにt+pazoliteさん、準決勝前の練習時間にPINKPONGさん、決勝前の練習時間にKent Alexanderさんに出演して頂きました!

今回のDJタイムは3名に出演頂くことと、色々な世代の方が楽しめる形にしたいと初期段階で考えていて、t+pazoliteさん以外の2人は誰にお願いするか悩んでいました。そんな中、とあるプロ選手にDJの繋がりを多くKent Alexanderさんを紹介して頂けることになりました。

Kent AlexanderさんのDJを初めて見たのが約10年前で一方的に知っていたのですが、それから10年経過してこういう形で繋がりができて凄い嬉しかったのを覚えています。

Kent Alexanderさんと色々と話をして、最終的にPINKPONGさんの出演と、SLAKEさんに支援のお礼としてDJ MIXを制作して頂けることになりました。

SLAKEさんにMIXを制作して貰えたの未だに信じられない


当日は、t+pazoliteさん、PINKPONGさん、Kent AlexanderさんそれぞれのDJのスタイルが出ていて面白かったし、選曲が良すぎて非常に盛り上がるLIVEになったと思っています。アーカイブも残っているので是非見てもらえたら嬉しいです。



3.2 イラストポスターの話


前述の通り、メインビジュアルは第7回べあー杯のタイミングで実施した「べあーちゃんイラストコンテスト」で最優秀賞を獲得したつぐみそスープさんのイラストを使用しました。

これまでべあー杯のメインイラストを描いて貰ったSYU Xさんにも、つぐみそスープさんのデザインを元にべあーちゃんを描いて貰い、ヒトマスモドルさんにデザイン面で引き続きご協力頂きました!

「べあー杯のクオリティーに直結するもので、無くてはならないもの」だと思っていて、今回も最高のポスターになったと思っています。


3.3 ネームプレート周りの話


第8回べあー杯に引き続き、みほこさんとおこめさんに選手のネームプレートを制作頂きました。第9回べあー杯はドラフト会議で出場選手が決まることもあり、ドラフト会議から大会まで約3週間と製作期間が非常に短く、人数も多くとても大変の中、対応頂きました。

完成したネームプレートは以下の通りです!


チーム毎に特徴がそれぞれ違っていて、めちゃくちゃいい。
画面が華やかで最高✨


3.4 OP動画・ED動画の話


第9回 べあー杯についても第8回と同じくOP動画は黄色いいたちさん、ED動画は かるびちゃんに担当頂きました。

動画を制作している目的としては「参加選手にとって良い大会だったと思って貰いたい」というのが第一で、動画を見返した時に嬉しいんじゃないかなぁと思っています。

<OPENING動画>

<ENIDING動画>

大会当日にカメラマンの坂本さん、大佐さん、かるびちゃんの3人で撮影した良い写真が盛り沢山。

OP、ED動画のクオリティーには自身も毎回驚きつつ、楽しみの一つになっていますし、月日が経って改めて動画を見ると大会のことを思い出してエモい気持ちになります。


4. 第9回 べあー杯 前日、当日について


この記事では、べあー杯の前日・当日の運営周りの内容を書いていきます。

べあー担当内容は以下の通りです。

<大会前日>
・会場設営
・配信レイアウト作成
・通しのリハーサルを実施し、全体の動きをチェック

<大会中>
・司会進行
・想定外のトラブル発生時の対応、判断
・タイムスケジュール管理
(イベントの進行状態を見て、休憩時間などの時間を調整)

<大会後>
・撤収作業

上記以外の内容については運営スタッフに任せており、配信画面には写っていませんが運営スタッフは大会中はずっと慌ただしく動いています。運営スタッフがいるおかげで大会ができているので心の底から感謝するばかりです。

べあー杯の開催前日まで「多くの方々からの支援や、観客にお越し頂いていることもあり、楽しんで貰える大会にできるのか?」と毎回プレッシャーに感じているのですが、参加選手や観客席にお越し頂いた方々にとって楽しんで貰える大会になったと思っています。


5. 第9回 べあー杯支援のお礼&収支報告


第9回 べあー杯は以下を目的に支援を募集しました。
・「べあー杯の運営資金を集めたい」
・「遠方参加者への交通費補助をしたい」(第5回 べあー杯からは交通費補助専用の支援プランを用意)

最終的に26名様 総額 ¥206,630円
のご支援を頂き、運営資金、参加選手への交通費補助に回すことができました。

個人主催の大会で、20万円もの支援が集まるのは本当に凄いことだと思っていますし、ご支援・応援にお応えできるよう、大会運営を精一杯 頑張りました。

改めて、第9回 べあー杯に支援を頂いた方々に感謝申し上げます!!
支援者様については、エンディング動画に掲載しています。


次に第9回 べあー杯の収支について書いていきます。


<収支結果>
-147,988円


■収入

総額 ¥537,472円(支援金 206,630円+参加費 86,000円 + 観客席 220,000円 + 前回の余剰金 24,842円 )


◎支援金:206,630円

<内訳>
支援A(2000円コース):2,000円(1名)
支援B(5000円コース):63,130円(12名)
支援C(10,000円コース):20,000円(2名)
支援D(15,000円コース):85,000円(5名)
支援E(2,000円コース):36,500円(6名)
計206,630円


◎参加費:86,000円 (4,000円×18名+ネームプレート代 14,000円)

◎観客席:220,000円 (5,000円×44名:220,000円)

◎前回の余剰金 24,842円


■支出

総額 ¥685,460円

◎諸経費(楽曲製作費用、DJ出演料、解説出演料、運営スタッフへのお礼、支援のお礼、動画、ネームプレート、デザイン、イラスト、布ポスター、アクリルブロック等の制作費、ネックストラップ等の備品など):643,930円

◎筐体使用料:25,000円

◎BOOTH販売手数料:16,530円

◎参加選手・解説者等への交通費補助(支援E):3,000円

第4回 べあー杯からは、支援者の方に交通費補助先を聞いて補助を実施しています。第9回べあー杯についても、支援F購入者様から交通費補助先を聞き、対象の出場選手や解説陣への交通費補助をしました。「運営費用に回して欲しい」と言ってくださった分については、運営費用に回しています。


第9回 べあー杯は最終的に-147,988円の赤字となりました。

赤字について色々な意見があるかもしれませんが、10万円近くの赤字になるのは今回で3回目ですし、第9回べあー杯の開催を決めた時点で10万程度の赤字になることは見込んだ上で開催しており、今回の赤字についてはあまり問題視していません。

自分としては想いがあって大会を主催しているので、べあー杯の需要がある限りは今後も自身のやりたい形でべあー杯を開催していきたいと思っています。

また、べあー杯が今の形で成り立っているのは会場に来てくれる観客の方々や支援者の方々のおかげなので、これらの方々に向けて会場限定の取組みを更に強化できたらなーと考えています。

6. 最後に

この記事では、第9回 べあー杯の振り返り、収支報告を書きました!

大会を開催するのは多くの方々のご協力が必要であったり費用もかかるのですが、自分自身がべあー杯を楽しくやれていることも大きいですが、参加者の喜んでいる姿や、会場にお越し頂いた方々や、配信の視聴者に楽しんで貰えていることが大きいです。

べあー杯は参加者・運営スタッフは勿論ですが、支援者様や活動を応援している方々のおかげで成立しています。繰り返しになりますが、第9回 べあー杯に出場頂いた選手の方々、支援を頂いた方々・会場にお越し頂いた方々、運営スタッフのみんなに感謝申し上げます!

また、次は第10回と節目の大会となることもあり面白い大会になるように準備を進めているので告知を楽しみにお待ち頂ければと思います。

最後になりますが、べあー杯を開催できているのは「beatmania IIDXを盛り上げたい」という私の想いに賛同頂き、会場をお貸し頂いているレジャーランドさんのおかげでもあります。

個人的な気持ちになりますが、最寄りのレジャーランドさんの店舗をご利用頂けたら嬉しく思います。

また、べあー杯に関する意見や感想などがあれば、以下にお願いします。


改めて、最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました!!



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