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『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-』 レギュラーステージ 第9試合 SILKHAT VS レジャーランド戦について


1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-』teamレジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

今シーズンも、レジャーランド各試合の戦略や舞台裏についてnoteを公開していきます。

今回の記事では、8/21(水)に配信された「第9試合 SILKHAT VS レジャーランド戦」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。


2. 対戦テーマの印象

「第9試合 SILHAT VS レジャーランド戦」のテーマは以下の通りです。

■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]

<対戦テーマの第一印象>
3試合とも尖ったジャンルで最悪すぎる。

2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]は精度系の楽曲が多く、確実に勝利できる曲を作りにくい。また、昨シーズンの初戦SILKHATの大将戦で [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]で負けたことで厳しいシーズンになったことがよぎり、SILKHATと[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]でまた試合するのは嫌だなと思っていました。

2.1 オーダーについて~ドラフト会議(全試合テーマ発表)後のタイミング~


ドラフト会議の直後に「レギュラーステージの全ステージの組み合わせとテーマ」は抽選で決定しています。

レジャーランドの全試合のテーマの印象については、レギュラーステージが終わったタイミングで全体戦略の記事を公開したいと考えています。

テーマ発表直後のタイミングで、全6試合にどの選手を出すか検討しました。

ルールの振り返りですが、『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-』において、レギュラーステージは全選手がコスト160(チーム保有コスト640)を有しており4回以上出場が必要となります。

1試合コストを90使用し、全6試合行うので、消費するコストは540となります。コストに余裕が割とあるため、テーマや3〜4順目の選手の得意なレベル帯の傾向にもよりますが、1~2巡目指名選手のコストを全て使い切るチームが多いと考えていました。

また、今シーズンから各試合の獲得ポイントが変更となり1st matchや2nd matchで全タテすると試合に勝利することが可能となり、Final match以外の重要性がより上がりました。

コストの余裕があること、上記のルール変更により1st matchや2nd matchで全タテでの勝利狙いであったり、1st matchや2nd matchのどこかで1勝して全タテを防ぎつつFinal matchを2タテして勝利を狙うなど、戦略の幅がかなり広がっています。

『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-』のレギュラーステージは全6試合あり、6月・7月・8月それぞれ2試合ずつ実施していきます。

6試合中3勝すればセミファイナル進出は狙える位置なので、抑えるべき試合は確実に勝利して勝ち点を積み上げていくことが重要だと考えていました。重要視していた試合についてはレギュラーステージ終了後の全体戦略の記事で記載するつもりです。

3勝を狙えば良いと書きましたが『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4-』はレギュラーステージで7チーム中3チームが脱落する厳しいルールのため、6月収録の2試合で最低でも1勝しないとマークが厳しくなる(2勝すればマークが緩くなる)と考えていました。

そのため、レジャーランドとしては6月についてはAPINA VRAMeSとROUND1戦で2連勝するためのオーダーとしました。

また、6月のオーダーを決めるうえで、7月・8月の試合についても対戦相手をある程度予想しつつ、テーマとコストの兼ね合いも見て一度全6試合の出場選手を決めていました。

初期のSILKHATのオーダー予想と、レジャーランドの選出について書いていきます。

【SILKHAT の選出予想について】
SILKHAT VS レジャーランド戦のテーマは以下の通りです。
■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]

ドラフト会議直後の作戦会議時点でのSILKHATの選出予想は以下の通りでした。

<案1(本命)>
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;VELVET 選手
昨シーズンレジャーランド相手に [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]で出場しており、1-PIN選手相手に1勝したVELVET選手が出場する可能性が高い。

■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;KIDO. 選手
SILKHAT選手の中でVELVET選手が1番得意なテーマであるが、Final matchに出場することを考えると、他に出場する選手はKIDO.選手しかない。

■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; LICHT選手、SEIRYU選手
Final matchと1st matchに出場しない LICHT選手、SEIRYU選手のどちらかの可能性が高いが、コストの兼ね合い次第なのでこの時点では判断できませんでした。

<案2>
■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;VELVET選手
SILKHAT選手の中でVELVET選手が1番得意なテーマであるため

■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;SEIRYU選手
VELVET選手以外で、このジャンルを担えるのはSEIRYU選手のため。

■2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; LICHT選手、KIDO.選手
Final matchと1st matchに出場しない2人選手。[テーマ: TREND LEVEL10]はどちらが出てもおかしくない。

SEIRYU選手は他試合のFinal matchに重点的に出すことを優先し、この時点ではレジャーランドのFinal matchに出場する可能性は低いと思っていました。


【レジャーランドの選出について】
レジャーランドの選出は上記のSILKHATのオーダー案1を前提に考え、以下の通りとなっていました。

また、DON*選手については別の試合でコストを使いたいため、SILKHAT戦には出さない予定でした。

■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;DINASO選手
[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]の楽曲がレジャーランド選手で1番上手なのがDINASO選手のため

■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;NUCHIO選手
初戦のAPINA VRAMeS戦で2nd match[テーマ: SCRATCH LEVEL10]に出場しており練習効率がよく、自選曲は勝利でき、2タテの可能性もあると考えて選出。

■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; G*選手
G*選手は 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]よりも 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]の方が向いているテーマで、2タテも狙えると考えて選出

上記のオーダーでレジャーランドの勝ち筋としては以下の通りでした。

プラン1:1st match 1勝+2nd match 2タテ+Final match 1勝

プラン2:1st match 2タテ+2nd match 1勝+Final match 1勝

プラン3:1st match 1勝+2nd match 1勝+Final match 2タテ

プラン4:1st match~2nd matchのどこかで1勝+2nd match 2タテ 


2.2 オーダーについて~6月の試合終了後(全チーム2試合実施後)のタイミング~


6月の試合(第8試合)を終えて、レジャーランドとSILKHATの残りコストは以下の通りです。

<レジャーランド>
DON*選手:残り80 (残り2回以上出場が必要)
DINASO選手:残り130 (残り3回以上出場が必要)
G*選手:残り160 (残り3回以上出場が必要)
NUCHIO選手:残り110 (残り2回以上出場が必要)

<SILKHAT>
SEIRYU選手:残り130 (残り3回以上出場が必要)
VELVET選手:残り120 (残り2回以上出場が必要)
LICHT選手:残り80 (残り2回以上出場が必要)
KIDO.選手:残り130 (残り3回以上出場が必要)

SEIRYU選手の残りコストから、1st match 1回(20)+2nd match 1回(30)+Final match 2回(80) に出場する可能性が高く、他の試合とテーマの兼ね合いからレジャーランド戦は 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]に出場すると予想していました。

KIDO.選手については残り3回出場が必要で、SEIRYU選手が1st match 1回出場する以外の試合で1st matchに出場する可能性が高く、レジャーランド戦は 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]に出場すると予想していました。

上記を纏めるとオーダーは下記で考えていました。

案1-1
■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;KIDO. 選手
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10];SEIRYU選手
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;VELVET 選手

元々 本命で考えていた案1の2nd matchの選手が明確になったオーダーです。そのため、レジャーランドのオーダーは下記のオーダーのままでいく予定でした。

■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;NUCHIO選手
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; G*選手
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;DINASO選手

ここから約2週間が経過して、SILKHAT選手のスコアを改めて収集・整理するとあることに気が付きます。

「SEIRYU選手が[テーマ: SOF-LAN LEVEL11] 、VELVET選手が[テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]、LICHT選手が [テーマ: TREND LEVEL10]を伸ばしている」

ここでSILKHATの置かれている状況を、SILKHATの目線で考えることにしました。

SILKHATは2試合を終えて0勝2敗の状態で、4敗するとレギュラーステージ敗退が確定するはず。
➡SILKHATの対戦相手はレジャーランドとROUND1で、ROUND1のFinal matchはU*TAKA選手が出場する可能性が高い。
➡SILKHATとしてはROUND1戦より前のレジャーランドで1勝に絶対しておきたい
➡SEIRYU選手をレジャーランドのFinal match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]に出場させて勝利を狙ってくる。また、Final matchにストラテジーカードも投げてでも勝ちを狙ってくるかもしれない

スコアの伸ばし具合と、SILKHATの状況から、オーダーは以下の可能性が高いと判断しました。

案3
■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;VELVET 選手
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10];LICHT選手
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;SEIRYU 選手

上記のオーダーでSILKHATが来た場合、レジャーランドの元々のオーダーでは勝利が厳しいと判断しました。

理由としては、1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]のVELVET選手が非常に強く自選曲で勝利するのも難しいことに加え、2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]は精度系の楽曲が多く当日のコンディションによって2タテする場合もあればされる可能性もある、 Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]はSEIRYU選手が上手で2タテは厳しいためです。

元々のオーダー
■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;NUCHIO選手
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; G*選手
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;DINASO選手

そのため、レジャーランドが勝利する確率を最大限にするには1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] VELVET選手に2タテをすることが重要だと考えました。

1st matchで2タテできた場合、「2nd match 2タテで勝利」または「2nd matchとFinal matchで自選曲を勝てればよい」ことになります。

レジャーランド6月収録終了(2試合終了)の時点で1勝1引き分けで、3勝1引き分けの勝ち点10以上あればレギュラーステージ突破はほぼ確実なので、7月収録のSILKHAT戦かGAMEPANIC戦のどちらかで最低1勝して2勝1引き分け(勝ち点7)以上にしたいと考えていました。

GAME PANIC戦はSILKHAT戦よりもテーマが更に厳しいことから、GAMEPANIC戦とSILKHAT戦に同じくらい力を入れるよりは、SILKHAT戦に注力した方がいいと考え、試合まであまり時間がない状況でしたが、1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]にDON*選手を入れることに決めました。

■ 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] ;DON*選手
■ 2nd match [テーマ: TREND LEVEL10]; G*選手
■ Final match [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ;DINASO選手

この布陣がレジャーランドとしては1番強いので、SILKHATが案1-1、案3のどちらできても対応できると考えていました。

また、レジャーランドが 1st match [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10] にDON*選手を出すことをSILKHATに気が付かれないようにするために(SILKHATにはNUCHIO選手が出ると思わせて案1に誘導させたい)、オーダー提出期限がすぎるまでDON*選手には [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]を全くプレイしないようにさせていました。

以下の通りオーダーが発表され、SILKHATは案3のオーダーだったので、DON*選手を1st matchに出場させて本当に良かったと思いました。

レジャーランドの勝ち筋としては以下の通りでした。

プラン1(本命1):1st match 2タテ+2nd match 2タテ

プラン2(本命2):1st match 2タテ+2nd match 1勝+Final match 1勝

プラン3:1st match 1勝+2nd match 2タテ+Final match 1勝

プラン4:1st match~2nd matchのどこかで1勝+2nd match 2タテ

また、ストラテジーカードについてですが、レジャーランドは1st match or 2nd matchに1回使用できますが、テーマと相手から使うメリットが無く、他の試合で使いたかったのでどんな楽曲がきても使用するつもりはありませんでした。

SILKHAT側のストラテジーカードですが、1st match or Final matchに1回使用できる状況です。SILKHATは2敗しており、何が何でも1勝が欲しいはずなのでFinal matchで使用してくる可能性が40%くらいあると考えていました。

そのため、レジャーランドとしてはFinal matchに行く前に「1st match 2タテ+2nd match 2タテ」で勝利できるのが理想的だと思っていました。

3. 1st match VELVET vs. DON* [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]


<試合結果>
DON*選手が2タテしました。

#自選曲、他選曲予想など


<DON*選手 自選曲について>

DON*選手の第一候補は全国TOPのスコアが出ている「Tripping Jumping」でしたが、G*選手が2nd matchで使用したいということで変更しました。

そのため、全国TOPのスコアが出ており、課題曲の中で自信のある楽曲「Feedback」となりました。

DON*選手の自選曲は鉄壁なので、この楽曲であれば高確率で勝利できると思っていました。

試合前日の練習で2007(自己ベスト+5 , MAX-13,全国スコア)を出すDON*選手
試合直前の練習でも1993と非常に高いスコアを出すDON*選手


<VELVET選手 選曲予想について>
VELVET選手はSCRATCHが非常に上手な選手で、課題曲の中で圧倒的なスコア1842(MAX-24)が出ている「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」が本命でした。

ほぼ間違いなく「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」だと思っていましたが、この楽曲は過去にVELVET選手が2回選曲していること、昨シーズンVELVET選手の選曲が読み切れなかったこともあり、別の楽曲も選ばれる可能性があると思い、自己ベストが高かった「Midnight Drive」を警戒していました。

VELVET選手が「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」で過去に出したスコアがどちらも1830付近の超高水準のスコア(過去に複数回選曲されていますが、1820点を超えてたスコアが出てるのはVELVET選手のみ)で、1830点以上出さないと勝利できない超ハイレベルな試合になると考えていました。

VELVET選手のスコアは1830
VELVET選手のスコアは1827
試合前日の練習で1844(自己ベスト+4 , MAX-22,全国TOP-8)を出すDON*選手

DON*選手が試合直前練習でも「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」をプレイしており、そこで1850(自己ベスト+6,MAX-16,全国TOP-2)のスコアを出していたので、とても心強かったです。

会場で自己ベストを出すDON*選手。なんで??

# VELVET選手 自選曲 「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」


3回目の選曲

<楽曲について>

<試合結果について>
VELVET vs. DON*1833 - 1842 ☆

DON*選手、VELVET選手共にR-RANDOMでプレイしています。

R-RANDOMの配置はSCRATCH側み鍵盤が多く、あまり当たりの配置ではなかったのですが、中盤までDON*選手が完璧なプレイで4個しかミスをしておらず19点リードすることができました。

中盤以降BSSや、BSS地帯が終わった後の24分SCRATCH地帯が難しいため、19点リードでも安心できないのですが、24分SCRATCH地帯を抜けて10点以上リードしていたので、これならいけると思っていました。

最終的に1842という非常に高いスコアをたたき出し、9点差でDON*選手が勝利となりました。

VELVET選手のスコア1833ほとんどのプロ選手であれば勝利できる非常に高いスコアが出ており、DON*選手でなければ間違いなく勝利できなかったと思います。

過去に「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」は何回か選曲されていますが、今回の試合のスコアが過去No.1とNo.2のスコアと非常にレベルの高い試合でした。

レジャーランドがこの試合で勝利するには1st matchで2タテできることが非常に重要になってくるので、強豪のVELVET選手の自選曲に勝利できてレジャーランド一同喜んでいました。

<1st match 関連ポスト>


# DON*選手 自選曲 「Feedback」

<楽曲について>

<試合結果について>
VELVET vs. DON*
1968 - 1985 ☆

Feedbackは不規則なリズムのSCRATCHや鍵盤のリズムがズレているノーツが降ってくる箇所もあり、スコアが出すのが難しい楽曲となります。

DON*選手、VELVET選手共にRANDOMでプレイしており、RANDOMの譜面配置が難しい形となっていました。

RANDOMの配置が悪いと難しくなるため固定オプションでプレイする人が多いのですが、DON*選手がRANDOMを選んだ理由については振り返り配信で「固定オプションだとスコアが安定して2000点出せないが、RANDOMだと安定して2000点以上出せていたため」と語っています。

DON*選手が前半で15点近くリードし、それ以降の点差が付きやすい部分で両者とも上手で点差が変わらず、VELVET選手も仕上がっていたので終盤までどうなるか分からない試合でしたが、最終的にDON*選手が17点差で勝利することができました。

過去に「Feedback」も選曲されていますが、こちらについても今回の試合のスコアが過去No.1とNo.2のスコアと非常にレベルの高い試合でした。

1nd matchを終えてレジャーランドがリードしている状況となり、レジャーランドの勝ち筋としては1st matchで2タテ以上が必須だと考えていたので、1つ壁を乗り越えてレジャーランドに勢いがついていました。

<1st match 関連ポスト>


4. 2nd match LICHT vs. G* [テーマ: TREND LEVEL10]


<試合結果>
両者自選曲で勝利し、引き分けとなりました。

#自選曲、他選曲予想など

<G*選手 自選曲について>
TREND LEVEL10は前述の通り精度系の楽曲が多く、特徴が大きく差が付きやすい楽曲は「PARANOiA survivor MAX」「Tripping Jumping」「Bitter & Lucky」等になります。

G*選手が課題曲の中で「Tripping Jumping」が固定オプションで2290点以上を安定して出せて自信があるため、自選曲となりました。

<LICHT選手 選曲予想について>
LICHT選手の自己ベストと得意な譜面から「電子になりたい(MAX-9)」「デビルじゃないもん(MAX-6)」の2択だと予想していました。

予想していた楽曲だったため、ストラテジータイム中に動揺することはありませんでした。

試合前日の練習で電子になりたいを練習するG*選手


<ストラテジータイムについて>

ストラテジータイム中にいつもと違うことがあります。
G*選手が過去シーズン含めてもこの試合が過去1番緊張していたのでした。

ここまで緊張しているG*選手を見るのは初めてで、この試合のプレッシャーを肌で感じていました。

緊張を少しでもほぐせるようにポジティブな内容をできる限り声がけてしていました。



# LICHT選手 自選曲 「電子になりたい」


<楽曲について>


<試合結果について>

LICHT vs. G*
☆ 2020 - 2000

G*選手、LICHT選手は共にR-RANDOMでプレイしています。
この試合のR-RANDOMの譜面配置ですが、左手に鍵盤が寄っており、MSS絡みについてはMSS側に鍵盤が寄っており、あまりよい配置ではありませんでした。

そんな譜面の中、LICHT選手が常にリードしている展開で、最終的にLICHT選手が自己ベスト-5(MAX-14)の非常に高いスコアを出し、敗北となりました。

また、G*選手がfast 25 , slow 7とfastにかなり寄っており、自選曲の「Tripping Jumping」はSCRATCHが多くfastが出やすい曲なので、心配していました。

そのため、U76NER監督が1曲終わった時点でG*選手の元に駆け付けて声をかけに行きました。

判定にあっていなかったことから、イヤホンを外して、鍵盤の音を意識した方がいいとアドバイスするU76NER監督。Tripping Jumpingはイヤホンを外してプレイしていました。
プレッシャーから緊張している様子のG*選手


他選曲に負けたことで、1st matchと2nd matchを2タテして勝利するプランは無くなりましたが、自選曲を勝利することが非常に重要なのでG*選手を信じて試合を見守ることにしました。


<2nd match 関連ポスト>


# G*選手 自選曲 「Tripping Jumping」


<楽曲について>

<試合結果について>
LICHT vs. G*
2260 - 2278 ☆

G*選手は固定オプション、LICHT選手はR-RANDOMでプレイしています。

前半を終えて両者点差がつかない状況でしたが、祈るような気持ちで試合を見守っており、SCRATCH地帯で徐々にG*選手が差をつけ、中盤のCHARGE NOTESが絡む地帯に入る時点で5点リードしている状況となりました。

G*選手が振り返り配信で「試合前日の夜に終盤手前のBSSからのSCRATCH地帯をミスったらマズイと気になり、眠れなかった」と語っています。

その点差がつきやすい地帯ですが、ミスなくプレイし8点リードしました。

BSSを抜けたSCRATCH地帯を完璧にプレイするG*選手

最後までどうなるか分からない試合展開でしたが、終盤でG*選手が10点以上リードした所でこれならイケる!と思い、最終的にG*選手が18点差で勝利となりました!!

この日あまり判定をつかめておらず、とてつもないプレッシャーを感じている中、自選曲を勝利したG*選手のプレイにレジャーランド一同沸き、G*選手の所にみんなで自然と向かっていました。

2nd matchを終えてレジャーランドがリードしている状況となり、良い状態でDINASO選手にバトンを渡すことができました。

<2nd match 関連ポスト>



5. Final match SEIRYU vs. DINASO [テーマ: SOF-LAN LEVEL11]



<試合結果>
両者 他選曲を勝利し、引き分けとなりました。

#自選曲、他選曲予想など

<DINASO選手 自選曲について>
DINASO選手が全国TOPのスコアを保持しており、安定して高水準のスコアが出せる「D」となりました。

今作全国TOPの2603(MAX-23)


<SEIRYU選手 選曲予想について>

SEIRYU選手は課題曲全てを高水準のスコアで埋めていましたが、固定オプションで全国TOPのスコアを保持している「SABER WING」で間違いないと考えていました。

試合前日に自己ベストを更に更新するSEIRYU選手

DINASO選手は自己ベストを2848まで詰めており、本番前の直前練習では「SABER WING」をプレイしており2836のスコアが出ていました。

<ストラテジータイムについて>
ストラテジータイムで「SABER WING」が出た時は予想していた楽曲で、やっぱりそれだよねーって思っていました。

レジャーランドは1曲勝利できればチームとして勝利できる状況ですが、相手がSEIRYU選手ということでDINASO選手はかなり緊張していました。

緊張を少しでもほぐせるようにポジティブな内容をできる限り声がけてしていました。(2回目)

<ストラテジーカードについて>
SILKHAT側のストラテジーカードですが、1st match or Final matchに1回使用できる状況です。前述の通り、試合前の時点でSILKHATは2敗しており、何が何でも1勝が欲しいはずなのでFinal matchで使用してくる可能性が40%くらいあると考えていました。

# SEIRYU選手 自選曲 「SABER WING」

<楽曲について>

<試合結果について>
SEIRYU vs. DINASO
☆ 2833 - 2819

SEIRYU選手は正規譜面、DINASO選手はMIRROR譜面でプレイしています。

オプションについてはDINASO選手が振り返り配信で「RANDOMにするか迷っていたが、SEIRYU選手が正規譜面なので、RANDOMで大外れを引くよりかはMIRROR譜面の方が良いと考えた。また、固定オプションの場合、減速直後の配置が分かっていて押せるのがメリット」と語っています。

SABER WINGは中盤に速度が代わる楽曲で、中盤の速度変化が入る時点でSEIRYU選手が15点リードしている状況でしたが、中盤の低速地帯についてDINASO選手が完璧なプレイで3点差まで詰め、このまま逆転するように
みんなで応援していました。

ラスト数小節まで数点差の状態でしたが、SEIRYU選手がラストでリードを広げ、最終的にSEIRYU選手が14点差で勝利となりました。

自選曲を勝利できればチームの勝利となるため、気持ちを切り替えて自選曲を大事にしていこうと声を出していました。

DINASO選手ならやってくれると信じて試合を見守ることにしました。

<Final match 関連ポスト>


# DINASO選手 自選曲 「D」


森一丁さんの溜めの長さにストラテジーカードかもしれないと思うDINASO選手


<楽曲について>

<試合結果について>
SEIRYU vs. DINASO
2571 - 2589 ☆

DINASO選手、SEIRYU選手ともに正規譜面でプレイしています。

Dの1番難しい箇所は前半のBPMが徐々に早くなっていく箇所ですが、そこでDINASO選手が完璧なプレイで9点リードし、レジャーランド側はかなり盛り上がっていました。

加速後の2重トリル地帯が難しくて心配していたのですが、そこも完璧なプレイで18点近くリードしており、このままだったら勝利できると思っていました。

その後のDINASO選手が少しミスが出て10点差まで縮まった時はヒヤッとしましたが、終盤のCN地帯で13点のリードをキープしていたので、後は大きな事故がなければ勝利できるはずなのでDINASO選手をひたすら応援していました。

最終的にDINASO選手が17点差で勝利となり、チームレジャーランドの勝利が確定したため、楽曲が終わった瞬間にDINASO選手の元にみんなで駆けつけて、みんなで感情を爆発させていました。

紳士の力

みんなが駆け付けた後にDINASO選手が雄叫びを上げ、ここまで感情を爆発させて喜ぶDINASO選手を見たのは初めてだったので、配信で改めて見てエモくなると共に、チームを勝利に導いたDINASO選手がめちゃくちゃカッコよかったなと思いました。

<Final match 関連ポスト>


6.最終試合結果

レジャーランドは11-7で勝利となりました。
DON*選手が2タテ+G*選手とDINASO選手が自選曲を勝利するという皆で掴んだ勝利で、貴重な2勝目をすることができました。

試合まであまりない期間でオーダーを急遽 変えてSILKHAT戦に注力し、その結果勝利に結びついて本当に良かったです。

この試合で勝利すればレジャーランドの順位がかなり良い位置にくることができ、負けると混戦になることが分かっていたため、プレッシャーのある中、全選手ポイントを獲得して素晴らしかったと思います。

3勝1引き分けの勝ち点10以上あればレギュラーステージ突破は確定で、あと残り3試合で1勝することが重要だと感じていました。

翌日のGAMEPANIC戦はSILKHAT戦以上に厳しい戦いになることは分かっており、レジャーランドは順位が高く、残り3試合あるのでGAMEPANIC戦は気負いすぎないように望むことにし、この日を終えました。


7. チームの振り返り配信や、記事等

第9試合 SILKHAT戦について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が試合時に感じたことを話していますので、良かったらご覧ください


レジャーランド公式のYoutubeアカウントのチャンネル登録をすると配信開始の通知もいくので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします!!


8. 最後に


最後まで読んで頂きありがとうございました!

レジャーランドの試合について今後もこういった記事を書いていきたいと思っています。

レジャーランドの4試合目はGAMEPANICさんとの試合で、9/4(水)にYouTubeで放送されます。

レジャーランドは第10試合を終えた時点で3位となっています。試合は3試合残っているので、チームレジャーランドのことを引き続き応援して頂けたら嬉しいです。

あとは告知類です!

【告知1】
レジャーランドのオリジナル缶バッチが発売となりました。『東京レジャーランド秋葉原1号店』3Fガチャガチャコーナーにて入手可能です!

【告知2】
レジャーランドのマスコットキャラクター遊星くんがプライズになって登場しました!


みんな緊張してて珍しくネタがなかった回


9. オフショット写真


ここでは、試合前に撮影したオフショット写真をのせていきます。


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