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俳書メモ

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#俳句の射程

『俳句の射程』は、詩の有無のヒントを得られる

俳句2年生になった。 組長(夏井いつき先生)が秀句を評価するときに、わかったようでわからない言葉がある。それは、 「そこに詩があるのです」 だ。僕にとって、これが難しい。 思えば自分は、詩への苦手意識がある。学生時代、国語は得意教科だったけど、詩は駄目だった。中原中也の『汚れつちまつた悲しみに』は好きだったけど、テストはいつも自信がなかった。例え正解できても、たまたまでしかなかった。 そして今再び、詩の壁にぶつかっている。 俳句の詩性について言語化できないまま一年