数値制御フライス盤作業2級合格に向けて

今年の8月に後期技能検定試験がある。そのため、それに向けて勉強しなければいけないのだが、まず2月14日におこなわれる模擬試験に合格しなければ話にならない。学校のペーパー試験と違って技能検定は実技と学科両方とも行われるため、実際に機械を動かして段取り作業を覚えなければならないのだ。今日は、僕がどういった計画でテストに臨もうか軽く書いていこうと思う。
実技試験では、NCフライス盤という機械を使って定められた形の製品を削って行くわけだが、1台数千万円するので絶対にミスは許されない。車はAT車の場合、起動ボタンを押して、トランスミッションを解除して、レバーハンドルを下げて前進する仕組みになっている。要するにどれか一つ操作手順を間違えたり、省いたりしても安全が確保される人間工学に基づいた設計がなされているのだ。しかし、工作機械の類はこういった設計が一切といっていいほどなされていない。ボタン1つ押し間違えば、余裕で主軸は吹っ飛ぶし、場合によっては掴んでいるワークが一瞬で使い物にならなくなることだってあるのだ。学科試験は最悪自分が精神的苦痛を味わうだけで済むのだが、実技試験は機械が故障することによる修理費用に何百万とかかることになるし周りにも多大な迷惑をかけることになる。なのでこれは僕個人の意見だが、技能検定、とりわけ機械加工系の試験はまず実技試験の段取り作業を完璧にこなせるようになることが重要だと思う。なぜなら、先ほども言ったようにミスした時の被害が甚大だし実際に機械を動かさなければ覚えられないため、いつでも自分が好きなときに練習できるとは限らないからだ。学科試験やプログラムを覚える作業は最悪、試験の直前に覚えることも可能だ。
幸いなことに今まで4回実技試験の練習を受けてきて機械をぶつけたことは1度もないが、2月14日の模擬試験に向けて、このGコードを打った時主軸はどういう動きをするのか、あと何mm追い込めば寸法通りに仕上がるのか即時に判断できるようにならなければならない。勉強は続く。


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