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成長が終わったら

推しが41歳になる頃に、私は20歳になる。
小さい頃から、どうしても埋められないこの年齢差を嘆き、歳を重ねるに連れてその事実に恐怖を覚えた。今年、『いつまでも若いね』と散々言われてきた推しはいつの間にかおじさんと呼ばれるようになり、小学生の頃から身長が高かった私はその背丈に追いつくみたいに大人になった。華やかなケーキに数字のろうそくを立てることもなくなって、目を背けたつもりなのに、そうやって年齢を痛感する。

変わらないでいてね。なんてよく言うけど、なんて無責任なんだろうと思う。変わらないためには努力し続けなければいけないから、無責任だ。と思う。変わりゆくあなたのことも愛すから、だから私のことも愛してね。

大森靖子の■ックミー、■ックミーって曲に 若さ以外の光で突き刺して って歌詞があるけど、あなたにとって、私にとっての若さ以外の光って何だと思う。

何だろうね。

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