見出し画像

火葬の日

9月10日12時に336グラム26センチで生まれたわたしの娘

7日には心臓が止まってしまっていた娘

11日は1日一緒に過ごして

12日の朝5時半頃ふとゆづきに呼ばれた気がして目が覚めました

目が覚めてすぐゆづきの保冷剤を替えて

ふと外を見ると朝日が登ろうとしていました

ああ…そっかゆづきはまだお日様を見たことがなかったな…と思いきっとお空に登る前に陽の光に当たりたかったんだなぁと思い

ゆづきと日の出を待ちました。

待っている間ずっとゆづきに

暑いねぇ大丈夫?おうちはどう?過ごしやすかった?お散歩一緒に行きたかったねごめんね。パパはまだ寝てるよー笑など話しかけて最後の時間を過ごし6時過ぎ

ついに陽の光が届きました

太陽の光に照らされたゆづきは本当に可愛くて

ああこの子は天使になるんだなとあたらめて思いました

晴れて良かった。前日の雷雨はなんだったのかと思うほど晴天で暑い日になりました


その後旦那も目を覚まし

ゆづきのガーゼを綺麗なものへと交換したり朝ごはんを食べたりしていると

わたしの両親が到着

わたしの親も抱っこしたり可愛いなぁ(*´ω`*)

足ちっちゃいなぁ(*´ω`*) 

とデレデレ顔でした笑


ゆづきは本当に周りの人を笑顔にできるすごい子でした


そして10時。ついに火葬の時間がやってきました

火葬場へ向かう車の中で私はすでに喉が渇き目が潤んで仕方なかったです

火葬場へつき旦那が手続きをしているとき猫がいるのが見え

ゆづー猫ちゃんいるよー(*´ω`*)と話かけながら

保冷剤をとり看護師さんが入れてくれた折り紙などをきれいに並べ

私の母乳を染み込ませたガーゼを枕に

旦那の匂いをつけた新生児服をかけ布団にしました


そしてついにお別れの時がきました

棺は病院が用意してくださった桐箱をそのまま使いました

骨を拾いやすいよう折り紙とガーゼと服以外は入れませんでした。 

火葬炉へ入って行くゆづきを見送る時私は旦那の手を握り立っているのがやっとでした

火葬炉の鍵を渡され握りしめながら1時間ほどかかるということで

火葬場のロビーに戻り椅子に座りました。涙が我慢できずに溢れ出てきて私はただ泣きながら骨が残ることをひたすら祈るしかできませんでした

その間子宮がずっとチクチクと痛かったのを覚えています

少し落ち着いてきて親や旦那とさっきの猫はきっとネコバスだね。ゆづきを連れて行ってくれるんだねなどと話をしていると名前を呼ばれました

少しでも骨が残っていれば1本でも拾えればと思っていたのですが良い意味で裏切られました

元から小さかったゆづきはさらに小さな姿になっていました。ですが

大腿骨だけでなく骨盤やあばら骨腕の骨など驚くほど多くの骨が残っていました

ゆづきは最後の最後まで本当に親孝行な娘でした

分骨用の小さな可愛いマカロンのような骨壷を用意していたので入りきるかな?!とドキドキするほどでした笑笑

骨壷を私が受けとり火葬はすべて終わりました

火葬代ですが市営の火葬場でしたので3000円ほどでした。


終わってしまったんだ。という思いとこれだけ晴れていれば迷うことなくお空へ上がれただろうという安心感がありました


画像1

家に帰り簡易ですがゆづきの居場所を作りました

おむつケーキはゆづきのために作ったのでこのまま飾ろうと思っています

仏壇などは用意する予定はありませんが

メモリアルベアーnenneを注文したので届くまでとりあえずで届いたらしっかり場所を作ってあげようと考えています

こうして私の娘ゆづきは天使になりました。

嫌でも私達夫婦は子どもがいない生活に戻っていかなければならなくなりました。



今回はここまでです

ゆづきのお写真の記事を購入してくださった方がまた増えていました本当にありがとうございます

本当に本当にありがとうございます



死産を経験した方の少しでも支えになりますように。 23週で死産を経験した私の経験談を書いています