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どんぶらマスター、黒介人とは何者だったのか

※この記事にはドンブラザーズおよびVシネクストドンブラゼンカイのネタバレが多分に含まれます。


ドンブラゼンカイでわかったことはゼンカイジャーの介人とは別人であるということ、トゥルーヒーローであるということだけでした。結局なんやねん、って話ですが、現時点での私の考えを少し書きたいと思います。

ドンブラザーズ本編で語られた、役目を終えたヒーローのその後。記憶を失くして普通の人間として生きる『もと』ヒーローのイメージ、メンバーカラーを失くした姿にマスターを重ねた方も多いんじゃないでしょうか。
最終回後のタロウの姿として初回から目の前に提示されていた答え、それがどんぶらマスターなんだと思います。
井上敏樹はゼンカイジャーを観ずに脚本を書いたといいます。介人を出すのになんでだよ、と私も最初は思いましたが、「五色田介人」ではなくあくまで「かつてヒーローだった存在」という概念なのであれば何もおかしいことではありません。彼がゼンカイザーであったことは、いわばたまたまそうであっただけなんではないでしょうか。
かつてヒーローだった存在なら、それこそアカレンジャー/誠直也氏でもよかったわけです。しかし実際問題一年を通して出演してもらうのはいろいろと難しい話でしょうし、メインターゲットである子供には「このおじさん誰だろう」となってしまいます。
その点去年まで生身でテレビに映りづけていた前戦隊ヒーローなら、物語的にもメタ的にも「かつてのヒーロー」と一眼でわかる訳です。


ゼンカイジャー世界の神とかペンギン獣人とか明確に説明できるものではない、だから「トゥルーヒーロー」「フォーエバーヒーロー」としか言えないんではないでしょうか…………と。

あくまで一個人の思ったことであり、なんの根拠も確証もない話ですけどもカシワモチ。

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