見出し画像

私が菊池風磨を好きな理由

前回のnoteでは、阿部くんを好きな理由について述べたので、今度はもう一人の担当、菊池風磨くんを好きな理由を述べていきましょう。

Sexy Zoneのデビューは2011年。私が大学2年生の時でした。
元々、中高生はYa-ya-yahの八乙女光担だったので、Hey!Say!JUMPのバックにいつもついていたB.I.Shadowの4人はライブに行くたびに見ていました。
特にスクール革命でジャニーズ入りした髙地くんは、最初こそ何故この子なんだろうと思っていたけど、一生懸命に頑張っている姿を見て、なんとなくお気に入りでした。
正直、最初はふまけんはそこまで好きじゃありませんでした(笑)目立ちたがりすぎてw

そんなB.I.ですが、中山優馬くんとユニット(?)を組んだりと、Ya-ya-yah亡き後の大活躍Jrグループでした。次第に風磨に目がいくようになり、少しずつB.I.の4人が大好きになっていっていました。

そんな中でのSexy Zoneとしてのデビュー。
当時の勝利、松島、マリウスはほぼ無名のちびっこジュニア…
対してふまけんはジュニアを先導する人気ツートップジュニア…

Ya-ya-yahのトラウマが蘇りました。Hey!Say!JUMPのデビューも心から祝うことが出来なかった。結局、太陽と翔央は退所した。
Sexy Zoneのデビューもまた、B.I.の自然消滅(?)を意味するわけで、心から祝うことができなかった。北斗と髙地が心配でした。今考えると、SixTONESとしてデビューしてくれてよかった。腐らず、諦めず、ジャニーズJr.としてい続けてくれてよかった。

デビュー時の風磨の態度(?)は、気持ちはすごく分かるけど、感じのいいものではありませんでした。色んな想いを抱え、私はSexy Zoneのデビューライブもイベントも、どこも行きませんでした。
その後繰り返す、格差、暗黒期3人体制… どんな時もニコニコ頑張る聡マリを見ていると胸が苦しくなり、自分がしんどくなってきてしまいました。
大学生の自分は、勉強でそこそこ忙しかったのもあり、現場にも行かなくなりこの頃には疲れ切ってほぼオタ卒。CDとグッズ買うくらいだったかな。。。(あまり記憶にない)

転機は山P主演の「アルジャーノンに花束を」

このもっさり、まんまる風磨の演技を見て、かつてのジャニオタ熱が再熱しました。(なぜ…)風磨担の友人たちには声を揃えて「ありえなーい!」と言われました。笑
マウスに接する風磨が優しくてすごくかっこよかったんですよ。
自分でもよく分からないけど、この演技をキッカケにもう一度風磨を見るようになり、かつて見ていた反抗期菊池風磨ではなく運命に抗い、自分で切り拓いていく強い意志を持つ男に成長しており、一気に沼に落ちました。


正直、風磨くんはタイプではありません。かっこいいともあまり思いません。(顔がタイプなのは阿部亮平や京本大我です!)しかし、風磨くんには命と人生を救われました。とても特別な想いがあります。


私は2017年、今まで生きて来た中で1番大切だった人を突然亡くしました。

昔の自分は本当に日常の幸せが当たり前でした。"将来はこの人と結婚したいし人生最期まで一緒にいたい"と思っていたのにも関わらず、素直ではなれなくて愛情表現はほとんどしていませんでした。いわゆるツンデレってやつ(?)いやそんな可愛いもんじゃないか。



同年2017年、私は風磨くんのソロコンサート「SUMMER PARADISE 風 is I?」に行きました。
テーマは【後悔】

12歳の夏に死んでしまった風磨少年が、10年後22歳の夏に1日だけ生き返り、SixTONESのみんなとやり残したことを全力で楽しむ…というストーリー

かつて同じグループだった北斗と髙地、プライベートでも仲良い同期の樹、慎太郎、京本、ジェシー…そんなSixTONESとワイワイと楽しそうな演出…
SixTONESといる風磨はSexy Zoneでいる風磨より自然体で、エモーショナルな空間でした。

しかし、"SixTONESに入りたい!"と駄々をこねていたあの頃の風磨はもういませんでした。Sexy Zoneは暗黒期を乗り越え5人に戻り、5周年を迎え、ふまけん雪解けもあり…
Sexy Zoneの菊池風磨として、生きていこうという覚悟が見えたライブでした。スノストのオタクをしている私からすると、風磨くんはすぐにデビューもして、とても恵まれた環境にいるように見えるけど。本人は、その環境で、本当にたくさんの苦悩を抱えてきたんだなと。サマパラで見た風磨くんは清々しい表情でした。

そんな中、私の心に響いたのは風磨くんのメッセージ


「Dream as if you’ll live forever. Live as if you'll die today」
“永遠に生きるつもりで夢を抱け
今日死ぬつもりで生きろ”


風磨くんの好きな言葉。
アメリカの俳優ジェームズディーンの名言です。

ジェームズディーンは、24歳という若さで、人気絶頂に登りつめるまさにその直前、自動車事故で急逝しました。わずか3本の主演作を残しただけですが、伝説のスター。今もなお、その名前は世界中の映画ファンに知れ渡っています。
しかし風磨くん、その若さでジェームズディーンを知っていて、更にそのジェームズディーンのその重い言葉を大切にしてるってすごい。

グッズのボディシールにもこの言葉がプリントされていて、名言って著作権必要じゃないのかな?とか余計なことばかり考えた(笑)
今でも、雑誌とかで好きな言葉はこの名言だって言ってるし、余程風磨くんにとって大切な言葉なんだな〜と思いました。


"いろんな後悔を抱えて生きている人、たくさんいると思うけど、今日死ぬかもしれないと思って今を全力で生きろ"

というメッセージをライブの中伝えてくれた風磨くん。
この言葉は当時の私にずっしりと重く響きました。

そして私はこの言葉で人生観が変わりました。
クヨクヨしてても悲しんでもどんなに後悔したって、過去は変えられないしどうしようもないことだらけ。
それなら、悲しみも全て受け入れ、自分が今日死ぬつもりで今を全力で前向きに楽しく生きて死んでいこう。と。そう思えるようになりました。


私の彼はジェームズディーンと同じ年齢で亡くなりました。彼は短い生涯だったけど、私にたくさん大切なものをくれました。少しずつその事実を受け入れ、私は彼との思い出は大切に心の中に閉まって、彼との日々は忘れずとも、前を向いて生きていく。
そして彼のやりたかったことを私が代わりに叶えてやろう!と、風磨くんの言葉を心に刻み、決意しました。

私は、引きこもって泣くのを辞め、彼が生前行きたがっていたアフリカやアジアの国へ勇気を出して行きました。
彼の尊敬する人に会いにアフリカの大草原に行って、彼の思いを伝えに行きました。そこで学んだのは環境問題、社会問題、貧富の差、地球温暖化…そして野生動物の保全。本当に色んなことを学び、自分が生きている間に少しでも地球に貢献したいと思い、今生きています。
自ら動くようになったら、どんどん交友関係も広がっていったし、人生が大きく変わりました。


ライブの中で風磨くんは最後はけるときに
「後悔すんなよ!」とマイクを通さず肉声で叫んで去っていきました。
その背中は力強く、勇気をもらえました。今でもあの姿が脳裏に焼き付いていて忘れられません。

私が今生きているのは風磨くんのお陰です。


私はもう既に取り返しのつかないほど大きな後悔をしました。
生きているうちに話したかったこと伝えたかったこと、たくさんたくさんあります。
でももうそれは叶いません。

自分も死んで全てなかったことにしたい、彼の元へいきたいと何度も思ったけど、風磨くんのお陰で私は思いとどまりました。

もうこれからは、後悔しない生き方をして笑って死んでいきたい。
そう思うようになりました。自分に素直に。人に迷惑をかけてはいけないけど、自分の後悔もしないように。

これが、私が菊池風磨を好きな理由です。私は風磨くんを人として尊敬しています。前を向かせてくれてありがとう。

最近バラエティで身体張って許せない!とかやってるけど、そんな風磨くんに本気で救われた人生もあるんですよ(o´ω`o)と本人様に伝えたいです。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?