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iPhoneのバッテリー交換をきっかけに、依存しすぎは良くないと思った

はじめに

先日はアップルストアのトイレの素晴らしさにすっかりやられていましたが、アップルストアで何をしてきたかを書いていないことを思い出しました。
みなさまも気にされておられるとおりAppleのバッテリー交換等の修理価格が上がることが発表されて、久しぶりにAppleStoreへ行って容量78%まで落ちていたiPhone Xのバッテリー交換をしてきました。

事前準備にバックアップではなく別の端末に移行した

最近のiPhoneは2台並べてデータ移行する方法はとても便利ですね。
もちろんバックアップは大事です。それでも並べて移行させてしまうことで殆どのアプリの移行を簡単かつスムーズにそして確実に行ってくれます。

LINEの移行はまだ手間が掛かりますね。
Apple IDのパスワードやパスコードも絶対に必要です。
2台のiPhoneを並べて移行出来れば楽なのです。

2台の同容量のiPhoneが手元にあったので、いったん使っていない方へ全てを移行してみます。

すると、これまで自分がどれだけiPhoneに依存しているのかが見て取れました。
まずその容量。256GBの容量の200GB以上をすでに利用しており、主に写真が大量に保存されていて身動きが取れない状態です。バックアップをとることも整理することも相当な苦労を感じるので今回はそのまま移行させてしまいました。実のところは多数の無駄なデータが目白押しなのです。移行時間も当初「あと4時間」と出てきて焦りました。実際はもう少し早く終わった気がしましたが、それでも数時間を費やしました。

データ移行が終わってここからが長い戦いです

IDとパスワードがちゃんと移行出来ているのは言わばどうでもいいアプリのデータばかりで、LINEの移行も新旧iPhoneが並んで両方生きていないとまず移行は難しい。銀行系アプリは特にセキュリティが厳しい上、パスワードを紙にしか残していないのに普段はFaceIDでインプットしていないものだからパスワードを書いた紙を含めてもう泣きたい事態になってきます。

さらに、交通系ICカードをウォレットに再登録するにあたり、すでに昔のICカードはどこかへやってしまいとうとう242円分の残高の移行は諦めざるを得ない事態に・・・。

さらに複数のメールアドレスはApple純正メールアプリではなくてサービス提供元のGメールなどのアプリを使っていたところ、アカウント情報は全てやり直しな上、2段階認証もあってこれまた時間が掛かりました。

アプリの数も膨大で全てのアプリのチェックはとうに諦めました。この際だからアプリの断捨離もしてしまえば良かったものの、ポイント系アプリもだいたいアカウント情報が消えているので自動で引き継ぎされていないというか最後にログインしたのはいつだったのだろうか?

アプリのログインチェックにまる1日を費やしました。それでもチェックをしてないアプリもあります。いいんですきっと。

なぜここまでしてデータを移行しておいたかと言うと、前回バッテリー交換でAppleStoreに行った時には同時にLightningケーブル端子の緩さがありこの解消のために端末交換になった経験をした際、バックアップが不十分かつAppleIDのパスワード自体メモし忘れ、しかも旧端末は回収されたために全ての設定とアプリをリセットかかり。
特に、iTunesのバックアップ時のパスワードが結局分からずに発狂しそうだった経験をしていたので、iTunesバックアップよりも横に端末を置いて全ての環境を移した後に最悪端末が交換で回収されても良いように万全の準備をしていったのです。

いざ! アップルストアへ

ここまで読まれてカンの鋭い人はすでにオチを読まれていると思います。
そうなんです。こうやって対応を万全にして行った時に鍵って端末は交換されずにバッテリー交換だけがされて戻ってくるのです。

すべては無駄に。LINEの端末移動しちゃったのは特に面倒臭いですね。

それでも、前回のようにパスワードが分からずに慌てるなんてことは無くて、犠牲にしたつもりの242円の交通系ICカードの残高も端末が生きているので無駄にならずにすみました。

結論から言えば、AppleCare +に加入しているので、78%であれば価格が上がっていたとしても価格はかからずにバッテリー交換してもらえた訳ではあります。それでもアップルの場合、通常の使用で起きた訳ではないと判断される他の修理が発生する場合には価格がかかるわけで、早めに行っていて良かったのだと感じます。

アップルは自由の象徴だったのだが

一番最初にiPhoneを使った時にはLINEもまだ普通に移行出来た気がして、複雑なアプリも重要なデータもそうは入れてなくてiTunesからミュージックデータの移行をする程度でも良かった記憶があります。

そこからおそらく10年程で過剰と言える程にiPhoneに依存している事実に気付けた訳で、これを機会にそうじゃない方の体制も失わないようにしようと思う今日この頃です。

安心安全を求めるあまりに自分で稲作を始めるところまでいけるだけの情熱がある訳ではありませんが、iPhoneに過剰に頼りすぎていた自分から離脱することを意識するだけでも良いように思います。

当時自由の象徴のように伝導されていたアップル社。確かにMacintosh(Plus)は自由の象徴に感じていました。そのアップル社が1984年のスーパーボウルのCMで仮想的に扱っていた管理社会にアップル社自体がなってしまっている現代にとても複雑な気持ちを抱くこと自体がナンセンスに感じられるほどこの世の中は窮屈になっているのですね。


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