文字通り「身体の相性が良い」人
世の中には文字通り自分との身体の相性が良いという人がいる。
その類の人たちと出会える確率はかなり低い。
今の所、20人に1人しか会ったことはない。
そもそもの経験人数が20人だから、これからも空振りする可能性はあるし、
逆にすぐまた出会える可能性も無きにしもあらずだが、
とりあえず今の所の「身体の相性が良い」人は5%しかいないということになる。
その唯一の「身体の相性が良い」男とは、どのようにして身体の相性が良いのかというと、その人に挿入されると必ず潮を吹いてしまうということだ。
たまに他の人でも潮を吹くことはあるものの、この人に関しては100発100中である。
しかも、刺激されると結構すぐに気持ち良くなって吹いてしまうため、1回射精するまでに4-5回吹いてしまうことがほとんどなのだ。
一番吹きやすいのは正常位だが、場合によっては後ろから突かれたまま吹いてしまうことも少なくない。
潮吹きを繰り返すと量が増えるらしいが、
現に毎回毎回吹かされるから、どんどん量が多くなっている。
やめたくても恥ずかしくても挿入されると100%吹いてしまうのだから仕方ない。
これに関して、彼のアレが大きいのかというと、別にそんなこともない。
そこまで小さくはないがそこまで大きくもない、どっちかというと固くて太いといった感じだ。
微妙な長さと、挿入する角度のせいで、これがどうもGスポットにクリティカルヒットするらしく、100%の確率で潮を吹いてしまう。
これは完全に身体の相性が良い証拠だ。
自分にとって完璧な長さというのは存在する。
すなわちいくら長さを誇りにしていても、必ずしも女側にとっては気持ちいいとは限らないのだ。
長くて立派なものを持っている人は3人ほど見た。
が、どうやら長ければ長いといいというものでもないらしい。
彼らとしてみたところ問題なのは、挿入されるときに結構痛みと衝撃があるということだ。
長い人の利点は、どんな体位をしても抜けない、といったことくらいであろうか。
だから意外と、アレがそんなに長くなくても問題はないし、
むしろ個人的にはぴったりの長さとか、硬さとか持久力の方を重視する。
「身体の相性が良い」とはすなわち互いにとって唯一無二の存在なのだ。
そしてそんな相手を探すには数を打たなければならない。
皮肉にもセックスをしなければ身体の相性はわからないのだ。
だから私はきっと常に最高を探しているのだと思う。
自分にとってぴったりの一本を。
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