ハウス•オブ•ザ•ドラゴン EP9 行間メモ
[6:06]タイランド「我々の長年の計画を王が支持なさるのか」→オットー「そうだ 相変わらずなすべきことは多い 今もデイモンに忠実な守門長2人を代える ラニスター公」→タイランド「安全のため金は分割保管します 同盟家リヴァーランもハイガーデンに…」→アリセント「私の息子を王に据えようと密かに企てていたの?」
•以前からエイゴンを王にする計画があり、オットーはそれをアリセントに伝えていなかった。アリセントはオットーにさほど信頼されていなかった?
•ラニスター家とハイタワー家に加え、リヴァーランのタリー家も同盟に加わっているよう。ハレンの巨城のラリスもアリセント寄りの立場で、これも合わせるとウェスタロス中部はほぼ「翠装派」になる?
[8:53]タイランド「嵐の果て城が問題です ボロス公の忠誠心が不明ですが4人の娘に求婚すれば…」
•次の回でこの案が採用されている
[10:01]アリセント「黙らないと“壁”送りよ!」→タイランド「では王妃様のご提案は?手際が肝要だ」→(アリセント、答えられない)→オットー「ウェスタリング総帥 部下とドラゴンストーンに赴き 迅速にやれ」
•オットーにヴィセーリスの「エイゴンを王に」という遺言を話すとどうなるか、アリセントはもう少し考えておくべきだったと思う
•レイニラを心配するなら、この会議までに何か手を考えておきたかった
•レイニラを信じる(女王になってもエイゴンやエイモンドを攻撃しないことを信じる)なら、遺言を握りつぶしてもよかった。前話の子供たちの様子だとそれでも対立は避けられなさそうだが
•この状況になってしまうと、「エイゴンは王にする、でもレイニラは殺さない」というのはないものねだりに見える
[24:13]オットー「近頃王妃といることが多いな」→
ラリス「結果的に“手"様にも有益な時間となります」
•ラリスはかなり以前から王妃に助言していたはず。最近さらに一緒にいることが多くなったか、もしくは一緒にいることを隠さなくなった?
•ラリスはオットーの味方ではあるが、独自のやり方で貢献すると宣言している?
[25:23]ヴィセーリスの遺体の側で涙を流すアリセント
•父の命令に従って結婚し、意見が対立する場面も多かったが、アリセントはヴィセーリスに愛情を持っていた。
[26:31]アリセント「私たちを支持して」→レイニス→「厚かましさに感服するわ」→アリセント「レイニラを支持してヴェラリオン家はどうなった? あなたの娘はペントスで寂しく死に息子は不貞を働かれた レイニラの子らは落とし子よ」
•レイニスを味方につけるため、レイニラを悪く言うアリセント。レイニラが心配ではあるが、これまでの全てを許したわけではない?
[27:26]アリセント「私は夫を愛していたけど真実を言うとあなたが戴冠すべきだった」→レイニス「実に意外な言葉ね」→アリセント「資質の上でもあなたが適任 夫は狩りや歴史を好む田舎の領主がお似合いだった でも王となった」
•レイニスが言う通り意外な言葉。レイニスを味方につけるためお世辞を言っている、という側面はあるかも知れないが、まったくの嘘ではなさそう。長年連れ添っただけに、ヴィセーリスには不満もあるということか。
[28:06]アリセント「勝算があればレイニラは攻めてくる でもメレイズなしなら交渉に応じるかも ドリフトマークは好きにして 孫たちに継がせればいい」→レイニス「思ったより利口ね アリセント•ハイタワー」→アリセント「真の王妃は民に犠牲を払わせない」
•レイニスを味方につけ、レイニラと争うことなく降伏させようとしている。
•民に犠牲を払わせず争いを避けるという考え方は、次回のレイニラと一致している。
[28:57]レイニス「自分が玉座につくのを夢見たことはないの?」
•謎の煽り。レイニスとは違いターガリエン家の血すら入っていないアリセントにこの煽りをする意味が分からない。アリセントを暴走させて自滅させようとしている?しかしアリセントにはスルーされている。
[29:56]オットー「そなたがかの謎多き“白蛆”か それとも単に名を語る者か」→ミサリア「王の崩御に際しお悔やみを」
•15年ほど前、レイニラとデイモンが娼館にいた密告を受けた際にはすでに白蛆を信頼していたオットー。それなのに「謎多き白蛆」と言っている。策謀に長けたオットーが、ボスが誰でどんな組織なのか分からないまま白蛆を信頼しているのが少し不可解。
•信頼できないとしても情報通であることは確かなので、利用せざるを得なくなっているのかもしれない
•ミサリアとしても情報を持っていることが強みで、だからこそまず最初に「王が死んだことを知っている」というアピールをしている
[30:46]ミサリア「蚤の溜まり場の子らは決闘を強いられてます それを終わらせるのです 金マントは賄賂をもらい見て見ぬフリを この残虐行為は長年王家によって見逃されてきたのです」
•善意で子供たちの決闘をやめさせようとしている。この世界で情報屋をしている人物にしては甘い考えのように思えるので、何か他に意図があるのかもしれない。
[32:36]アリック「おじい様が町の外でお待ちです」→逃げ出すエイゴン、取り押さえるアリック→アリック「皆が必死で求める権利です」→エリックは黙って見ている
•エリックはエイゴンを直に見て、王になるべき人間ではないと判断した?
[35:21]オットー「お前と私は長年信頼し合い 今 我が家の幸福を共に望んでる 考え方は違っても心は一つだ」→アリセント「一つじゃないわ やっと分かった 私は父上が動かす盤上の駒」→オットー「だとしたら私のお陰で王妃になれたな なりたくなかったか?」→アリセント「分からない 父上が望むことを望んできたから そのツケを今 父上は喜んで払ってる」
•オットーがアリセントに対する接し方は一貫していて、娘としての愛情も持っているし、駒として利用もしていたように見える。
•アリセントがもう少し感情や正義感を抑えることができ、策謀に長けている人物だったら、オットーと本当に信頼し合うことができたのかもしれない。例えばタイランドと進めていた「エイゴンを王にする計画」に参加させていた可能性はあると思う。
•だが今アリセントはレイニラへの情が捨てきれず、感情的に動いてしまっている。こういう行動をするから、オットーとしてはアリセントを信頼しきれず、駒として動かすしかなかったのだろう。
[36:12]アリセント「殺しを厭うのは弱さじゃないわ」
•アリセントがずっと持ち続けている考え方の軸には「正義感」がある
[36:43]アリセント「夫なら情けをかけるわ」→オットー「“夫なら”? “幼なじみの自分なら”では?」
•これまでもアリセントは(人間なので当然だが)感情を理由に動いていて、それを王や正義感のせいにしている側面がある。半ば対立している今、オットーは隠すことなくそれを指摘する。
[39:21]アリセント「蜘蛛が私の監視を?」
[40:04]ラリス「父君の切り札を奪う方法は一つ 蜘蛛の頭を排除するのです」
•白蛆も情報通でラリスも情報通。以前からこの2組が対立していた可能性も考えられるが、どちらかというとラリスも白蛆の一員で、この機会にミサリアを潰して乗っ取ろうとしている、という可能性のほうがしっくり来る。
•アリセントが監視されていて、その情報がオットーに伝わっているとしたら、ラリスと頻繁に会っていたことがオットーに伝わっているはず。しかし、24分13秒あたりではオットーがラリスに「近頃王妃といることが多いな」と言っていて、そこまでラリスとアリセントの関係を把握できていないように見える。これまでは白蛆に属していたラリスが、アリセントと密会していた情報をオットーに伝わらないよう握りつぶしていたと考えると一応説明がつく。
[46:00]アリセント「おじい様はレイニラの処刑をほのめかす その提案は却下して 残虐になってはダメ 彼女はあなたの姉よ」→エイゴン「俺を愛してる?」→アリセント「バカな子ね」
•アリセントは6話でエイゴンに「レイニラが戴冠すればあなたは命を奪われる」と言い、レイニラへの憎しみを煽っている。今回は真逆の発言。
•もしレイニラを殺してほしくなければ、「レイニラは私の友達だから殺さないで」と頼むのが筋。「残虐になってはダメ」という「エイゴンのため」の体をとった頼み方は支配的。
•それに対してエイゴンは「俺を愛してる?」返す。自分を思い通りにしようとする、支配的な母親に対するストレートなカウンターになっている。
•8話でヴィセーリスに「レイニラの子が落とし子だと誰に言われた?」と聞かれて「誰だって知ってる 見れば分かるでしょ」と返した時もそうだが、エイゴンは何も考えてないだけに本質をついた発言をすることがある。ただ愚かなだけの人物ではないのが面白い。
•アリセントは「バカな子ね」と言っていて、自分が愛情によって息子を支配していることに気づいていない。
[56:04]メレイズがアリセントとエイゴンに吠える
•レイニラにつくと決めたレイニス。ここでエイゴンを殺してもよかったようにも見える。
•この後どちらにせよレイニラ達とオットー達と争いが起こるわけで、そこでオットー達が勝った時のベイラ•レイナの立場を考えると、ここでエイゴンを殺すのはやりすぎと判断した?
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