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負けと対話する

小学生の頃は、試合で負けたらただ悔しいと思い泣いていた。練習は真面目に行なっていなかったが負けず嫌いなのでなんか悔しかった。ただ負けてもその負けについて考えたことはなかったので、同じ負け方をすることが多かったと思う。

中学校2年生の頃から柔道に対して本気で向き合うようになり、負けたくない、試合で勝ちたいという気持ちが徐々に強くなってきた。気持ちが強くなると同時に、どうやったら強くなれるのか、どうやったら負けないのかを考えるようになった。最初は走り込んだり、トレーニングを行ったり、練習量を増やすようにした。今の私の柔道の土台はこの頃に培われたのだと思う。練習や試合を多くこなしていく中で負けの中に、学ぶことが多くあることに気づいた。負けることは負けず嫌いの私からしたらとても辛かったし、目を背けたくなる部分もあったが、目を背けると同じことを繰り返してしまう。同じことを繰り返さずに成長するために負けと対話することにした。なんで負けてしまったのか?どうすればよかったのか?何が足りなかったのか?負けと対話することによってその理由が明確になってくる。明確になることによって、自分の弱点や身につけるべき物が分かる。そうすることでやるべきことが見えきて大きな勝ちに一歩近づく。

負けに不思議の負け無しという言葉がある。たまたま負けたなんてものは世の中に一つもない。確実に明確な理由がある。私は負けを受け入れ、対話することで成長することができた。

これからも様々なことで負けることはあるだろう。そうであっても目を背けずに対話していきたい。




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