ゴキブリホイホイにかかったヤモリの救済法


深夜0時、奥の作業部屋で、夫が何やら行っている様子。
覗き込むと、机の下に仕掛けていたゴキブリホイホイを目の前に開いており、貼り付いていたのはゴキブリでなくヤモリ。どうやらうっかり罠にかかってしまったようだ。かくして、夫はヤモリを救出すべく奮闘中なのだった。いつ入ったのかわからないけど、だいぶ弱っている。

さすがにゴキブリホイホイの粘着力は強力で、それに比べてヤモリの皮膚は薄いので、剥がそうとすると破れそうでひやひやものだ。私はヤモリは苦手なのだけど(水掻きが嫌)、さすがに気の毒だ。
弱りながらも、身の危険を感じてか、剥がされる痛みからか、阿鼻叫喚といった様で、口を目一杯開けて夫の手に噛みつくヤモリ。噛まれても痛くはないらしい。
夫はかなり手先が器用な人で、なんかとか粘着テープからヤモリを剥がすことに成功した。剥がしたものの、ヤモリの身体中に粘着のりが貼りついている。さらにだいぶ弱っているヤモリ。お水がいるんじゃない?と、濡らしてみる。

ここで、ネットを検索してみる。
と、ちゃんとゴキブリホイホイにかかったヤモリの対処法の情報が出てきた‼️さすがネット社会‼️オリーブオイルを塗るといいらしいとわかり、早速台所からオリーブオイルを持ってくる。
ヤモリは水に弱い・・・慌てて水をひきあげる。水が好きなのかと思ってた‼️

ヤモリの足もくっついて一塊になっている。『ヤモリの指は何本?』夫が聞いてくる。再びネット検索。ヤモリの画像を出す。『5本あるよ』オリーブオイルをつけた爪楊枝で、夫はヤモリの指を1本1本開いていく。5本に開いた。
が、この辺りになるとヤモリはほとんど動かなくなっていた。

あとは体力が回復するかどうか。
プラケースに入れてそっとしておく。
翌朝みると、ヤモリは死んでいた。
死んだヤモリは土に還した方がいいと、庭にポンと置く夫。埋めないんかい‼️と、心の中でツッコミをいれる。
蟻達がやってきてヤモリを食す。2日目はだんご虫もきていたそうである。だんご虫も虫を食べるんだな~と感心したように言う夫。
ヤモリは虫達に食べられ、土に還った。南無阿弥陀仏、合掌。

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