IメッセージとYOUメッセージ
■文章から感じること
コロナウイルス関連のSNSの投稿や
記事を見ていて改めて気づいたこと。
私が読んで気分が沈んだ文章には
"Iメッセージ"が添えられていなくて
否定や断定的な言葉が多用されている
「○○する人はこうだ」
「○○できる人は素敵」
「○○した方がいい」
「○○する人は優しい」
→そうじゃない人はダメ?
"べき論"もそうだけど、断定すると言葉に圧がかかる。
(炎上目的にも使われるけれど。笑)
「そんなつもりじゃない。被害妄想でしょ?」
って言ってしまえばそれまでなんだけど(笑)
感受性が豊かな人は、萎縮してしまい
行動が制限されて動けなくなり、混乱する。
今は強くなったけれど私自身もそうだった。
(物語に感情移入して主人公になりきれるタイプ。笑)
なので、伝える時は責任の所在を明確にして
“事実”と“意見”が混ざらないようにしている
きちんと“伝わる”ことが大切だと思うから
→"Iメッセージ"を添える
【Iメッセージとは】
「○○だと私は嬉しい/助かる/悲しい」など
自分を主語にして感情を添えること
"皆がそう思っている"ではなく"私はこう思う"
に変わるから責任の所在が明らかになる分、
リスクはあがるけれど
相手の心に与える言葉の圧が下がる
※「優しい」は相手の捉え方なので
"Iメッセージ"ではない
→「私は優しい気持ちになれる」なら◎
子供たちを叱る時も
「それ、よくないことだよ」
と否定の言葉で威圧するよりも
「(私が)心配だから、やめてほしい」
「そんなことされると(私は)悲しい」
と、主語を“私”にする方が心にすーっと届く
恋人にお酒や煙草を辞めるよう言われる時も
「身体に悪いから辞めなよ」よりも
「あなたが病気になると私、悲しい」とか
「ずっと元気で長生きして傍にいてほしいの」
って言われる方がドキッとしませんか?(笑)
私は、大切な人には常にIメッセージで伝える。
■Youメッセージ
一方モヤっとしたり、ざわついたりする文章は
自分の主観を伝えるのに主語が相手の
“Youメッセージ”になっていることが多い
「あなたって〇〇だよね」とか
「〇〇する人はこうだから」と、言われると
評価された気がして、言葉に体温を感じられず
けんか腰に聞こえてしまうことも。
自己啓発に関してもそう。
私も本は読むけれど、あくまでも
"自己を啓発する"為のツール。
なので自分の得た知識を“Youメッセージ”で
発信されていると、なんだか違和感を感じる
自己啓発は他人の行動を制限したり、
自分の価値観を押しつけたり、
評価するためのツールではないから
どうしても他者に伝えたいなら
自分の経験談や"Iメッセージ"も添えると
すーっと入るんじゃないかなぁ
気持ちを導き、自分で答えを出してもらう時
敢えてYouメッセージを使うこともあるけれど
一方的に情報を発信するブログやSNSでは
Iメッセージを使う方が伝わりやすいと思う
■言葉のもつチカラ
私も偉そうに言えるほど文章を
書くのが上手なわけじゃないけれど
幼少期から、お土産に本をねだり
絵本、児童書、漫画などジャンルを問わず
文章を読むのは大好きだったから
感動して泣いたり、幸せな気分になれたり、
心を動かされ、深く考えさせられたり…
文章を通していろんな"感情"を
学びながら大人になった
なので文章から書き手の“圧”のようなものや
言葉にこめられた“気”?“念”?のようなものを
敏感に感じとってしまうことが多く
うまく消化できないと感情を引っ張られてしまう
(スピリチュアルではなく、感覚的なもの)
そんな人も多いんじゃないかなぁ。
逆に言うと
「言葉1つで変えられる未来がある」
と、"言葉のもつチカラ"を信じているから
自分が書く文章や言葉の言い回しには
できるだけ気を付けて書くようにしている
■事実と主観を切り分ける
Iメッセージは主観。
「わかってほしい」を伝えるのではなく
事実と主観を切り分けて誤解を与えないよう
相手に伝わる文章を書くために必要なこと
もし主観を交えずに書くのなら
客観的事実を文章の中に盛り込み、
誰が見ても同じ捉え方をできるように書く
例:「それは高すぎる!」
これだと何を基準にしているか
わかりにくく反発を生みやすい
客観的事実を盛り込むと…
→「相場は○○円なので高すぎる」
→「いつも買うものは○○円なので
私にとって高すぎる買い物だ」
文章を書く前にまず、主観と事実を整理し
両者を書くなら混ざらないよう気を付けて
責任をもって発信する気遣いがほしい。
今、コロナウイルスに関する情報が飛び交い
周囲の目のを気にして動けなくなったり、
必要以上に不安になってしまう人がいるのは
事実と意見の境界線がわかりにくいから
情報過多といわれる時代。
疲弊しないよう、冷静に頭の中を整理して
みんなが優しい気持ちで過ごせますように😊
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