一緒に暮らしたかった女たち 一人目 メルセデス家の末娘
「一緒に暮らしたかった女たち」シリーズ…先月からフランス娘と暮らしていますが、そこに至るまでに出逢いながらも、縁が無かった女たちをもう一度振り返ってみようという。
まー、選ばれなかったが実はとても良い娘だったということを、未練たらしく振り返ってみたいと思います。ちょほほ。
一番手は、最も未練が残っている娘。メルセデス家の末娘。
正式名称 メルセデス・ベンツ GLA-200 d 4MATIC
試乗した7月下旬の猛暑日、その娘は圧倒的な車体剛性で、地面を蹂躙して進んでいく感覚は、唯一無比。まるで自衛隊の装甲車の中。中低速時での直進性も抜群、こんなクルマは他に知らない。試乗した11車の中でも抜群の安定感で、今でも欲しい車のNo.1です。
クラスとしてはCセグメント、ハッチバックとSUVの中間車種コンパクトSUVでしょうか。試乗したのは220dなので、2Lディーゼルエンジン。車重1710kg、車幅1834mm、車高1611mm。C5Airと比べると、重く、背が低いという違い。
シートに座ると、ボンネットが良く見えるキャプテンポジション。見切りが良い。
エンジンは猛暑の中、エアコンの負荷にも拘わらず、静かにアイドルしている。
車内に入り、ドアを閉めると、シーンとする多分。多分吸音材を多量に入れているのではないかと思われるし、遮音性能も良い。
シートの出来も良い。ホールド感があり、疲れにくそう。
問題のウンカー型シフトレバーは、PからDに入れてしまえば、後は触らければ問題は無い。
脚廻りのセッティングは、絶妙。硬すぎもせず、柔らか過ぎず、好感が持てる。不陸も一瞬で減衰し、揺れを抑える印象。
路上に出て、ビックら、直進性、安定感は抜群。試乗した他車を引き離す走行感。どこまでも走れそう。
コーナーでのライントレース性も素晴らしい。ハンドルの重さも適切で、切り過ぎも足しも無い。
よく言われる金庫の中、やはりドイツ車の中でも最高の剛性感。車内の静粛感も素晴らしい。
最後にC5Aircrossとの比較ですが、外観とコンフォート感以外では、GLA-200dの圧勝だと思います。次に乗りたい車です。
蛇足ですが、メルセデスのDのスタッフの対応・接客も最高です。他のDは見習ってほしい。
top画像:どんむさん作成
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