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福野礼一郎のクルマ論評7他/福野礼一郎 自宅の本棚から

今日は自宅の本棚から選んで、ご紹介したいと思う。
このシリーズ?第1冊目は「福野礼一郎のクルマ論評7」である。
この本は福野礼一郎氏が毎年その年に試乗したクルマの評論を1冊にまとめている。この書名が時々変わるので紛らわしい。自宅にある分では、2016年は「福野礼一郎新車インプレ2016」となっている。
要はこのクルマ論評7は2022年版のインプレ車評なのである。
表紙の色は白黒+ブルー、で各年でこの色が変わる。

登場するクルマは下記の通り。
CONTENTS
シボレー・コルベット
 ミドシップ最大のメリットはクルマをカッコ良くできること、なのに。
スズキ・ワゴンR スマイル
 軽ワゴンで操縦性快感を味わえるとは思わなかった
トヨタ・ランドクルーザー
 ガソリンのバンパー裏にはなんか貼ってあったのかも(笑)
メルセデス・ベンツ・Cクラス
 本社経由でないと人間と機械は対話できません
トヨタ・アクア
 自分で書いててもトヨタ車のインプレとは思えない
メルセデス・ベンツ・Sクラス
 Cクラスの650万はちいと高いがこの1400万はマジで安い。
マツダ・ロードスター
 踏んでないときほど、レスポンス良く速く感じる秀作。
三菱・アウトランダーPHEV
 とにかくハンドル無感覚、普通に走るだけで精一杯
アルファロメオ・ジュリア
 びっくりするほど出来がいいフィアット製3シリーズ
フィアット・500e
 ともかく値段はぜんぜんかわいくない
キャデラック・エスカレード
 内装はレクサスより良好、乗り味はトラックより良好
DSオートモビル・DS4
 <ご注意>このインプレは若干公平性を欠く可能性があります

上記のクルマで自分が試乗したのは、ロードスター、ジュリアの2台である。特にジュリアは前に書いたが、いいクルマだった。が、納車に至らず…ちょほほ。先般、シトロエンC5Aircrossを購入したが、彼はこれを試乗していないか、論評していない。

今思うと、アウトランダーPHEVは試乗しても良かったなと思う。

で、この本、その他に

福野礼一郎選定 項目別ベストワースト2022
 2022年、期待を上回る出来だった クルマもしくはアイテム
 2022年、期待を下回る出来だった クルマもしくはアイテム
 2022年、史上最低級に 趣味低俗のスタイリング
 2022年、クラス別ベスト車
 2022年、部門別ベスト
 ~2022年、おおいなる期待はずれと最低のできばえ
 クルマの格言と選びの鉄則

1980年代の国産車を再考察する――現代の視点
ホンダ・シビック/バラード・スポーツCR-X
トヨタ・MR2
メルセデス・ベンツ・190

という、おまけ的な酷評ページもあり、

2022年、史上最低級に趣味低俗のスタイリングというページではデカデカと

「シトロエンCX5のパンツのゴム」・・・これほどインテリアの趣味がひどいクルマは見たことがない。自動車史120年最悪の醜態、クルマはドールハウスか
「BMWの新型豚鼻ほぼ全種」・・・いくら良質デザイン先代7シリーズがうれなかったと言ってヤケクソになってはいけない。あれじゃまるで豚鼻どころかその鼻の切断面、ほとんど公共良俗に反する閲覧注意レベルである

とか、私でもそこまで書けないことが書いてある。自動車評論家なんて、どうせ提灯持ちだろうが、思ったことを正直に書く数少ない評論家である。なので、ある程度信頼している。

確かに、自分のC5Aircrossのインテリアの趣味が悪いとは思う。まっ、言われてしょうがない。


これがパンツのゴム!?笑 うぅ確かに…ちょほほ

だから中古車を探す時の参考にしている。適当に選んでも良質なクルマには当たらないので、この本はとても参考になる。が、実際購入したC5Aircrossは酷評されていない。でも、試乗した他の車は、書いてあるとおりの性能や操作感、ドライブインプレだった。

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