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サイモン&ガーファンクル The Sounds of Silence /サブスクから その3

今聴いても、素晴らしい。彼らの素晴らしい楽曲は多いので、一番にあげられる"The Sound of Silence"を題名に書いたが、他の曲にも触れたい。
最初に聴いた曲は「スカボロー・フェア」で多分小学生で、親が買ってくれたカセットプレイヤーの付録のカセットに1曲だけ入っていたのが、それだった。その後は、ラジオの深夜放送で聴いていた。不思議にレコードは買わなかったのだが。
そして"The Sound of Silence"はウィキペディアによると、最初はヒットしなかったが、大学生から人気が出て…という彼ららしいデビューのエピソードがある。
歌詞は、当時の若者のカウンターカルチャーを反映している。特に最後の小節に表れている。
And the sign said:
"The words of the prophets are
Written on the subway walls
And tenement halls
Adn whispered in the sound of silence."
和訳:それはこう伝えていた
「預言者の言葉は刻まれる
地下鉄の壁や
安アパートの玄関に
そして囁かれる
静寂の世界で」


当時ウエスト・コーストやブリテッシュロックバンドが全盛期だった時、男子ディオのフォークはある意味亜流だったと思う。正直、友達に好きなバンドはと切れるとS&Gというのが、恥ずかしくCSN&Yと言っていた。実はS&Gも好きだったが…。
前にも書いたが男子中学校だったので、好きなアメリカの女優でクラスメイトで競うという、変な遊びがあり、自分が好きだった女優がキャサリン・ロスだった。出演していた映画はほぼ観ていた。「卒業」もそうだった。だから初めてのデートで観たのもこれだった。「ミセス・ロビンソン」もS&Gの1曲である。その話は、別の機会に。
で肝心のS&Gだが、やはり素晴らしいのは天使のファルセット・ヴォイスと言われていたアート・ガーファンクルの歌声だろう。後にグループを解散し、ポール・サイモンのアルバムを買って聴いたら、あの歌声が無くて、がっかりした、当たり前だが。
1072^3年頃、NHKTVで放映されたアメリカ横断のドキュメントの中で"America"が正にバスの車中からの風景と共に流れていたのは、良く覚えている。
そう云う意味で、ポールの楽曲の素晴らしさも何時も感心させられる。
1年ほど前に、NHKBSでセントラルパークで復活ライブを放送していた。アルバムの楽曲は聴いていたが、ライブは初めてだが、ブランクの後のライブとは思えないレベルの高さだった。

まだまだ、言い尽くせ無いが、最後にその"America"の歌詞を読んでみたい。

特別なメッセージが在るわけではないが、ここでは自分の知らない自分の国を探しに恋人と巡る旅が描かれている。そこには、仄かな希望があり、夢がある。素朴なそして素敵な歌詞である。

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