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書きたいだけ書く日記 2022/01/07

2022/01/07(金)変化
 七草粥をせねば、と思って作る。色々具を入れて、卵でとじて味噌味にしたら別物になってしまった。
 寺であった私の実家では、御宝前に毎日捧げる炊きたてのご飯はこの日だけ七草粥になる。白磁の大振りな茶碗によそい、塗のお盆で湯気をたなびかせつつうやうやしく運ぶ。祖母はそれを工夫して作っていたのだけど、七草を全部は入れない。いわく、「半分は雑草じゃない?この物のある時代に雑草なんて」とのこと。仏様に雑草をお上げしたくない、と言い、大根葉とカブ葉や三つ葉、芹を塩茹でして彩りよく散らして工夫してことを思い出す。

 動物園の動物の名前。「おもち」とか「ひかり」とか、ゆる&希望ネームも飽きたな、とテレビでどこかの動物園のペンギンを見て思う。私としてはそろそろ日本人の姓はどうだろうかと提案したい。「タナカ」とか「ヤマダ」とか。例えばこう、来園した有名人の名前とか、その時の園長の名前とか市の施設なら市長の名前とかいただいて。公募も応募した人の姓にするとか。絶対新しくて面白いと思う。まあお前の面白さなんていらんわ、って話でしょうけど。

 お仕事ではなく書いている曲が頭の中で昨日からわんわん鳴っているのでかたちにしなくては、と思いつつ、日記を書いたり短歌を書いている。時評も。

 オミクロン株、一日で激増している。6000人超えちゃった。熊本は31人。オミクロンだった人が確定分で3人。驚かないが息は飲む感じ。この感覚。平安貴族にとっての天然痘、100年前のスペイン風邪、第二次世界大戦の空襲。現在の、自分の命が、生活が自分の思い通りにならないこの感じはその時代の人が味わった感覚なのでは?と思う。

 なんかこれまで2年と気持ちが変わってきた。予防は当然、情報収集も怠らずやるけれど、へっやられてたまるか、クソが、みたいな気持ちになっているし、おうおうやるならやれ、命定めてもらおうじゃないかよ、となっている。

 晩飯作り鼻歌。

イエスタディ・ワンス・モア(Carpenters)
トップ・オブ・ザ・ワールド(Carpenters)
そして僕は、途方に暮れる(大沢誉志幸)
季節が君だけを変える(BOØWY)
WINTER COMES AROUND(冬の一日)(TM NETWORK)
阿修羅ちゃん(Ado)

 『WINTER COMES AROUND』を歌っていたら息子が『阿修羅ちゃん』を歌いながらやってきて頭を占拠された。つられたろう丸。

 調子に乗って本気で歌って、ブレスが浅く声が出切らないことに気づく。この2年、感染禍で演奏活動はやめているし息を使うことをしてないせいだろうな。学生時代に習っていた声楽の先生と、お琴の先生の言うことはいつも正反対で困ったのだけど、鼻歌は駄目、歌が下手になる、と言っていたことだけは共通していた。盛り場でお金をもらって歌う流しの歌い方は省エネ戦法だから本来的にはよろしくなくて別物とも。毎日恐ろしく鼻歌ばかり歌っているからなあ。練習を決意。しかしオミクロンでヒトカラ行くの、はばかられる。
 晩飯、新巻鮭焼いたの、野菜と卵の中華風スープ、牛肉焼いたの。肉はほどほどのものを焼いて控えめに塩こしょうが一番うまい気がする今日この頃。

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