見出し画像

書きたいだけ書く日記【2021/07/05~07/11】

誕生日の週なのにこっぴどい目に遭い、誕生日にワクチン2回目接種、の一週間。

2021/07/05(月)くそったれめと思う

 月曜の朝、重い気分をなんとなく和らげてくれるのは、メジャーリーグの中継。あちらはまだ全然週末なので昼にやっているのが見られる。あのお休み・お楽しみムードしか無い、超ハッピーな球場の様子が見られてうれしい。
 今は好調の大谷選手のいるチームがよく映る。毎日見ていると選手の性格がわかってくる。二人いるイグレシアスの一人はお調子者。今日は劇的な逆転に喜んで両手に真っ赤なドリンクを持ってベンチを飛び出して、盛大にかぶったりかけたりしていた。これもハッピーな光景の一つ。
 スマホゲームのイベントが正午で切り替えなのに、直前に溜まったポイントでアイテム取るつもりが失敗。こんな日もある。
 こんな一日で終わるはずが、息子1の昨日のやらかしのその後が思ってもみない方向になり、呆然。全くの予想外。もう大変。対応ですっかり調子を崩し、いつも通り寝たものの、寝た気もせず、眠れず。うとうとすると変な夢を見る。

2021/07/06(火)サラダ記念日

 ほとんど眠った気がせずの朝。息子2が家を出てからずっと、寝た気がしない、と言っていたのに対して「わかるよ」と言い続けてきたのは、私もそうだから。同じ。これは多分遺伝。祖母もそうだった。
 昨夜食べられなくなり、寝られないだけで1kg痩せていた。頑張ってダイエットとかしている時はビタ一文減らんくせに。とても爽やかではないけど、なにか食べないといけない。それでも〆切は来るし、生きていかないといけない。
 お仕事も書き物も大詰め。金曜に2回目のワクチン接種なので。1回目にまあまあ副反応出たので警戒して、その後2日は何もしない予定にしているので、今詰める。今日の目標字数を超えたので、遠くへ買物に。息子1の件でご挨拶に伺う際の手土産の購入。道の途中、通る田園地帯が田植えの時期で不穏な雲行きが田の水に写って美しく、これが見られただけで報われた気分。
 気づいたら7月6日でサラダ記念日なので、自分もツイートし、「#サラダ記念日」も見る。みんな大好き、サラダ記念日。私も7度の引っ越しで紛失しても必ず書い直してきたぐらい、好き。たくさんのツイートがあった。でもみんなけっこう、引用が雑。あれは「この味がいいね」は「」でくくってあるけど結構外れている。

2021/07/07(水)11年分の本音

 新聞の見出しに「山県主将『自覚と自認』」というのがあって、誰のことかと見たら陸上の山縣亮太選手。オリンピックで日本選手団の旗手になった話。新聞の文字事情があるのはわかるけれど、これでは別の人。以前の姓に本字体がある私としては嫌過ぎる。この歌を思い出す。これからも邉とか濱とか澤とか見るたびに思い出すだろうな。
 昼前、息子1の習い事の先生にご挨拶へ。今月後半から受験でお休みに入るので、夏のご挨拶に。というかその直前の昨日、先生とものすごく揉めてここで一旦おしまいとなったので、御礼の品を持って。
 この揉め、9割息子1が悪い。思春期おそるべし。やらかした当日は先生のお怒りを解いてまたレッスンに、と思って先生と話し合ったものの、釈然としないところが残った。つじつまが合わないことを仰る。思えば今までもこんなことが多かった。幼児期から小学校の間、コンクール戦士だった息子に100%付添をして私も近くで見てきた。うまくいかない時に無力感でがっくりうなだれる息子に「ふてくされている」と激怒したり、指導も前回と違うことを言って、言われた通りにしている息子に大声を出したり。私も関係者であり、教えたりしてきたので言いたいことはたくさんあった。でも先生は二人いらないから、口を出さずにあちらのやり方に一本化してきたのだけど、息子にアジャストしてないと思っていた。そもそも息子は我慢強い。そしてつじつまの合わないこと・曲がったことが大嫌い。そんな息子にとっては合わない先生だったんじゃと思い始めたら、他の釈然としない所にもどんどん最終回答が出てしまった。
 息子は音楽性をとても高く評価されて、お教室のトップとして扱われてきたけれど、息子も私も、現代的にしていると言いつつ昔のやり方の先生との間に大きなストレスを感じてきた。それでも音楽性を高めるため・ピアノのためとやってきたけれど、本人にとって人生のうちで一番楽しいはずの学生時代を他人の理不尽に捧げるのは、無い。
訪問した私に先生はとても感じよく話して下さった。私のことをピアノっ子の母の鑑とまで仰った。心から今までのお礼申し上げて、人とのご縁は難しいと思いつつ、帰宅。疲れた。疲れたけれどスッキリした。
 今回喧嘩しなかった私、えらかった。喧嘩でリソース取られるのが嫌でしなかった私、えらかった。大人になったなあ。もうすぐ成人式2.5回分なのに今頃だよ。
長い日記になっちゃった。

2021/07/08(木)『慕情』を見た

 目覚めると、オットが布団の妖怪のような姿で寝ていた。上半身は4分の1に折られた布団で隠れていて、布団は極めてきれいな形。そこに足が生えている様相。まあ寝冷えもせんだろし、放っておく。
 本日、受験のための一斉テストの息子1、何らかのプレッシャーがあるのか、朝からQUEENのミックスリストを流し始める。おかげで私の頭にもフレディが勝手に歌い始めるものの、なんとなく短歌が作りたい気持ちになったので、まだ家族がいるうちから作る。
 40代最後の日。40代はあっという間だったな。自分のことをたくさんしたいと思いつつ、子に割く時間が多かった。だけどその日々からの気付きがたくさんあった。明日からは歳を書く時に5から書く。
 昼間中書き物。ものすごく疲れて、内容のせいなのか集中し過ぎなのか、陰惨な気分になる。どうせ陰惨なら行くところまで行ってやろうなどと思う。
 午後BSで『慕情』をやっていた。例によってつけっぱなしなので適当に見る。テーマが有名。薄っぺらだけど、曲として耳に残る旋律を持つのは素晴らしい。映画自体は先に曲を知って後に見た。切ない系。だけど回を重ねて見れば見るほど、もういいかな、って気になる。陳腐。当時の欧米の人にはロマンあったネタなんだろうね、はいはい、って感じ。私には蝶々夫人もその焼き直し的なミス・サイゴンも響かないのでそういうことかもしれない。

2021/07/09(金)誕生日・ワクチン2回目

 誕生日が雨なのは初めてかもしれないと思う。私は晴れた暑い午後に生まれたというし、いつもいつも晴れてきた気がするから。
 誕生には屈託しか無い。生まれて良かったと思ったことが無いのと、誕生日をぞんざいに扱われたことが多くて堂々と誕生日を公表する気になれない。だからだいたい全て非公表でSNSも表示されないようにしている。こんな感じだから、こんな私におめでとうと言わせちゃったらありがたいものの申し訳ないし、こんな私がおめでとうと言うと申し訳ない気がして人と自分との間に誕生日のやり取りは生じないよう、無いものとしてきた。
この季節は大好き。一年で一番好きな季節だ。不本意ながら生まれても、今こうして暮らせていることには感謝しか無い。
 それにしても50には驚くばかり。こんなに生きる気はなかった。もっと短い予定だったのに。これからの生はあまり長くなりませんように、と祈る気持ちだけど、続く限りは生きねば。
 時間まで必死で書き物をして、3時に予約のワクチン接種へ。今回は接種券や予診票なども届いていたので、委細整えて行ったせいか、来院してすぐ接種。前回と打った場所が違う。やや前面寄り。待機15分で良いと言われたものの、なんやかやしていたら30分はいたと思う。今回は息苦しくもならず、アナフィラキシー的なこともなかったのでまずはホッとする。
 帰途、神社でお参りして、明日までをうまく過ごすため買物へ。冷凍おかずセットやフリーズドライ味噌汁、イオン飲料購入。
 打ったところは痛いけれど、少しの体調不良。今のところは1回目よりぜんぜん楽。人によってこんなに違うものかね。しかしこれからかもしれないので警戒しつつ11時就寝。

2021/07/10(土)今回の副反応

 体調、悪い。悪いのはわかりつつも今日がコンクールのリハーサルの息子1のため5時40分に起きる。ここしばらくこんな体調不良はなかったので、ま懐かしいものに出会った気持ち。朝食にサラダとスクランブルエッグ、トースト、スイカを出す。
 雨が嫌な感じで降り続いている。スマホには気象の警報の通知がたくさん。6時半、オットが息子を送りに出る。鹿児島で線状降水帯が出ていて、薩摩川内など川内川流域が大変なことに。薩摩川内は私達家族の発祥の地だ。家族としてスタートし、息子たちもそこで生まれた。息子1が生まれた年、平成18年7月豪雨があった。あのときに似ていてとても心配になる。
 体調、微熱で体温37.1℃、寝込むか寝込まないか境界の体調で、物が考えられない。ロキソニンを飲んで横になる。2時間ほどしたら気分が少し良くなって、今日が〆切のアンソロジーのメールを作る。ある程度出来たのでまた横になりつつ、テレビで豪雨の様子を見る。オットの元職場、浸水。ネットで検索するとよく見知ったところが浸かっている画像や動画がたくさんあった。息子のリハーサルを見に行ったオットに知らせると「ああ浸かるな、あのへん低いもん」という答え。
 午後、息子1を塾に送って、息子2の必要物資を届けに行く。ちょうど息子2に会えてうれしい。やはり素晴らしい、かわいいと思っていると、「Switchにフォートナイトを入れたい」とのことで、入れる算段をする。
 帰途からだんだん具合が悪くなる。完全に読み間違い。昼食後、もしかしたらロキソニン効きが悪いのでは、と飲んだカロナールでは太刀打ちできなかったみたい。ロキソニンはちゃんと効いていたらしい。腹痛とだるさがひどく寝込む。左の股関節が痛い。
 とあるテレビを見ていて、葉加瀬太郎さんが中学生のチェロを弾く子に「弾き始めはためをつくって」と指導されていた。うちの息子もピアノでよく言われてきた。でもこれは難しいのよね。考え無しにバーって出るな、は言うけど。ありのまま言ったほうが響いたりするのはこちらは管楽器だからか。ための話にすると迷う子がたくさん出るから、私は言ってこなかったし、私も師事した先生の誰にもそれを言われたことがない。
 息子1のリハーサルの話を聞きながら、音楽の話。何を言ったところで本人次第なので、事実とそれの解消に役立ちそうな方法を紹介しておく。子と共通の話題で話が出来てオットは楽しそう。
 晩ごはん、作れそうもなく『ほかほかのお弁当』の弁当に。『ほかほかのお弁当』は昭和の弁当屋ですべてが懐かしくチープな雰囲気でとてもおいしい。息子1微熱を訴えて塾を休む。微熱の理由を考えると暗くなる雰囲気。私はロキソニンを飲んで、元気に。今回の副反応はロキソニン、よく効く。

2021/07/11(日)余裕とは

 オットは仕事で早く出て、息子1はピアノが無くなったので寝たいだけ寝ると言っていたのに、8時過ぎに起きてくる。もう少し後に起きてくるだろうから少し書き物、と思っていたのでウッとなりかけて、気を取り直す。日曜日の肝心は子供に振り回されないことだ。振り回された、と思った瞬間アウト。全て絶対に、自分のペースで進めることが大切。といっても私に合わせろ、ということではなく、吸収出来るほどの余裕を持っておくということ。
 体調は微妙な感じ。お腹がやたら痛くてロキソニンを飲む。だるさ。どれも副反応なのかどうなのか、迷うところ。腕はもう大したことない。
夕方になって、noteの「短歌『読んで』みた」に着手。ほぼ準備は出来ていたのでスムーズに完成。夜更新する。
 家事は区切りや気分転換に良いと思いつつ、気持ちが乗っている時にタイムリミットで切らなきゃいけないのはつらい。池波正太郎は常に大幅な余裕を持って執筆していたという。余裕の無さは作品中に出ないけれど、余裕は出る。執筆の余裕が雲霧シリーズや鬼平シリーズの独特の雰囲気や間の感覚につながっていると思っている。ま、私には関係ない話。私はわーーーっと書きたいの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?