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書きたいだけ書く日記【2021/10/18~10/24】

「熊本は夏と冬がメインで春と秋は数日ずつ」という説に深く同意してしまう突然の寒さに始まり、元々ひどい体調を更にひどく崩してしまい自分で自分に振り回されつつも、ショパンコンクール本選や子の文化祭を楽しんだ1週間。

2021/10/18(月)夏と冬しかない説は本当

 起きて寝室を出たら寒い。とんでもなく寒い。靴下を履いて一枚羽織った。室温17℃。外気温11℃。NHKのデータで見ると最低気温は10℃だったという。北国の人は笑うだろうけれど、ここにとってこれは秋を通り越して冬だ。一昨日まで暑さでエアコンをつけて寝ていてこれ。同じようなことを言っている熊本の人たちと同じように自分も言いながら、それでいてまさかそこまでのことはないと信じつつ来たけれど、熊本には数日の春と秋しかない(7ヶ月の夏と5ヶ月の冬)のはもはや定説なのかも知れない。ますます熊本の人の気質ぴったりの気候だと思う。
 本日はてんで書けず。忙しい時にこれ。昼に出かけなくてはいけない、という思いと疲れとの複合的な結果だと思う。
昼前に皮膚科と買物。やっぱりどろどろに疲れてしまう。
晩ごはん作れず。お弁当をオットが買ってくる。

2021/10/19(火)私の頭の中のドブ

 朝ごはん、鶏出汁雑炊、ゴールドキウイ。
鶏のスープは数日前の蒸し鶏で出たものを取っておいたもの。短時間かつ火力で勝負せず、ゆっくり煮込んだら素晴らしいものが出来た。家族喜んで食べる。私はゆで卵サラダ。 
 短歌を作ったり、まとめたり、そのあたりのことに取り組む。出力系の調子いまいち。いまいちでも出さねばならぬ局面なので極めて真面目に取り組む。10時50分、私、システムダウン。頭が限界になって家事。気分転換。
残りみそ汁を鍋に移して野菜を増やして卵を落として煮込んだもの、納豆、とんかつ2切れで昼ごはん。
 午後、エッセイ原稿に取り組む。頭の中の混沌を主力。良いインスピレーションを得た。半分ほど進めて2時間ちょっとでまたダウン。へとへと。本日は太く短く終了。こういうのダメ、ゼッタイ。鏡を見たらものすごいババアがいた。写真でしか知らない父方の祖母や曾祖母そっくりで愕然。もっと早く休憩しないと。
 いつも頭の中はほぼ混沌で、そこから言語化して出力している。混沌と言えばかっこいいけど、要はドブ。私はドブ川だ。以前に伊藤一彦さんに「ドブからじゃんじゃんひしゃくで掬い出してきて書いてます」と言って超びっくりされてから、ドブを混沌に変えて話しているけれど、私はドブ。いろいろ興味のあったこともないことも記憶されているうちは生きていて、ドブを形成している。人間はなんらかの袋であるという発想もあるから、それで言えばドブ袋だな。
 ドブと思うと、お釈迦様が言ったところの「蓮は泥より出でて泥に染まらず」が響く。すがりどころになるよね。私はすがらないし、ドブだけど。
 宵方に入って、かばんのメーリス係の方からの詠草〆切リマインドで、私が朝のどこかで日にちの感覚がずれてしまっていたことに気づく。18日だと思っていた。今日は19日。明日は20日で歌稿の〆切。
晩ごはん 牛肉と根菜・厚揚げの煮物、鰤の塩焼き、ごはん。牛肉がいつものなのに良いのが買えていたから露骨に味に出る。うまい。そして、もしかして事案。食後、ちょっと呼吸がおかしくて発作っぽい感じ…もしかして、私、鰤に反応している?その手のアレルギーは一切なかったのだけど。歳とともに体質も変わるというから調べてみなくては。 

2021/10/20(水)体調急降下

 寒い。日課の体重測定も急に早朝は厳しくなってしまった。ちなみに体重は増減しつつもじわじわと減り続けて5月から7.8kg減。減りが顔に来始めたから、手を打つべき時が来た感。
 こんなはずではなかった。というのは原稿繰り。〆切ギリギリにもちょうどよいギリギリってもんがあって、ゆるゆるじゃ駄目。でも今回のは行き過ぎ。出来ては居るけれど、作って一度離れるところまでを昨日までしたかったのに時間を取れなかった。午前中から息子2の服を…大きくなって、冬物がパツパツなので服を買いに行かねばならず、こちらもほんとやばい。待った無し。
 息子1が登校してから取り掛かって、9時半までに完成するも体調が変。急にしんどくなる。ひどい疲れのようなだるさ。
 息子2の服が無いのは困るので、行くには行ったけれどまあひどい体調。なんとか買い、ほうほうの体で帰宅。午後オット、息子1の進路説明会へ。私がこんな事が多いのでこのところオットに行ってもらってばかり。しかし進路説明会ばかり何回も、と思ってしまうのは塾からすでに聞いているから。帰宅したオットによると、学校を通さないと出来ない手続きの説明だったというから、やはり塾ありきなのかと複雑な気持ちになる。オット、息子1の仲良しの子の母と仲良くなって帰ってくる。素晴らしい社交力。息子2の車椅子仲間だった(息子2は疾患持ちで車椅子ユーザー)Sちゃんが元気そうだったとのこと。よかった。学校が別れてしまったので気にはなっていたものの、このご時世なかなか会えずにここまで来た。
 なんだろう体調、と思いつつ夜まで変わらず。体調が悪いのはいつものことだけど悪すぎる。こんな体調で不安にならん人はおらんのに、不安になることまで症状にされるの、納得いかん。

2021/10/21(木)ショパンコンクール本選

 起きる前のまどろみのうちから違和感。本当に嫌になる。腹痛とだるさと。体調どん底。
 起きて、決まっていると思ったショパンコンクール本選。時間もあったのでやっと、3次予選の反田さんの演奏を見た。

 勝負掛かった選曲だったから気になっていた。マズルカ、よかった。ポロネーズ、私は好感触。あまり無い英雄の解釈だと思う。えっと思った表現も聞き進めるとなぜあそこでそうしたのか、ちゃんと辻褄が合うと感じた。しかしナイフリッジ上の演奏でこわい。なんでそこで、というミスタッチがいくつもあって気になる。彼の結果によってショパンコンクールを、審査員たちがとういうものとしているのかの一端が見えると思った。この演奏をする人は上位かドベと思う。本選進出は当然。東洋音階は全く見えてないのになんだか演歌的に感じてしまった。かてぃん、角野さんは予備予選で見えた行き詰まりがここに来てまた見えたように感じた。でも彼を3次まで通したのはテクニックもあった上に、柔軟な活動をしているからと思う。クラシックだけが音楽の正答・正当ではない。広く見、活動している上でこのコンクールに来たことの意味を示したのではないかと思った…ところで、ここまで見ても結果は出ず8時50分。
 仕方無しに仕事を始める。しかし、ネット上の結果待ちの人たちの多さ。このコンクールは今か今かと待つものじゃないとの認識だったので、にわかの人たちの多さに驚く。これはすでに名が通っている日本人出場者たちの人気と人徳だろう。と思いつつも乗れる馬見つけたから乗ってる感じもする。いい結果とともに騒ぐの、楽しいものね。
 結果、反田さん2位、小林さん4位。よかった、ほんとうに。二人共年齢で次回はないし。反田さん、本選もとてもよかった。順位から言ってもあの解釈の評価は低くなかったということか。講評が聞きたい。ユンディ・リ1位の時、えっあれで、と思っていたら審査員の中村紘子さんも好感触ではなかったようでコメントが効いていたし、実際リのその後の演奏で戸惑った時にその言葉が蘇ってきたから。
 コンクールは身を蝕む。すっかり体を壊して、いい順位や状況がその後につながらなかった人も多い。才能と、努力を続けられる才能と、太い実家よりもなによりも音楽家は健康でタフじゃないといけない。虚弱な上に体を壊して方向を変えた私の実感からそう思う。反田さんも小林さんもお体大切に、と切に思う。
 今日も体調が悪い。ものすごい疲労感とお腹や腰、胴体部分に痛みや違和感、何とも言えない不快感があって起きてるどころじゃない。息子2の服の買い出しの残りはオットに頼む。
 午後、息子2の学校へ。学校祭の動画の視聴と面会。感染禍のせいで無観客開催で、保護者は動画のみになっているので。息子2、素晴らしかった。1年生なのに志願して有志のバンド演奏でボーカル。そして保護者向け動画の編集者が息子2。さすがだ…小学生の頃からものすごい動画を作ってきた技術が生きている。
 学校が違えばぜんぜん違う。息子1のところは大掛かり。地の利を生かして県で一番大きいホールでやるし合唱祭の部分が大きい。息子2の学校はバンド演奏、音楽劇、劇、合奏、意見発表や展示など、王道の文化祭。
 息子2、今日も輝くようにかわいかった。体調があまりにもひどく、行けないかもと思っていたので行けてよかった。

2021/10/22(金)言葉もない体調

 結局どうしようもない体調。
 ここまで悪いのは20年ほど前に数年療養した頃以来。しかもその頃にはなかった症状付きでとても戸惑う。言葉もない。死ぬのはこわくないけれど、ここから落ちてしまうのか、どう落ちていくのか考えると暗い気持ち。出かけられないところまでまでまた行っちゃうのか、とか。家から一歩も出られないところから、やっと国内なら自力で一人で行ける所まで来たのに。また逆戻りか。
 起きているのもしんどい。なにやったかね、私。こんな消耗するほど。なにかおかしなところにエネルギーを使ったのだと思う。
 洗濯だけはして、一日あるもので食べつなぐ。午後帰ってきた息子1が食べるシーフードヌードルのカニカマと卵とスープをもらう。
 よく考えると息子1は麺とほぼイカしか食べてなくないか?

2021/10/23(土)少し回復

 ここ数日の、目が覚めて布団の中ですでに不調というのがないので少し期待しつつ起きる。ふわふわも少しいい。息子1、土曜登校日なので作って食べさせる。
 朝ごはん、ちくわとキャベツの卵とじ、ごはん、ゴールドキウイ。
 昨日までの不快感は少しましと思うも、これで書き物をしてまた消耗するのがこわいので今日も休む。日記のみ。少し動けるのでミネストローネを作る。帰宅した息子1、喜ぶ。これと冷凍エピピラフという昼飯。
 午後遅く、調子が良くなってきたのでネットの観測・観察作業。
 夕方、『半妖の夜叉姫』の放送を見つつネット漫画を見ていたところに、家の電話に着信。また塾の勧誘か押し買いかと放っておいたら時間をあけずに携帯に着信。知らない番号もお仕事の依頼かもしれないので出る。
 息子2の担任からで、あちらの学校も今日は登校日。3時間目の授業中、いつも揉めている子と大喧嘩したとのこと。すでに話は息子2からLINEで聞いていた。理由があまりに低レベル。息子2自体は大して気にしておらず中間テストの点が伸びなかったことを気にしていた。私としてはよくある出来事と思っていたら、先生はとても問題として捉えていて、息子2のメンタルを心配していた。はて、と思う。息子2、顔は可愛いがそもそも惚れ惚れするほど強メンタル。心配というより、やらかしているからこういう言い方をするのか?とも思いつつ、話す。私にしては思ったことをパンパーンと言って、終始元気よくやり取りしてしまった。タイミングが悪いのだ。見たいアニメを見つつ読みたい漫画を読んでいて幸せ最高潮でテンション上がっている時だったものだから、こうなってしまった。
 晩ごはん作れず。やっぱりどうしようもないものの風呂で、原稿のインスピレーションを得てほくほくと上がる。上がるも疲れて目が開かず、本日閉店。10時半。

2021/10/24(日)ちくわトンネル

 ここのところ全く、朝からゆったり出来る日がない。もう少し寝れたら、と思うことの繰り返し。
 朝ごはん、ミネストローネにソーセージを丸のまま入れて良い加減まで温めたもの。それとチーズトーストを息子1に出す。
 息子1は塾。昼ごはんのお金と水筒をもたせて出す。オットが起きてくるまで原稿。前夜得たインスピレーションは良いものだった。ほくほく。
 10時半に息子2のところへ。数日前に服を新しく買って差し入れたので成長して着れない分を引き取りに行く。
 帰りに宇土の住吉へ。佐田海苔まで。住吉は宇土と言っても宇土半島の半ばで有明海に面した海辺の趣きに富んだ町。うちはここの海苔が好き。もはやここのものしか買わない。いつも買いに行く市場店が建替え中なので、住吉の本店へ向かった次第。いつもの海苔とお楽しみで食べる海苔を買う。
 宇土のショッピングモールでかっぱ寿司。オットと私は回転寿司ばかり行ってしまう。食べる量が調節できるのがいいのだ。年だな、もはや。
 モールの別の店に行くために車を停め直すと、長谷川ぱせりさんというユーチューバーの独特な雰囲気を放つ車が近くにあり、オットとともにしばし見入る。

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 無人だった。車内すぐ見えるところにコルネットと小さなキーボードが置かれていた。興味はあっても話しかける勇気もないので買物して帰宅。

 Eテレ、クラシック音楽館を見る。本年度ワースト回と認定したい。くそ。全然良くない。ああいうお祭りテイストで豪華な体裁は整っていてもすかすかの演奏はいらん。というか、あれがいいなんてどんな耳してるの、どいつもこいつも。耳、ちくわトンネルだ。だいたいプロでもユースでも「◯◯スーパーオーケストラ」とか名がつくものはスーパーついたら駄目フラグ。ただ、テノールの福井さんの「誰も寝てはならぬ」は良かった。最近聴いた、生きているプレーヤーの中で最高。今回珍しく家族全員意見が揃った。
 長谷川ぱせりさんのツイッターを見た。なんかよくわからぬ人なれど、日本一周の旅の途中だとか。とにかく事故なく元気で行ってほしい、良い出会いを、と思う。You Tubeは近日中見てみよう。

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