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書きたいだけ書くnote日記 2022/03/23

褒めて伸ばす病院、お花畑風味のディストピア、人の情け、正義の中身、など。

2022/03/23 お花畑じゃない話を

 低調。起きて日記を仕上げる。昨日のこと、書き残しがないか考えつつ。家族が起きてくる10分前から慌てて朝食を作る。いちごを切って出して、レタスときゅうり、ハムのサラダを作って、スクランブルエッグ。占めて10分。調子が戻ってきている感じ。

 雨につき息子1を塾に送ってまた迎えに行く間に私の病院。円形のお薬をもらいに。真面目にお薬を飲んでいるつもりが夜のは昨日で切れてて、朝のは5日分余ってて、1日3回飲む漢方はあと7包残っている。どれを正しく飲んだのか全くわからない。こんななのに先生もナースも、真面目にやってるから良いのだと褒めてくれる。申し訳ない。ここの病院は褒めることで、治療に向き合わせるのか、と思う。私以外の人も軒並み褒められている。帰りに健軍神社に寄ると、いつも季を逃してしまう枝垂れ桜が良い加減に咲いていた。うぐいすも鳴いていて謎の桃源郷感。花のいちばん良いところに間に合ったのは初めてでうれしい。

 午後、息子2の学校へ面談。久しぶりに息子に会えてうれしい。学校側のご厚意で長く話せた。面談は本当にいつもしんどい。先生はとても親身だけれど、私から見ると手の届かないお花畑の話に感じられて苦痛。息子2と同級生の子との、ずっと前から続いている激しい抗争について、それでは解決しないんでは、とやんわりお伝えしたら話が長引いて、やっちまった、と思う。早く帰りたいけど、疑念を残しては終われなかった。
 世の中には性善説では解決しない部分があって、そういう相手にはまともに向き合わないのが得策。でも学校現場では無理やり向き合わせるのよね。それが悪いとは言わないけれど、私にはとてもじゃないけれど正気の話と思えない。うちの子の話として、お花畑じゃない話を私はした。

 翌日に備えて買物してほうほうの体で帰宅。ヘトヘトに疲れた。世界観が違うと疲れる。息子1に、
「もうこれは、秘蔵のバブ[サンダルウッドの香り]を入れるレベルだ」
 と言うと、
「やっすいな!」
 と言われる。私としては高い。これは、とあるドンキで箱売りのものをばらして1個売りされてる1個50円のやつ。箱に収まっている時の全体の値段を考えると激しく割高いのだ。これをポンポン毎日入れる価値観は持ち合わせていない。これを入れるというのは散財とかに近いし、もしかしたら自傷行為に近い。それぐらいのことなのだよ、とまで言って、重い人になるのも何だと思ったので言わずにいた。

 出かけている間に、全く身に覚えのない荷物の不在票が入っていた。びびり慄きつつ、再配達の連絡をするか迷っているうちに向こうから来た。
 差出人はオットの母だった。当たり障りのない季節のことと、おやつに食べて、との添え書き。うーむ。ここのところ、とても私に元気がないこと、どこかから伝わってしまったのだろうか。オットの母はこれまで何度も静かに手を差し伸べてくれた。去年の息子2を家から出した時もそうだった。ありがたいこと。すぐにお礼のFAXを送った。

 ゼレンスキー大統領が、私が出かけている間に国会演説を終えていた。内容をテキストで読んだのはただの演説上手かと思っているから。これまで各国でやった演説がどうも張りぼてのお城のように感じていた。頭のいい人たちだな、と思う。それぞれの国の事情をわかった上で加減して原稿を作ってはいる。でも北方領土の問題を持っている私たちの国としては、ことを構えすぎると私たちに新たな火種が生まれてしまうのでこの国会演説をさせることにしたのは少しひやっとした。私の正義は私の大切な人たちの頭の上にやばいものが落ちてこないこと。悪いのは侵攻を企てたやつらで、やられっぱなしの一般市民のことを考えるともう本当にやってられない気持ちになる。そこに全く揺らぎはないけれど、本当の王道の正義よりも、自分の身の回りの安全。正義では生きていけない。やいやいと王道の正義をここで叫んでいる人たちは危機感どうなってるんだろうと思う。遠い話じゃなくて、私には完全につながっている、ものすごく近い話にしか思えないんだけどね。

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