第17回富士ヒルクライム(ブロンズ)
こんにちは。Ricardoです。
去る6月6日に第17回富士ヒルクライムに参加してきたので、今回はその感想と、今後についてです。
当方、2015年に三重県の菰野ヒルクライムに参加して以来人生2回目のヒルクライムレースでした。
富士ヒルクライムについてや、そのコースといったものは散々ネットで紹介されているので、いきなりレポート始めようと思います。
富士ヒルはもちろん初参加で、コース試走も出来ていない状態で大会に参加しました。
エントリー時は「シルバー」を獲ろうと考えていましたが、五月末にYTさんがコース試走でシルバーにギリギリ届くかどうか。また、私自身も富士ヒル一週間前にやっと”都民の森1時間切り”。(多分まだ単独は無理)
うすうす勘付いていましたが、「シルバー」は正直自分の実力に比べ、あまり現実的ではないことを悟りました。
そこで、目標を以下のように再設定。
「最低ブロンズ。目標タイムは80分台前半」
試走をしていないし、そもそも20km以上も登坂するというのは未経験。それに加え標高も高い。なんなら当日は荒天予報…。若干弱気な設定になりました。
富士ヒル前日。
「とにかくヒルクラム中は脚切れしたくない!」
ということで、朝からカーボローディング。米を約2.5合と鮭を朝飯に、昼はMcDでダブチMセット。(Lやないんかい。)夜はほっともっとで九州南蛮弁当とクロワッサン5個。
さらに木曜日に新宿Y`sで購入した補給食に加え、サイクルEXPOにて補給食を追加購入。(まさか結果的に1個も使わないとは思っていませんでした。汗)
エキスポの様子です。色々なブースがあってテンションあがりました!
22時半頃には床に就きました。
そして迎えた当日。
あまり慣れないベッドで何回か夜中に起きてしまいましたが、別段支障もなく6時前に起床。クロワッサンと塩パン3つ食べて、ゆっくり準備しつつ7時過ぎに宿を発ちました。
私は8時45分の第8ウェーブ出走(これが失敗)でしたので、8時過ぎには会場に着くのが理想。
分厚い雲に覆われた富士を横目に河口湖畔をゆったり走ります。
河口湖大橋を過ぎたあたりで、ゾロゾロと富士ヒル参加者に合流。あらかじめ会場までのルートは決めていましたが、何も考えずに彼らに着いていくことにしました。
ゆる~い上り坂を若干息が上がるくらいの速度で登り続けますが、ここであることに気づきます。
「モンエナ買うの忘れてた!!」
ということで、途中のドギーパーク駐車場に入ります。
無事、自販機でモンエナGETして、また別のグループについていきます。
そして会場に到着!ウェーブ毎の出走なので思っていたよりも人はいないように感じました。到着後に検温、会場入りして残りのクロワッサンを食べて荷物を預けます。
トイレなどをしていたら、いつのまにか5分前で、スタート位置争いに乗り遅れました。(あれま)
スタート前は富士山見えてたんですけどね...
8時45分。
合図と共に一斉にクリートとサイコンの音が響きます。(笑)
アクチュアルスタートまではユルユル漕いでいきます。この時点では単独ではなくトレインでなんとか…と思っていました。
そして第8ウェーブ最初の受難。
前が詰まっていて若干団子になりました。計測開始地点を過ぎても、なかなか前に上がれず。
少し強引に前に出ました。おそらく、この時間帯になるとタイムというよりは完走を目指して走っていらっしゃる方が多いのかなと。
駐車場までは勾配があるとのことだったので、あまり出し過ぎず、でも抑え過ぎずといったペースを感覚で走ってました。(笑)
基本、抜かす側でしたが、途中でスペシャさんとイネオスジャージさんに抜かされ、(ついていこうか!)と思いましたが、若干オーバーペースになりそうな予感がしたので、やめました。
この判断はおそらく正解で、どこでかは覚えていませんが結局お二方とも前から落ちてきて最終的に抜かしました。(が、イネオスさんには最後のスプリントで負けました。)
何も考えずに、トップチューブに張り付けた小さくて見にくい配分表を見ながらブロンズ以上のペースを維持して淡々と登っていきます。
途中から、後ろでカチャカチャと変速する音が聞こえてくるので、(これは誰か後ろについているな?)と予感。話しかけてみようかと思いましたが、面倒なので辞めました。(笑)
一度も振り返らず登っていると、途中で抜かした二人組が
「後ろから結構くる」
とつぶやきます。
(え?おれ今トレインの先頭!?)
たしかに先ほどから多くの方を抜かしているので、(もしかしたら”ブロンズトレイン”を形成しているかもしれない)と、このとき思いました!
ですが、僕の目標はあくまでブロンズではなく80分台前半なので
①仮に先頭交代したとして、ペースが落ちてしまった場合
②その逆で速すぎてついていけない。
③脚的に余裕があった
ことから、(トレインになっているかも)とは思いつつ特に先頭を交代してもらうということはせずに登り続けました。(きつくなったら~なんて呑気に考えてました。)
あと、自分がトレイン引いてるかもと思うと、とても気分イイですしねww
途中で、あるお兄さんに「はやっ」と言われて、テンション上がりましたww(まあブロンズの雑魚なんですけどね…。)
ただ、標高も高くなり始めるにつれ異変が…。
なんか吐きそうな感じがするのです。すこしゲップもでるくらいで、前日少々食い過ぎたことや標高のことも相まって気分が悪くなりました。
それでも下山中の方や運営の方の応援を力に踏み続けます。
17kmの折り返しくらいで、若干ゆっくり登りすぎたかもしれないと思い、気持ち悪さにも慣れてペースをあげました。
ペースを上げるのと同時に補給食でも食うかと思ったんですが…
「食い方が分からねえ!!」
普段、ヒルクライム中に補給食を食べるということをしないので、”初めての動作”をすることに抵抗があり、結局ひとつも手をつけないことに…
補給食を食べる練習も必要ですね。でも、思ったんですが、富士ヒルくらいなら補給食無しでもいけるかも?
そして標高2,200m地点ですかね、急に寒くなり脚がピキッとなったのを覚えています。そして手がかじかんでいることにもココで気づきました。スムーズにギアをアウターに入れることができず、若干ロスします。
最後の平坦区間はTTスタイルで兎に角踏んで、アウターのまま最後の登りに突っ込みました。
ですが、やはり一定のペースで登り続けてきて、最後の平坦で急に踏んだことでその後にペースが安定せず、最後の急坂は失速。タイムも85分は余裕で切れそうなこともあり、気持ちが切れてしまいました。
結局、若干脚も呼吸も残ってしまう感じでフィニッシュとなりました。
タイムは83'30でブロンズ。まあ、予想通りってとこですが、フィニッシュ直後の感想としては
「もっと早くからペース上げといても良かった!!」
あまり息も切れていないし、普通に歩けちゃってる自分をみて、出し切れなかったなというのが正直なところです。最後まで踏めないという自分の悪いところが出てしまいました。
そんなこんなで寒すぎる山頂で凍えた体をなんとか下山できるようにし、大雨のなか下山しました。
ずぶ濡れで宿の駐車場に戻り最初に思ったのは
「とにかく楽しかった!!」
何はともあれ、こういう状況下でこうしたイベントを行ってくれた運営に感謝です。ヒルクライムは楽しいし、様々なサイクリストとバイクに目が移ろう2日間でした。
大雨下山で、低体温症寸前の筆者...。来年はちゃんと山頂行き荷物利用しようね…。
以下、簡単に反省点
ウェーブは早めでエントリー!
やはり、単独でリズムを作るということがどうにも僕はへたくそなので、他力本願に徹すべし!ということで、早めのウェーブでとりあえずシルバートレインに這いつくばってでも食らいつく。くらいの方が自分も出し切れるだろうなと思いました。
補給食とる練習
まああまり重要ではないんですが、レースでいきなりできるわけもないので、これも練習が必要かなと。
トレインできたら話しかけてみる
折角ついてきてくれてるんだから、とりあえず話しかけてみても良かったなと後悔してます。「誰かが先頭変わってくれるだろう、、、」なんて思ってちゃ終始引かされぱなっしだ!!
目標タイムは若干背伸び!
(いけるだろう。)ではなく、(いけるか!?)くらいの目標の方が後々効いてくると思われる。
ラスト1kmをもがけるメンタル
これは普段のヒルクライムもそうなんですが、フィニッシュがみえるとペースが緩んでしまうのです。最後の最後まで踏み続けられるメンタルが自分にはまだまだ足りていないなと改めて痛感しました。富士ヒルの反省点としては、これが自分のなかで最大の課題です。
私は、特にガチガチなトレーニングを積んでいるわけでもなければ、パワーメーターとかもつけていないので数値を気にした練習をしたことがないのですが、「ゴールド」いくには必要なのかなという気もしてきました...
中華でそろえようかな...
長くなったので、そろそろ締めようと思います。
とりあえず
来年の目標は「シルバー」
というとで、長文駄文失礼しました。