見出し画像

仮面ライダークウガ (9) (ヒーローズコミックス)

kindle版はコチラ

・アギト翔一の覚醒
・サチ(ガリマ)の正体がバレる ← 翔一
・絵美が駿河に飼われていた女  ← 五代

まさに平成ライダー鉄板のミスコミュニケーション展開(涙)

そして当の五代と翔一が、次第にお互いを大切な存在と位置づけていながら、正体を知らず激突してしまう切なさは、「555」の巧と木場を彷彿とさせる。

クウガVSアギトという、実写では実現しなかった異次元バトルがカラーページで繰り広げられてた興奮はありながら、この先のすれ違いを思うと胃が痛くなる(汗)

さらに、翔一 ー 絵美は、人間同士にも関わらず、翔一からのつながりと比重が重すぎて、濁った水を天然水と言われて飲み干したような気分が漂う(苦笑)

一方で、五代 ー サチはどこか時限付き(いつかは別れる)という前提を(特にサチは)持っているが故に、どこか儚く透明に見える。さらに、五代には一条という信頼関係を築いた相手がいるから、立場と意志の尊重という機会が五代を振り切らせる。
サチがグロンギということを告げられた五代が「一条さんのやりたい、と思ったことをやってほしい」と結果を手放す行為は、まさに太陽のような救いと清々しさ。

だからこそ、逃げ場所のない翔一が哀れにみえてしょうがない・・・

五代とサチは、新たなグロンギとの戦いに突入するみたいだけど、これはお別れへつながるバトルになるのかなあ。。。
そして、抜け出せないループに足を突っ込んでいる翔一はどうなるのやら(汗)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?