Processing Community Day 2020でシェーダーのワークショップをしました

2020年2月1日にYahoo! LODGEで行われたProcessing Community Day (PCD) Tokyo 2020でワークショップの講師をしたので感想を書いておきます。

ワークショップは「Processingユーザーのためのシェーダーアート入門」というタイトルでProcessing / p5.jsの経験はあるがシェーダーは未経験という方向けにシェーダーアートの基礎から学んでいく内容になっています。

GitHubにGLSL Sandboxで実行可能なサンプルコードが置いてあります。

内容としてはワークショップが終わった後に自分でシェーダーアートを制作できるようになることを目標にして、GLSLの基礎からランダム、符号付き距離関数を用いた2D図形までを行う内容になっています。

講義時間が1時間50分なのに対してボリューム過多なので80%ぐらい消化できればいいかなと考えていましたが、実際には60%ぐらいしかできませんでした。受講者の皆様本当に申し訳ありませんでした🙇🙇🙇 言い訳ですが、スライドとサンプルコードを見ればおおよそ理解できるように資料を作ったつもりなので是非スライドを読んでコードを試してもらえると嬉しいです。

時間の都合上、レイマーチングによる3D表現は軽く紹介するだけになってしまいましたが、先人達による素晴らしい資料がインターネット上にたくさんあるので是非それらを参考にしてチャレンジしていただきたいです。今回の内容のうち2D図形の箇所はレイマーチングに繋げていくことを意識して作成しています。レイマーチングまでやるとシェーダーアートという奥深い世界がかなり見えてくるのではないでしょうか(もちろん合う合わないがあったり、3Dの知識が求められるので簡単ではないですが...)。

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PCD全体の感想についても書いておきます。

昨年のPCDには一般参加したのですが、昨年と比べて企画がしっかりしておりパワーアップしているなというの第一印象です。

PCDということでProcessingがメインではありつつも、ゆるくクリエイティブコーディングやアルゴリズミックアート全般を包含しており、新しい何かに知れたり学んだりするいい機会でした(私のワークショップもそのあたりを意識しているのですが...)。

PCD終了後に運営・ボランティアの方々による打ち上げにも参加させて頂いたのですが、PCD第2部とも形容できるようなProcessingやクリエイティブコーディングに関する面白い話をたくさん聞くことができました。興味がある方は来年のPCDの運営・ボランティアとして参加するといいと思います。

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最後になりますが、ワークショップに参加して頂いた皆様、PCDの運営・ボランティアの方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました、お疲れさまでした。

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