誰よりも未来が怖いのにまだ、未来を捨てられないのは、生きたいと願う自分とまだ、未だに、向き合えていないから。

相変わらず、死にたい感情は
私から離れないのだが
久々に希望を感じた。

今年の夏も
夏を楽しめなくて、感じられなくて
どこへ行くのも周りを気にして
息苦しい。苦しい。
どんどん歳だけとっていくだけなのに。

それでも最近の私は
サウナに通う
アイスコーヒーに慣れる
月3冊以上本を読む
という新しいことを見つけてみたり
してなんとか、なんとかしたりして
未来を、いや、せめて明日を
長くても来週あたりを目標に生きている。
今週はどこでサウナいけるかな?
週末はどこでコーヒー飲もうかな?
そうやって未来を少しだけイメージして
生きるよう、自分を失わないように、
意識して保って生きている。

今週末はフジロックがあった。
今年の配信は贅沢だった。
ステージほぼ丸々配信してくれたから、
小さなスマホから見れる景色が
一昨年までの楽しみを少しだけ
思い出させてくれた。
そうそう、忘れちゃいけない、私の好きな場所はここ!これこれ!と、思い出した。
まだ現地には行けないけれど
また現地には行ける未来は
あるんだろうなと信じたい。

日曜日、羊文学を堪能してから
いつものホームサウナで
3セット決めて、バチバチに整った
見慣れた帰り道。
ふと気付いた、満月。
もうすぐ家だったけれど、
帰りにスーパー寄りたかったけれど、
遠回りして空が見える場所へ。
BGMは土曜日にステージ観て感動した、
サンボマスター。
サンボはいつも暑くて熱くてでもそれが欲しい時もあるんだよなぁ。
この曲が好きだったこと、しばらく忘れてた。

孤独だけど、
ランデブーなんて遠いけど、
と思いながら高台の公園へ。
ほら、正解!

周りのどの光よりもなによりも
輝く、月が眩しかった。
サウナの帰りはそうでなくてもいつも
頭が空っぽになって
整った、もう整ったからいいやと
今を一瞬だけ、俯瞰できる。
それに相まり、この月。
綺麗だと思えた、自分の心。

今を俯瞰し、
月と未来を見上げて、
サンボマスターに支えられた、私は
それでも、いや、それだから
生きていかなきゃなと思った。

夏ってだけでキラキラしてた
あの気持ちを
また誰かと共有出来たらいいなと
未来に期待してしまったから。


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