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いくつもの世界へ連れて行ってくれた、真夏の世界旅行

浅い眠りから目が覚めて朝4:30に起床。

早朝特有の通販番組を横目に、前日準備しておいたお気に入りのsumikaTシャツに着替えて向かった先は、日本最大級の野外ロックフェス 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』。通称『ロッキン』。

灼熱の太陽がこれでもかと降り注ぐ中、私の夏が始まった。

塗りたくった日焼け止めはすぐに落ち、ピザを食べて、大好きな音楽に夢中になって、ポカリスエットは5本くらい飲んだ。嫌なことも不安なことも全て忘れるくらい、彼らが連れて行ってくれた世界は特別だった。この記憶を忘れないように、ここに綴っておこうと思う。

舞台は大草原GRASS STAGE

この日、8月4日(土)に出演したアーティストは、計50組。
その中でも約6万人以上が会場を埋め尽くす大草原GRASS STAGEに顔を揃えたのは、ゆず・ゴールデンボンバー・フレデリック・sumika・ヤバイTシャツ屋さん・THE ORAL CIGARETTES・SEKAI NO OWARIの計7組。

大本命、sumikaも出場4年目にして初めてGRASS STAGEの舞台に立った。

用意されるのは、1組50分のステージ。大トリにもなると、時間はもっと伸びて1時間30分程。所有時間は違えど、同じステージで演奏することには変わりない。国内最大級のステージだ。

GRASS STAGEの何がそんなにすごいの?って思う人のために説明しておくと、全7ステージある中でロッキン最小規模のWING STAGE(キャパ:3000人)に出演したアーティストが駆け上がって、国内最大級のGRASS STAGE(キャパ:6万人)に出演する確率は約5%程。つまりこの舞台に立てるのは、ほんの僅かな限られたアーティストのみと言うことだ。日本武道でライブをすることと同じように、アーティストにとって一つの夢の舞台とも言えるであろう。

▼確率についてはこちらのnoteで分析されておりました◎

彼らに共通すること

そんな舞台で彼らが見せてくれたものに共通していたことは、彼らにしか創り出せない世界観だ。一つ前のアーティストがどんな世界に連れて行ってくれたのか忘れてしまうほど、それぞれが全く違う色をした世界を一瞬にして創り出してしまう。

大本命、sumikaがステージに立てば、そこはみんなが集まるリビングのような笑顔あふれた暖かな世界。18歳の頃から大切にしてきた「伝言歌」という曲を夢見てきたGRASS STAGEで歌う姿は「ここからが僕らの始まりだ」という決意のように感じて涙が溢れてきた。彼らの夢がまた一つ叶った瞬間に立ち会えたことが何よりも幸せで、一生忘れられない景色になった。

私の原点でもあるSEKAI NO OWARIがステージに立てば、そこはファンタジーとリアルが共存した非現実的な世界。ポップなセカオワも、ダークなセカオワも新旧の曲を出し惜しみすることなく、フルパワーで披露していた。数年前までは異色の存在として見られていた彼らが、5年ぶりにGRASS STAGEの舞台に立ち6万人を巻き込んで虜にさせている様子は、まさに圧巻だった。

7組全てのアーティストが作り出した世界を紹介しきれなかったが、どの世界も最高だった。みんなそんな風に彼らが創り出す世界観に惹きつけられて、夢中になるのだろう。6万人を惹きつけてしまう「何か」の答えが、一つ見つかったような気がしてなんだか嬉しかった。

真夏の世界旅行

そんないくつもの世界へ彼らが連れて行ってくれた時間は、まさに私にとって真夏の世界旅行だった。今までしてきた選択のどんな選択がかけても見れなかった世界。高校2年生でSEKAI NO OWARIに夢中になって、そこからsumikaが大好きになって、フェスに行くうちに他のバンドの魅力も知って、彼らの世界観に没頭することが趣味になって、音楽が人生の一部になった。わたしも彼らのように、唯一無二の世界観を創っていけるようなデザイナーになりたい。あ〜本当にたくさんの力をもらった気がする。

また来年も彼らがあのステージで創り出す、いくつもの世界を求めて。
おやすみなさい☺︎

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