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ほぼ一人っ子とオンバトの融合

私には歳の離れた姉と兄がいる。
一回り違うから、幼少期の姉兄の印象は盆と正月にくる"いとこ"に会うくらいの感覚。

だからほぼ一人っ子状態

友達は居なくはなかったけど、私の性格が欠落しているのか、あまり周りの人間の性格に興味がなかった。小さい頃から薄っぺらい人付き合いをしてきた。

一人で何かに没頭している方がよっぽど楽しかった。


ある日、自分の部屋が出来た。
部屋といっても今まで両親と寝ていた部屋を襖で仕切っただけの部屋。

ビデオ録画付きテレビ、ラジオ、コンポ、どでかいスピーカー(これは親が昔から音楽をやっていたから)

良質な音楽を聴ける環境にあった。
もちろん音楽も好きだった。

でも1番はやはりテレビデオ!
これで深夜こっそりお笑い番組を見て怒られるなんてことはない。
ちゃんと予約して録画すれば、いつでも見れる。

このころ録画していたのは
爆笑オンエアバトル

お店で出会うお客様ともたまに意気投合するが
世代が違うと私のジャニーズオタク期で見ていなかった頃の芸人の名前が出てくる。

それは正直悔しいが
まあ、ここは記録の場だからよしとしよう。

オンバト

私が見ていた時代は
私の中では黄金期であり、世界一面白い番組と思っていた。だから今でも伝説だし、私のお笑い脳が活発化したのがこの頃。

バナナマン、おぎやはぎ、ホームチーム、アルファルファ。ここら辺が出てくるのがベストだった。
アメザリ、号泣、飛び石連休とかもいたかな。2人時代のバカリズムも覚えてるけどオンバトだったかな?

まあ、いい。

なんと言ってもラーメンズなのだ。

私はラーメンズにのめり込み過ぎた。
世の中の10代はのめり込んでいたのだろうか。
当時は私の周りにはラーメンズを称賛する声を聞く場所がなかったし、ど田舎シカ囲まれの家で育っている私にはライブに行く概念もなかった。

ラーメンズを面白いと思う同士に出会え無かった。

より一層、一人っ子の友達無しが加速していく。

昨日のドラマみた?面白かったよね!?
の、あの女子の会話にほぼ入れてなかった。

そりゃそうだよ
私はオンバト録画したら3回はみた。
毎回同じ熱量で。ドラマ見る暇がない。  

オタクって孤独なんだな。
この頃から少しずつ気づき始めてた。

あーオンバトの話するんだった。
正直得点なんてどうでもよくて、今日面白いものが見れたらそれでいい。そんな感じだった。

その中でも絶対に見たかったのは
ホームチーム

与座さんはまだ活動してるんだってね。嬉しい。

なんとなく歳が近いからりあるキッズも応援してた。
やっぱ面白かったもんな。
青木さやかが毎回オンエアされない人って感じで、エンタの神様で売れた時は驚いた。
テレビってすごいって思った。

この頃はもうビデオテープ100本近くになってた。

ここからジャニオタ期でそのビデオテープが上書きされていくんだよ。

消失。

こわい。後先考えない中学生、こわい。



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