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Editorialツアーは自分にとってライブであり舞台でありアトラクションだった

※この記事はOfficial髭男dism ONE-MAN TOUR -Editorial-のネタバレを含みます。


昨年9月4日からスタートし、今日4月17日でファイナルを迎えたOfficial髭男dism ONE-MAN TOUR -Editorial- 。とりあえず、こんなに参戦する予定じゃなかったという意味も込めて、私が参戦した公演をリストアップします。

2021年9月4日(土)[神奈川]ぴあアリーナMM
2021年9月5日(日)[神奈川]ぴあアリーナMM
2021年11月2日(火)[神奈川]横浜アリーナ
2021年12月17日(金)[宮城]宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2021年12月18日(土)[宮城]宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2022年1月22日(土)[東京]国立代々木競技場第一体育館
2022年1月23日(日)[東京]国立代々木競技場第一体育館
2022年3月19日(土)[埼玉]さいたまスーパーアリーナ
2022年3月21日(月)[埼玉]さいたまスーパーアリーナ
2022年4月16日(土)[島根]松江市総合体育館

以上の10公演です。

実のところ、参戦予定は11/2横アリと3/21たまアリの2公演のみでした。9/3までは…。
ダメもとで申し込んでみた9/4,5ぴあアリのリセール分に両日当選し、なんとツアー開始前日に初日の参戦が決まるという、弾丸すぎる出だしを切ることになったのです。

元々自分は、近隣圏のライブに一度でも参戦できれば十分満足、むしろその公演を思いっきり楽しもう!というスタンスだったんですが、Editorialツアーでその概念が見事に覆されました。
行けるライブはとりあえず申し込もう!チケットご用意されれば行こう!なんて心もちにさせられてしまったもんだから、「こんなに参戦する予定じゃなかった」という結果になりました。松江なんて人生で初めて訪れました。
もちろん後悔なんて一つもありません。むしろもっと行きたかった公演がたくさんあるぐらいです。

前置きが長くなりすみません。
自分の話はこの辺りにして、ツアーの話をいたしましょう。


Editorialツアーは、「また行きたくなるライブ」「何度でも見たいライブ」、これに尽きます。ありきたりなワードかもしれませんが、これが追加でチケットを取ったり、地方に赴いてまで参戦したくなったワケなんです。

ツアーに参戦された方はわかってくださるかなと期待を込めて申すのですが…、セットリストからしっかりめの起承転結が感じられて、ライブでありながら終演後に一つの壮大な舞台を見たような気持ちになるんです。
個人的な「結」の部分はEditorial~アポトーシス~Lost in My Room でして、何度参戦してもこの3曲には「これを聞きに来られて良かった」と思わされました。
ライブは「ライブ感を楽しむもの」と思っていたのに、Editorialツアーはただそれだけのライブでは終わらなかった。1公演1公演にその日限りのストーリーが、メッセージが吹き込まれている。だから何度でも見たくなるんです。

また行きたくなる理由の一つに「見る座席によって印象が全然違う」という点もあります。
主に照明やライティングの話になるんですが、例えばUniverseのライトが虹の配色になっていたり、フィラメントのバックライトが最後に太陽のような形をしていたり……ってご存知でしたか?
な~んて偉そうな言い方をしてしまいましたが、私も後半戦でようやく気付きました。全体が見える座席だからこそ気付けることもあれば、アリーナ席でしか味わえない光景もあったりで、本当に全公演通して同じ光景なんて一つもありませんでした。

今ツアーで初めてアリーナ席を体験した時の景色を再現したくて描いたものです。ツイート時はまだツアー中だったので曲名は伏せていましたが、あの曲とはアポトーシスのことです。
アポトーシスのライティングやステージ演出が本当に大好きで……。
夜が明けるかのようにだんだん明るくなる照明に対して濃くなるスモーク、祈るような歌い方をする藤原氏、それらが重なり退廃的で美しい光景になるんです……。
これ以上語ると止まらなくなってしまうので、この話はこの辺で…笑

そしてもう一つタイトルに記述した「アトラクション」について。
これはいわゆる「盛り上がる曲」、もっと具体的に言えばStand By You~Cry Babyまで一気に駆け抜けるところを個人的にそう呼んでいます笑
あんなに間髪入れず連続して何曲も続くのに、始まってしまえばあっという間に時が過ぎるところ、まさに例えるならジェットコースターのようなアトラクションなんです。
日替わりでおふざけが入るのもロングツアーならではのお楽しみでした。特にノーダウトのあの部分は毎回気にして見ていましたね…笑


この記事を書くにあたり、ツアーが始まってからずっと言いたかったけど、セトリバレになってしまうためどうしても書けなかったことがあります。

自分はRoad to "one-man tour"2021-2022の6/24昼公演に参戦したのですが、その時「Universe」でとびきりハッピーに締めくくった多幸感は忘れもしません。
そして迎えたEditorialツアー初日。
OP曲のイントロが鳴り響いた瞬間、喜びが爆発して目が潤んでいました。
人って嬉しさでこんなに一瞬で涙が出るもんなんだな、なんて同時に自分を客観的に見て面白くなっていました。
だってズルいじゃないですか、OPがUniverseだなんて。前回締めくくった曲をOPに持ってくることでその名の通り「Road to one-man tour」になっていたんですよ。やってくれるわ、Official髭男dism…。
更に、スクリーンに映る笑顔の4人に迎えられて、「ああ、今日このライブに来てよかった」って心の底から思えるんです。髭男の笑顔で救われる命があります。オタクの大言壮語に聞こえますが、マジです。ガチです。大真面目です。

……と、どうしてもこの話をしたかったんです。
冒頭で「まさか前日に初日参戦が決まるとは!」と冗談交じりで書きましたが、当初はこんな感動が得られるなんて思ってもみなかったので、初日に参戦できたこと、今では本当に感謝しています。


これは自分の話なんですが、Editorialツアーを通じて、ライブの感想を言い合ったり、ここが好き!を聞かせてくれる同じ「好き」を持ったたくさんの人たちと繋がることができました。
同じライブを見ても、感じ方や見ているポイントや解釈が人それぞれで、本当に面白いんです。このツアー中それも楽しみの一つでした。
自分が行けなかった公演の情報を届けてもらえるなんて、SNSって素晴らしい!

不安定な状況下でのライブ開催、メンバーが一人も欠けることなく最後までツアーを完遂することがどれだけ大変な事だったか計り知れません。
それなのに、客席に対して「ルールを守ってくれてありがとう」「待っててくれてありがとう」と、”国民的バンド”になってもなお驕らないだなんて、こんな素晴らしいバンドのファンでいる自分がなんだか無性に誇らしく思います。

最後に、
全48公演、完走おめでとうございます!本当にお疲れ様でした!
終わってしまった喪失感より、こんなに大好きなツアーに出会えたことが堪らなく嬉しいです。Editorialツアーは2021年9月4日~2022年4月17日までの壮大な作品なのではないでしょうか。一生の思い出です。

生きて、また必ず会いに行きます!
良い夜をありがとう!

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