サッカー日本代表、ワールドカップ予選敗退を肯定するのは何故か

昨今増えていると認識している“予選敗退肯定派”の一人(私の場合、2018年4月9日からだが)として、ひとまず私の主張を簡潔にまとめる。

①現在の 田嶋-反町-森保 体制で志向されている“じゃぱんずうぇい”(ゲームモデルを持たず、選手の自主性に依存する)という方向性では、2050年のワールドカップ優勝やサッカー文化国化を達成する事は不可能。
更には潤沢な資金を元に中国、カタール、UAE、サウジアラビアなどアジア各国が成長した場合、サッカーの質だけではなく選手の質でも勝てなくなる可能性が出てくる。

②予選敗退したら泥沼にハマってしまい、JリーグやWEリーグ、育成年代に至るまで影響を及ぼすという主張も理解出来るが、JFAはハリルホジッチ案件(ハリルホジッチ招聘に尽力したとされる原博実-霜田の両氏を権力から離す、不当な理由で解任する等)やロシアWC案件(大会二ヶ月前の監督解任やベスト16敗退の責任を誰も取らない)を見て分かる通り、ワールドカップ優勝やサッカー文化国化よりも、自分達の保身を優先していると考えるのが自然だ。
このような人々の元で中途半端に成功体験を積み重ねてしまっては、いつまでもガラパゴスなサッカーから脱却出来ず、静かに沈没していくのを待つばかりになってしまうだろう。

※10月8日時22時40分追記

②の主張を強化する現象だ。
選手が身を呈して覚悟を見せているのに、一番の責任者は自らの責任を口にせず、危機感が無いと言われても仕方ないような口ぶり。果たして田嶋会長は選手達との“信頼関係”を保てているのだろうか?


③予選敗退から浮上できない国を例に挙げる人も居るが、日本と同等に考えられる例は無いと認識している。
それを言うなら、サウジアラビアは2018年に3大会ぶりの出場を果たし、今回も予選突破へ幸先良いスタートを切って強さが復活してきており、予選敗退しても復活出来る例と捉えられる。
(当然、オイルマネーの影響があるので、日本と同等には考えられない)


最後に、田嶋-反町-森保 体制を崩してどういう体制にしたいのか?という部分だが、世代交代をして新しい風を………というのが理想論ではある。
しかし、現実的に考えると失敗の出来ない人事なので、経験値と過去の例を踏まえ、やはり原-霜田 体制(監督はこの二人を含む技術委員会で議論して選出)がベターだろう。

いずれにせよ、このまま黙って沈み行く船を見ている事は許容出来ない。

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