沼が多い!!推しが多い!!

私は沼(ハマっているジャンル)が5、6個ほどある。そしてその数以上に推しがいる。同じ沼で2推し、箱推しをしているためどうしても沼数とイコールにはならない推しの人数。

推しが多いことは、供給も多く毎日のようにどこかから供給がくるため幸せな日々だ。

けれど、私の周りには1つの沼(多くても2つ)、推しも1人か2人程度の子が多い。だからか、会う度に「○○が今1番推しているのは誰?」「今1番ハマってる沼はどこ?」と聞かれることがある。しかし簡単にどこと言えない。

これは、私が沼や推しごとに行くもの、お金をかけるものを分けているからだ。

例えば若手俳優であれば舞台やイベントが中心になる。だから通常は舞台中心に、イベントは行きたいと思ったものだけと絞っている。そうなると、自ずと供給が多いものがその時心を占める割合が多くなる。でもだからといって1番今はここの沼が好き!ハマってる!と大声で言える訳でもない。ただ供給が多いから割く時間が多いに過ぎず、他の沼が1番のこともある。

だから毎回この質問にはなんと答えようか悩んでしまい、1番供給が多いものが答えたあとの対応として楽なためよくそう言っている。


私は推しや沼が多くて幸せだなと思う反面、1-2沼で推しも1-2人の子が羨ましくなる。今ハマっている全沼に私が同じだけの熱量、金銭を注ぎこめるかと言えばNOだ。金銭的にどうしても制限はあるし、イベント被りというこの世で5番目くらいに嫌いなものもある。しかし沼が少なく一点集中型と言える友達は大抵、ハマったものには積極的にお金を落とし、行けるライブやイベントは行くというスタンスを取っている。これは私にはできない事だ。同じようにしてしまうと確実に破産する。今でさえもやりくりしつつという状態である。働いても働いても増えない給料明細、世知辛い。時々、自分もああいう風に推しが1人だったらと考えて羨ましい気持ちが大きく膨らむ時がある。そうしたら今5個に注いでいるものが全て1つに注げる。思い切り推し活ができる。

そう思うのに推しは推しとして好きだから減らすことは出来ず、結局いつも通りの5人以上の推しをおし続ける日々に戻る。

理由のひとつに最近時々あるアイドルや俳優、その他芸能関係の方の突然の休止、卒業宣言。それが自分の推しにも来たらと思うと怖くてどうしても1人に絞れない。元々なにかに依存している依存体質だと思っているため、そうなった時の自分が想像できず、ゾッとする時もある。

元々何か一つにのめり込むことが出来ず飽き性だったこともあるのかもしれない。だから保身として複数推しを持つことにより、精神バランスを保っているのではとも考えたことがある。

でも結局は、熱量調節が不器用なのだろうと気づいた。

だから最近は、あくまで私の場合ではあるが推しが多い人は愛情、熱量を水道に例えたらずっと流し続けている人なのかもしれないと思うようになった。きっと1-2人を推している人というのはその調節が上手くできているのだと思う。私はそれが下手でずっと水を出しっぱなしにしているためいつも何かを推し続けているのだと思ってる。

もしかしたら今後、とても魅力的な推しに出会って1人だけを推す日々が来るのかもしれないけれど、今の供給が多くて困る!と騒いで複数のTwitterアカウントを行き来して情報を得るのもなかなかに楽しく感じている。