オタク仲間が嫌で上がろうと思った話

大好きで大好きなアイドルグループがいます。(まだ過去形じゃない)

そのグループは握手会やツーショ撮影をCD購入特典として行うことが出来て、間近で触っておしゃべりもできる距離感の近さが今までハマってきたものよりも近く転げ落ちるようにハマっていきました。沼だった。底なし沼。


現場は見渡せばグループ行動の人ばかり、1人では心細く友人を作ろうとTwitter専用アカウントも作成し徐々に友人ができて、現場は基本友人と行動が当たり前になってきた頃。

複数人いる中で唯一の同担の友人が私にマウンティングをとってくることに気づいた。きっと無意識。だからより、タチが悪い。

私は握手会で話したことはSNSにレポとしてあげるからだいたい推しと何を話したのかは全部丸わかりだった。ツーショを撮る時も忘れないようにメモとして写真と一緒にレポをあげていた。写真撮影できる日になるとTwitterのTLが写真で溢れているのを見るのが好きだった。友人と撮っている時の推しもかっこいい、かわいい。世界一だな。と思っていた。他の人たちの写真も、きっとその人にだからメンバーがしている表情なのだと思って楽しく見ていた。

だけどある日、私がTwitterにレポと一緒にあげた写真を見て、友人は自分が撮った写真と比べだした。

〇〇ちゃんとの写真撮ってる時の方が推しがかっこいい!私はこんな表情してもらってない!こんなことしてもらってない!

これで全部ではないけど、ことある事に比べては自分より私の方がいいと妬まれる。かと思えば、自分への推しの対応等を自慢してくる。何がしたいのかさっぱり分からない。

推しはファンを覚えようとしてくれている。だからファンそれぞれに合わせた対応をしてくれてると思っているから、同じになることがそもそもあまりない。なのに比べて僻んだかとおもえば、自分の方が勝っているとマウンティングを取ってくる。意味がわからなかった。

だから私は推しとお話した後や写真を撮った後に、その同担である友人とそれぞれの接触についての会話はあまりできなくなっていた。私の接触が話しにくい雰囲気を作られてしまうから、話したくても話せなくなっている。他の友人たちも合流しての打ち上げでも同様に同担友人に気を遣いみんな一様にそちらを褒めているか、〇〇ちゃんの推しはやっぱりかっこいいね!と言っている。私はご飯を食べつつ、ただ黙ってその話を聞いているだけの置物だ。

2人だけの時には友人の話を聞き、すごいね!いいね!と褒め友人と推しの接触羨ましいという雰囲気を作り出す。本当はお互いが今日のことについて話して推しよかったねと同担だからこそできる推しについての良さについて話したかった。でも出来なくなった。同担友人が比べてしまうから。

今までハマってきたのはどれも同担と推しについて話して楽しく盛り上がっていたけどこれではまるで接待のようだと思い、同担の友人やほかの友人含む仲間グループからも次第に距離をとるようになった。


オタク同士でマウンティングをとる気持ちが分からない訳ではない。けれど推しにとってオタクはオタク。そこに多少のお気に入り、苦手等の感情はあれど推しから見たら同じオタクでしかないと思っている。そこでマウンティングを取り合ったところで、結局ただの自己満足でしかないんじゃないのか。それよりも同担同士で楽しく推しについて話して今日も一日楽しかった!推しかっこよかった!またね!で解散がベストではないのか。


疲れた、同担に。もうあのアイドルグループを追いかけるのはやめたい。好きに話をして共感してくれる、私の接触話も相手の接触話も平等に聞ける気を遣いすぎない関係性があれば良かったのにと心底同担友人を恨みそうになった。好きなのにどうしてオタク仲間のせいで自分がやめて離れないといけないのだろうかと悩んだ。悩みに悩んで結局、どうすればいいのか考えつかなかった。

推しはやっぱり好き。共通の知り合いがいる以上、同担友人との仲は切れないから必然的に現場で会うことになる。でも会いたくない。イベントには行きたい。今は仕事が忙しくあまり参加出来ていないけど、今後はもっと参加して行きたいとは思っている。

同担にも上手く付き合って行くのは無理でも程よい距離感は保ちたい。このまま、まだファンとして応援していきたい。

ファン同士の関係性で好きなことをやめてしまうのは嫌だ。