35.体育が苦手になった記事

体育(運動)だけは大人になってからも「続けろ」と言われ続け
取り組んでいることが正当化される行為であるにも関わらず、学校教育における体育は「強者のみ優遇される」理不尽なものである
ということを実体験を元に書き記されている。

言いたいことはとてもわかる。
目に見えて結果が出ることもあり、強い者、優れた者が優遇されるのが
スポーツ、部活、体育、運動の世界であるのだろう。
しかし、大人になるにつれて次第にそれは趣味部活の域を出て
「生活習慣として優れた行為」になっていく。
下手でもいい、勝てなくてもいい、「取り組むこと」に意味がついてくるのが
大人になってからのスポーツとなる。

言われてみれば今まで気づかなかったことだが、確かに過去に苦い思い出を持つ者は運動を始めることに対して億劫になってしまいがちだろう。

そういった背景をなくすため、弱き者に冷遇しない体制を作ることは部活動なんかでは必要かもしれない。

ただし、中高の部活動は中年のそれとは目的がまるで違う。
中高生は「勝利」のため、中年は「健康」のためにスポーツを行うので
そりゃあ歪みも生まれるだろうなといった感じ。

教師、学校にこうしろああしろではなく、自身の原体験をもとに当事者意識を高く持ち目的を明確にした上でアクションすることこそが
大人になってから(自立)の社会行動には必要なのではないだろうか。

以上

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