【RPGツクールMZ】ツクール2000再現プラグインまとめ(2024/2/29更新)


はじめに

ツクールMZには2000にない便利機能が追加されていますが、逆に削除されてしまった便利機能や、改悪された(と感じる)機能もあります。
そんな便利機能を復元するプラグインを纏めました。
とりあえずここにあるプラグインを導入しておけば、大方の機能は復元出来ると思います。
今後も更新していくと思います。

素材についてはこちらを参照

2000再現プラグインリスト

主人公が隠れないように会話ウィンドウの表示位置を自動調整

主人公とメッセージウィンドウが被らないよう、自動調整してくれる機能が削除されています。
下記プラグインを導入すれば解決します。

プラグイン設定の許容値はautoでいいです。
プラグインコマンドから有効無効の設定が出来るので、2000と同じ要領で使えます。
また、有効状態でメッセージの中央表示が可能なため、2000より使い勝手が良いです。

顔グラの表示オプション

顔グラの反転とか右側表示がデフォルトで用意されていないので、下記プラグインを導入しましょう。
これがあれば顔グラ芸も自由自在です。

会話中に他のキャラを移動させない

(2024/2/8追記)
ツクール2000には「ウェイト中に他のイベントを移動させる」という、イベント実行中に、他のイベントを動かすかどうかを設定出来る機能がありました。
ツクールMZだとイベントを動かす設定になっており、さらに変更不可となっているため、敵シンボルがいる場所で看板を調べたりすると、敵に囲まれてしまうという現象が発生します。
下記プラグインを導入すると、メッセージ表示中は他のイベントを移動しなくすることが出来ます。
https://github.com/kuroudo119/RPGMZ-Plugin/blob/master/KRD_MZ_StopSelfMove.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

ただし、このプラグインは設定のON/OFFが切り替えられないかつ、メッセージ表示中のみ有効なので、ウェイトとかアニメーション再生中はキャラが普通に動きます。
設定をON/OFFにできてかつ、イベント実行中であれば動かさなく出来るプラグインをご存じの方がいらっしゃれば、情報提供をお願いします。

(2024/2/29追記)
要件を満たすプラグインを発見しました。
こちらのプラグインを利用すると良いと思います。


テキスト表示速度調整の制御文字を追加

(2024/2/8追記)
ツクールMZには、ツクール2000にあったテキストの表示速度を変更する制御文字\S[n]がありません。
下記プラグインを導入すれば再現する事ができます。

変数による代入変数の指定

(2024/2/8追記)
何言ってるかわからないと思いますが、
ツクール2000では『(変数A)番目の変数を〇〇する』や『(変数A)番目の変数に〇〇する』という機能がありました。
(〇〇するは代入、加算、減算などの操作を表します)
代入のみですが、下記プラグインにそれを再現する機能が搭載されています。
(情報提供:フェル様)

変数による操作スイッチの指定

(2024/2/8追記)
ツクール2000では『(変数A)番目のスイッチをON/OFFする』という機能がありました。
下記プラグインにその機能が搭載されています。
(情報提供:フェル様)

変数による増減アイテムの指定

(2024/2/8追記)
ツクール2000では『(変数A)番目のアイテムを増減させる』という機能がありました。
下記プラグインにその機能が搭載されています。
(情報提供:フェル様)

変数による取得スキルの指定

(2024/2/8追記)
ツクール2000では『(変数A)番目のスキルを取得する』という機能がありました。
下記プラグインにその機能が搭載されています。(取得アクターIDも変数で指定可能)
(情報提供:フェル様)

変数によるパーティメンバーの操作

(2024/2/8追記)
ツクール2000では『(変数A)番目のアクターを加える/外す』という機能がありました。
下記プラグインにその機能が搭載されています。
(情報提供:フェル様)

スイッチのON/OFFの逆転

(2024/2/8追記)
ボタン踏むことでON/OFFを切り替える仕掛けを作りたい場合、条件分岐を設定したりスクリプトを組んだりしないといけませんが、2000はこのコマンドひとつで設定出来ました。
下記プラグインにその機能が搭載されています。(単独、範囲指定、変数指定も対応)
(情報提供:フェル様)

マップイベント呼び出し

マップイベントの呼び出し機能が削除されています。
下記プラグインを導入すれば、プラグインコマンドからマップイベントの呼び出しが使えるようになります。

余談ですが、イベント処理中にマップ移動した場合にバグが出るので削除されたとのこと。
そういう使い方をすればバグるのは当たり前だと思うのですが、それだけで削除する理由になるのかちょっと疑問です。

フェードイン・アウトの設定

ツクール2000にあった画面移動、戦闘開始・終了のフェードイン・アウトをブラインドクローズとか、ランダムブロックとかに設定する機能が削除されています。
こういうのをトランジションと呼ぶらしいので、覚えておくと得です。
下記プラグインを導入すれば解決します。

2000と同じ感覚で使えます。
デフォルト設定はプラグイン設定画面からできます。
フェードイン・アウトの速度も任意で設定できるので結構便利。

なお、トランジション素材は自前で用意する必要があるので、下記サイトの素材を利用すると良いです。
transitionsフォルダは無いので、自分で作成してそこに素材を入れればオッケーです。

システム効果音の変更

ツクールMZにはシステム効果音を変更する機能がありません。
下記プラグインを導入すればオッケーです。
プラグインコマンドから各種効果音を変更できます。(PluginCommonBase.jsの有効を忘れずに)
https://github.com/triacontane/RPGMakerMV/blob/mz_master/SystemSoundCustomize.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

滝のマップタイルのコマ送り速度の設定

滝の動きが2000と違ってもっさりしていて違和感しかないです。
なので、このプラグインを入れておきましょう。

自分は
基本ウェイト時間:8
水の倍率:4
滝の倍率:1
にしています。

画面スクロールの固定

画面スクロールは出来るけど、固定ができないらしいです。
下記プラグインを導入すればオッケーです。
これはプラグインコマンドではなく、任意のスイッチのON/OFFで設定を切り替えられます。
https://raw.githubusercontent.com/munokura/MKR-MV-plugins/master/MKR_MapScrollFix.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

(2024/2/8追記)
下記プラグインに、より使いやすい機能が搭載されているようです。
上記プラグインは画面固定の際にスイッチの設定が必要なのと、画面固定の際に画面表示が1マスずれることがあったのですが、下記プラグインはスイッチ不要かつ画面表示のズレも発生しません。
(情報提供:フェル様)

プラグインコマンドから「画面スクロールを固定する」を選び、ture/falseを設定すればオッケーです。

斜めのマップスクロール

2000だと縦横のスクロールを組み合わせてマップスクロールが出来ましたが、MZではなぜか出来なくなっています。
下記プラグインを導入しましょう。

このプラグインは指定座標に合わせてマップスクロール出来るので、スクロール系は全部これでやった方がいいです。
元の位置に戻したい場合は、スクロール先を主人公位置に設定すればオッケーです。

歩行速度の設定

(2024/2/8追記)
ツクールMZのデフォルトの歩行速度はツクール2000の1/4と同じくらいで、ダッシュしてやっと標準速になるくらい遅いです。
このままだと移動がストレスになるので、下記プラグインを導入して歩行速度の改善をしておきましょう。

自分の設定値はこんな感じです。(2000の標準速より若干早いです)

足踏み速度の設定

2000だと歩行速度に合わせて足踏み速度が変わっていましたが、MZだとほぼ一緒です。
下記プラグインを導入しておきましょう。
https://raw.githubusercontent.com/munokura/Yana-MV-plugins/master/Map_Message/StepSpeed.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

他にも再現出来るプラグインがありましたが、任意の速度を設定できるので自分はこれを使っています。
主人公には適用できないようなので注意。(適用できるプラグインが見つかったら追記します)

ジャンプの設定

MZは2000とちがってもっさりしたジャンプなので、2000と同じ感覚でやると拍子抜けします。
下記プラグインを導入しましょう。
https://raw.githubusercontent.com/munokura/Yana-MV-plugins/master/Map_Message/StepSpeed.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

他にも再現できるプラグインはありますが、高さと速度を任意で調整できるので自分はこれを使っています。
これがあればウザイアンジャンプも余裕です。
ちなみに、速度と高度をそれぞれ200に設定すると2000の標準速のジャンプに近い形になります。

キャラクターのフラッシュ

(2024/2/8追記)
なんで消されたのか謎な機能です。
プラグインなしで再現しようとすると戦闘アニメを使わないといけないので、メチャクチャ面倒です。
下記プラグインに再現する機能が搭載されているので、これを使いましょう。
(情報提供:フェル様)

使い方はプラグインコマンドから「キャラクターのフラッシュ」を選んで、パラメータを設定すればオッケーです。
挙動は画面のフラッシュと一緒なので、同じ感覚で使えます。

タイマーの操作

(2024/2/8追記)
ツクール2000にはタイマーを非表示にする機能がありましたが、なぜかMZでは削除されています。
また、タイマーを一時停止する機能も削除されています。
下記プラグインを導入すれば両方とも再現することができます。
https://raw.githubusercontent.com/munokura/MNKR-MZ-plugins/master/MNKR_TimerEX.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)
このプラグインはタイマーのカウントアップも搭載されているので、2000より機能の幅が拡張されます。

オート戦闘

デフォルトでオートコマンドが存在しないので、プラグインを導入する必要があります。
下記プラグインを導入すればオッケーです。
https://github.com/triacontane/RPGMakerMV/blob/mz_master/AutoBattle.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

ロンチプラグインにもそれっぽいものがありますが、拡張性はこっちの方が高いように感じます。
コマンド追加位置も任意に調整できるので、独自コマンドがある戦闘にも使えるかもです。

ノーダメージ時の効果音

(2024/2/9追記)
ツクール2000だとダメージ0の場合でも被弾の演出がされましたが、MZだと無音で演出なしです。
下記プラグインを入れると、ノーダメージの際に効果音を入れることが出来ます。

戦闘中のメッセージウィンドウ表示

2000だとバトルイベント実行中はメッセージウィンドウを表示したままになっていますが、MZだとウェイト中にメッセージウィンドウが閉じてしまいます。
下記プラグインを導入すると、特定のスイッチがONの間はメッセージウィンドウを表示したままに出来ます。
https://github.com/triacontane/RPGMakerMV/blob/mz_master/AutoBattle.js
(右クリック→名前をつけて保存でDL可)

ちなみに最後に表示したメッセージを表示し続けるプラグインのため、スイッチをONにする直前に空メッセージの表示をしておく必要があります。
なお、このやり方は下記のようにステータスウィンドウが下にあることかつ、ターン制のバトルであることが前提です。

右上の行動順表示は別のプラグインによるものです

メニューコマンドの位置変更

ツクールMZはメニューコマンドの位置が右側にあります。
下記プラグインを導入すると左側に表示させる事ができます。

ここから少し拡張したい場合は、上記ではなく下記のプラグインを入れるといいです。
見本の写真は2000と違いますが、2000ほぼ同じレイアウトに出来ます。(所持金表示位置以外)

おわりに

自分が使っている2000再現のプラグインを纏めてみました。
2000→MZ移行を検討されている方の参考になれば幸いです。
ただ、公式で用意しておくべきものがいくつか混じっているのが悲しいところ…

情報提供のお願い

他にもツクール2000の再現プラグインをご存知の方がいらっしゃれば、下記までご連絡下さいませ。
https://twitter.com/mirarusaka

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