出会いはマッチングアプリだけに頼らなかった話。
アラサーフツメン(多分)、普通スペックの私がツイッターで婚活を始めて僅か二ヶ月で7歳年下の愛嬌のあるかわいい彼女ができました。今では結婚を見据えてお付き合いさせていただいております。
過去にそれなりにマッチングアプリ(以下アプリ)を活用しましたが、自分の戦うべきところはそれじゃなかったなーと最近感じます。そんな私が婚活市場でどう戦ってきたか、なぜアプリではないと感じたのかを書いていきたいと思います。
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■データベースに埋もれた
アプリの主な登録項目としては、年齢・身長・年収・居住地・趣味あたりでしょうか。私は自分があまりマッチングしなかったことから「こんな商品のように並べられて何がわかるんじゃい」と勝手に怒っていました(アプリを利用している方、関係者の方、本当にすみません)。私は見た目、年収など、どれを取っても他の人と差別化するポイントが特にありません。
プロフィール文も、自分で自分のことを書くわけですから「自称:連絡がマメ」「自称:面白いと言われる」「自称:優しいと言われる」となっちゃうよなあ、と思うとなかなか書き進めることができませんでした。自分で自分のことを言うのってあまり説得力がないような印象がどうしてもありまして。
この数値化されたデータベースの中に私は埋もれていましたし、いわゆる「テクニック」なるものも色々試しましたが、使い方の問題なのかほとんど効果はありませんでした。
私よりスペックの高い人はごまんといますし、仮に私とマッチングしたとしてもより良い人が見つかればそちらへ乗り換えるのは自然なことだとは理解しています。
■情報の信頼性、人との繋がり
そして何より、アプリではその人のことを証明するものがありませんでした(一部のアプリにはあるかも知れません)。どうせ自分の人生においてその人と今後関わることはないな、と思ってしまえばブロックしておしまい、という話を(特にネットで)見聞きします。私は地方出身ということもあり、割とウェットな人間関係を構築・大切にしてきましたので、そこにどうしても違和感を覚えてしまいます。
一人で時間を消費できるコンテンツが増えてきたこと、首都圏への人口の流入などから人付き合いやコミュニティなどが希薄化してきているように感じます。そのため、今まではコミュニティという面と面での関わりが大きかったのが、個人という個と個での混じり合いになり、信頼性の担保が難しくなっているため、簡単にブロックしてしまう側面もありそうです。
そういったデータベース的に選んでいくことや、人との繋がりの希薄さが私にはちょっと合わなかったな、と感じる理由の一つでもあります。
■勝負する強みとの親和性
年収に関しては改善しようと思えばできますが、仕事は自分の得意分野で力を発揮するために年収よりも環境で選んでしまったため、あまり現実的ではありませんでした。
私の得意分野とはコミュニケーションであったり、物事の捉え方だったりと思っています。しかし、それはデータベース的なスペックとしては現れないですし、ある程度会話といったやりとりをして伝わるものです。つまり私の強みとアプリとは相性が悪く、そりゃうまくいかないわけです。
そこで自分の強みをアピールできそうなツイッターを活用して婚活をすることにしました。私のことがわかるようなツイートを重ねることで、それなりの数の女性から興味を持ってもらうことができました。
■外に出て会話をした
ツイッター婚活と平行して積極的に飲み屋に行くようにしました。お酒が好きなのもありますが、マスターや常連さんと仲良くなり、私のことを知ってくれる人が増えればそのうち運命の人が現れるのではないかと考えたからです。人となりを知ってからの紹介は、スクリーニングもそうですしマッチングの精度?も高いような気がしています。彼女ができた今でもちょこちょこお店には行っていて、マスターや常連さんとの会話を楽しんでいます。
また、結局はアプリでもツイッターでも対面でのやり取りになるので、色々な人と会話をして今以上に、少しでもコミュニケーション能力を鍛えておこうと思ったからです。
仕事柄、画面越しや音声だけのコミュニケーションが多く、相手の顔や仕草を見ながらの適切な言葉がけやリアクションは、直接でないと鍛えられないことに難しさはあると改めて感じました。
■最後に
そうやって外に出て、色々な人と話をしていると人間はコミュニケーションに特化した生き物だなと感じますし、何より繋がりが広まっていく感覚はとても楽しいと感じます。
そう考えるとスマホでポチポチして会うことには、まだ少し違和感があるというか、自分にはアプリは合っていなかったかなと思います。世界はスマホの中ではなくてリアルにある、そう思って自分のコミュニティを広げていくことが、婚活だけではなく自分の将来的にも大切になるような気がしています。
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