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4.24

西加奈子のおまじないがすごくよかった。
女子の、おまもりみたいな短編集。
今まで生きてきた中での日常のジャリっとした感情をやさしく、やわらかくしてくれる様な1冊だった。

喫茶店で読んでいたら、「マタニティ」で泣いた。
「孫役」もとてよよかった。
すごいなぁ、西加奈子って人は、なんなんだろ。
女の諸々の感情を(これを女の、としていいのか、男もなのかわからないけど、短編の小説の主人公は全て女性なのがまた)こんな風に表現するだなんて。

きっとこの先もずっと、寄り添ってくれる1冊。
ラストの対談もとても良くて、少し何かがほぐれた。


本が好きだな。
映画も好きだけど。