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ギヴン展に行ったよ

 ギヴン展に行ったので感想を書きます。その前に、前回「真冬を愛せるのか」と書いたことについて、あれから真冬と向き合ったのでそのことについても書きます。

“私は真冬を愛せるのか
 この苦しみから抜けるためには、真冬のことをもっと好きになれば良いと思う。思うんだけど、なぜかあまり好きになれない。モノローグが少ないというのは一つ理由としてある。何を考えているか分かりづらい。きっとそれが彼の良さではあるんだろうけど、感情移入しづらい。音楽の上達が早いのは努力をしている証拠だけれど、その描写もない。唯一好きだなと思うのは柊たちと話すときの心を許した話し方。柊には意外と横柄な態度をとる。横柄は言い過ぎか。気を遣わないその喋り方に安心する。立夏ともそんな風に話せたらいいね。あとは歌だなぁ。立夏は真冬の歌に惚れたとしか言いようがない。まぁ面倒見てる過程で気になっていくのがわかったから立夏はまだわかる。真冬は立夏のこといつ好きになったの???そう、多分それに尽きる。真冬はいつ、立夏のどんなところを好きになったんだろう???それがわかれば、もっとこの2人を推していける気がする。”

前回のギヴン感想より抜粋。立夏が好きすぎて真冬のことを好きになれない私。


真冬視点で読むギヴン
 まず真冬のことを好きになるために私がやったのは立夏ではなく真冬視点で物語を読むこと。先に真冬と由紀のエピソードを頭に叩き込んだ上で、最初から真冬の気持ちで読む。立夏のモノローグはある程度アンサーとして受け取る。真冬に関係ないところは便宜上読み飛ばす。そういう読み方をして気づいたことがある。序盤、真冬は心が冷たくなっているなか、立夏の存在に癒されている。それからお世話焼きな立夏に懐く形で心を許していく。これはもう、仕方のないことだ。萎れた心に水が注がれたら誰でもこうなる。立夏の優しさに甘えてしまう。この点は理解できたし共感した。由紀の件があってから半年程度で立夏を好きになるのは違和感があったけれど、好きになる前に安心するという気持ちがあったのだ。これはもうイコール好きではあるんだけど、こういうのって縁とタイミングだから、仕方ない。

自己矛盾型ネコ
 4コマで真冬の性癖が語られている。自己矛盾型ネコ。これを読んでしっくり来たというか、私は真冬を理解できてなかったなと改めて思った。アニメから観始めたのもあるが、特にアニメの真冬は大人しい印象が強い。うんとかそうとかしか言わないし、嫌なときは無言で断るイメージ。ただ、再度読み直して思ったのはこの子はどちらかというとS気質なのだ。全然受け身には見えない。強情でストレートな物言い。柊たちへの喋り方が本当の真冬なのだ。立夏たちには猫かぶっているとも言えるし、心が落ちていたからこそあんな感じになっているとも言える。立夏とも関係を深めるうちにズバズバ言い合える仲になっていくが、なるほどはっきりモノを言う真冬は好みである。こうして、真冬に対する気持ちがあまり好きではないから、割と好きにシフトしていくのにそう長くはかからなかった。
 無意識がどうかはわからないけど、真冬は立夏への告白の仕方もセックスの誘い方も元彼の真似をしていて、過去からの繋がりを感じる。前はそれに腹を立てていたけど、先生が描きたかったのは、そうやって人生が続いていくということなんだなって真冬を好きになって気づいた。

ギヴン展
 土曜に行こうと思っていたが、その日はムビチケ争奪戦の日で京都駅周辺にギヴンファンが多いのでは(ギヴン展も混んでるのでは)と思い直した。そのため、日曜に行ったのだが、中は1組とすれ違った程度でゆっくり1人で見れてよかった。スタッフさんが監視してくるのが少し気になったが。触らないようにとか書いてあるので監視は必要なんだろうけど、BLの恋事情やら性事情やらの展示をニヤニヤしながら見るので他人の目は少なからず気になる。
 まず最初のイラストから美しい。これはギヴン展のポスターにもなっている真冬が美しいイラスト。立夏は小さいし横向いてるからそうでもないが、全体のお洒落さと真冬のビジュの良さが引き立ちとても好き。その後は割と原作が並んでいる感じだった。最近かなり読み込んでるからなーと思いながら回遊したが、時々くるキャラのイラストが最高によかった。真冬と立夏のハートのやつも大好きだが、秋春と雨月のイラストが刺さるのが多かった気がする。秋春はポージングもいいよね。タバコの火をつけあう体勢とか、推しカプだったら尊死しそう。雨月は作者に愛されてるのがキャラデザから溢れていて、そりゃ皆に好かれるよねと誰目線かわからないけど思いました。私は真冬との絡みがすき。ムビチケ特典の雨月&真冬は本当に美しかったな。欲しかった〜!

真冬と柊のビジュが良すぎる件
 今回のギヴン展でとにかく何度も何度も思ったのは真冬のビジュが良すぎる!!!!!!!あと柊も。これは好きになるでしょ。お洒落で可愛くてカッコよくて、とにかく目をひく。立夏推しのはずなのに、気づいたら真冬を目で追ってしまう。怖かったのは物販で、立夏のアクスタを買うつもりで入ったのに、真冬のアクスタが欲しくなって困った。ポスターもハガキも真冬が欲しい。どうした私。つい先日まで毛嫌いしていたのに!!!!!困惑しすぎて30分くらい物販売り場をぐるぐるしていた。立夏のアクスタが欲しいはずなのに真冬のアクスタ買おうとしてる??正気か???え、立夏のアクスタ実はそんなに欲しくない???え????という思考の果て、結果よくわからなくなった私はどちらも買わなかった。先生やアニメスタッフの皆さんに申し訳ない。ビジュがドストライクなハガキセットを購入。ギヴンのCD風キーホルダーも欲しかったがこちらは売り切れていた。

真冬のかっこよさ

 結局私はギヴン展を経て、真冬推しになったんじゃないかと思う。真冬はアニメじゃなくて漫画が良いので、漫画の真冬を推します。声も実はイメージ違う方が推せるかも。もう少し攻めっぽい声の方が。まぁでも最初あの歌にやられたわけなので結果オーライです。
 真冬は彼氏にしたい感じのかっこよさではないので、推しカプのひとりという存在でよかったなと思う。本当は真冬攻めでカプがあるともっとどハマりした可能性はある。あるけど。公式BL商業漫画なわけで、真冬は受けと決まっているので、自己矛盾型ネコとして受け入れたい。立夏を幸せにしてね。

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