見出し画像

私が「自称、HSP世界大会優勝」なワケ

HSPが何ぞや、っていう話は至るところで目にするので割愛するが、とにかく私は私以上に敏感で察しがよくて打たれ弱い人間を知らないし、絶対いないと思っている。

だから、万が一、今から話す内容を超えるHSP話をお持ちの方がいたら、ぜひ聞かせてほしい。いないとおもうけど。(いたら本当にコメントください、お願いします)

HSP、気絶したまま走る。

あれは、小学6年生の夏。

私は地域の陸上大会に100メートル走の選手として出場することになった。

元々、競うことは苦手だったし足も早くなかったのに出場する羽目になったのは、ただただ運が悪かったから。

心底出たくなかったのに、親や担任が欠席を許してくれなかった。

当日は朝から気分が悪かった。

いや、1ヶ月以上前から相当気分は落ち込んでいた。

開会式が終わると、それぞれの競技がそれぞれの場所で始まった。

100メートル走の選手が呼ばれ、前に並んでいた子どもたちが次々と走り、私のグループの順番があれよあれよと近づいてくる。

隣の子が気さくに話しかけてくれたが、それどころじゃない。

苦手なピストル音が鳴ってるけど、もう、本当の本当にそれどころじゃなかった。

ついに、私の順番がきた。

スタートラインに立った瞬間、私の心に処理しきれないほど膨大な量の

不安と、

緊張と、

嘆きと、

怒りと、

恐怖が一気に押し寄せ

鳴り響くピストル音とともに、

爆発した。

そして、意識を手放した。

走り出したはずが手足の感覚は無い、視界は一面、真っ白だった。

音も、匂いもしなかった。

数秒後、徐々に視界に彩りが戻ってきて、地面を蹴る音が聞こえ、気づいたときにはゴールしていた。

そして、鬼●の刃に登場する某キャラクターよろしく、私は気絶しながらも走りきり、好成績を残した。

他にもあるよ

実はこれ以外にも、HSPすぎて精神が崩壊した話はあって、個人的にはこの話が一番の自信作なんですけど、それはまた次回にでも書かせていただこうと思います。

些細なことが気になったり、不安だったりっていう特性はHSPあるあるなんですが、「繊細さん」の枠を超えちゃってる話(鬱病などの精神疾患ではなくあくまでHSPらしい特性の範囲内で)、とっても興味があるのでお持ちでしたら是非教えて下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?