昨年観た、特に好きだった映画

  1. 花様年華(2000)/王家衛  1.22

  2. 長屋紳士録(1947)/小津安二郎  1.28

  3. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995)/押井守  04.06

  4. COMPARTMENT No.6(2021)/ユホ・クオスネマン  06.28

  5. 聲の形(2023)/山田尚子(原作: 大今良時)  日付不明

  6. マリア・ブラウンの結婚(1978)/ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー  09.11

  7. 同級生(2015)/中村章子(原作: 中村明日美子)  09.13

  8. クーリンチェ少年殺人事件(1991)/エドワード・ヤン  10.16

  9. ブエノスアイレス(1997)/王家衛  10.16

  10. 東京兄妹(1995)/市川準  11.23

たくさん映画を観る人間ではないが、昨年は友人の影響もあってたくさん観た。
その中でも特に好きになり、この監督の他の作品も観てみたいと思った作品を、観た日付順に10個並べてみた。10個選んだのではなく、昨年観た映画をメモにまとめていた中で飛び抜けて心に残った作品はもともと太字で記録してあり、それらを上のように抜き出してみたらちょうど10個だった、という次第。

【内訳】
日本映画 5本(うち3本がアニメーション作品)
香港映画 2本(どっちも王家衛だけど)
台湾映画 1本
フィンランド映画 1本
ドイツ(西ドイツ)映画 1本

香港映画/台湾映画は、明らかに友人の影響を受けている。私1人でここに辿り着くことはなかったと思う。新しいことを教えてくれてありがとう。全く予備知識がないままに着いていってよかった。あと、小津映画と呼ばれるもの……いや、概念とかじゃなく小津監督の作品を小津映画というが、その呼び方に抵抗がある……に初めて触れ、私は小津監督の映画がシンプルにとても好きだということがわかった。ただ小津安二郎という存在が日本を問わず世界の映画業界であまりに大きいため、「好きだ」というとほとんどの人が「あー、ね」「そりゃみんな好きでしょ」みたいな反応をするし、分析だか批評だかをする前提の姿勢で作品を観る人々(そして語りたがる人々)がとても多く感じて、少し面白くない。定位置の固定カメラだの彼特有のシーンの繋ぎ方だの彼が後世に与えた影響だのは置いておいて、登場人物たちが交わす些細なやり取りにクスッとしたり、愛おしいと感じたり、それがいいなあと思った。他にも代表作はほとんど観てないので観たいと思う。GHOST IN THE SHELLは、あらかじめ攻殻機動隊のアニメシリーズを観ていたのですんなり世界観に入れた、とはいえ、とにかく絵の力が強引で強烈で面白くて、呆気に取られながら観ていた。攻殻機動隊はアニメシリーズ含めて言えることだけど、目配せするかのような省略された会話のやり取りがとっても艶っぽくて好きだ。大事なところは言わないのに相手を肘で突いてクスクスしているような、真似できない大人な言葉のやり取り。他のアニメ作品と質が違う。なぜかわからないけど。

最後まで書き上げてから投稿したかったのだけど、年末に仕上げるつもりが年を越してしまったので、、、また今度何か書こうと思う。元旦の今日は家族全員で久々にエヴァの序を観た。知恵熱で頭が痛い。てか音響効果が1人でびっくりした。今年の正月はみんなで序破Qシンを全部観ようと話しているけど、できるかな。

改めて、明けましておめでとうございます。
去年は人生の方針を決める(揺るがす?)ような大胆な行動をしました。
今年は選んだ選択に責任を持って、しっかり前を向いて歩いていきたいです。
とは言いつつ、楽しい一年にしたいぞ。

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