障がい者雇用と公務員試験

どうしても書かずにはおれない。
わたしがいかに無力な存在で、この世から忘却される間近であるかを。ちなみに下記のURLは、わたしが受けたものではなく一例です。

わたしは今年の政令指定都市の行政職(障がい者枠)を受験して最終選考の面接で不採用となりました。この話だけ聞くと、あるあるだと思います。でも納得できないのは①試験内容と形式、②受験者数と③最終的な採用人数です。①〜③と順を追って書きます。

①試験内容と形式

試験は一次試験(一般教養)の足切りを除く、筆記試験(専門科目、小論文、英語)、筆記合格者を対象にした適性検査と複数回の面接試験でした。一次試験の足切り以外は試験内容も形式も一般の試験と同じです。

②受験者数

筆記試験の応募者数(障がい者枠)は86名、実際に受験会場で見たのは7、8席空席だったので77名程が受験していました。筆記試験の合格者は9名でした。その後の選考(適性検査を含む)で最終面接が7名となりました。最終選考の当日に7名(わたしもその一人)は庁舎に一堂に会して面接試験を受験しました。

③最終的な採用人数

7名の最終候補者から合格者は0名(該当者なし)でした。

やるせない気持ちになりました。確かにわたしは面接で上手く答えられない場面もありました。だから、合格者一覧に他の受験番号があり、自分の受験番号がなければ落ち込みはしても自分より優れた人がいたと今のような感情は抱かないでしょう。しかし、0名という結果は採用意図があったのか疑問が残ります。

公務員対策本によると、わたしの受験した採用試験の配点は筆記試験(900点)と面接(200点)とありました。障害者枠の場合、一般教養(200点)がありません。そのため単純にそこを引くと700点と200点になるはずです。でも合格者の該当者なしということは、面接試験が誰も基準を満たさなかったということです。まあ結果はそうなのでしょう。ただ受験者が7名いて一人も合格点を満たさないというのも本当かと言いたくなります。

試験に関する問い合わせは不可となっています。ホームページの障害者雇用の取り組みを確認すると障害者枠の試験は9年前から毎年実施しています。そして採用ホームページには障害者枠を除く選考の通過者数と最終合格者数(過去3年分)が掲載されています。障害者枠の過去の受験者数、通過者数と最終合格者数は公開されていないためわかりません。

要するに、障害者枠はブラックボックスです。
納得いかないことを話すと、主治医からは質問状を送る、あるいは裁判してみたらと言われました。そんなお金もエネルギーはわたしにはありません。いまnoteに書くことが精一杯です。筆記試験は簡単ではありませんでした。専門科目は一から必死に勉強しました。

行政でさえ障害者雇用に後ろ向きなのかと思うと、企業はもっと嫌でしょうね。

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