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沖侑果ちゃんの卒業コメントを読んで

我が推しメン、沖侑果ちゃんが昨日の公演で卒業発表しました。
先日24歳の誕生日を迎え、いても最長であと2年くらいかな(26歳のうちには卒業)と思っていたので、想定より早く驚きました。

彼女の功績や褒めるべき点などは卒業日あたりに書くとして、今回は卒業コメントを取り上げます。
ただしHPに掲載しているのは一部であり、ソロファンクラブではもっと詳細に語られているので、この機会に入会をご検討いただければと思います。
https://okiyuka-fc.jp/


卒業コメント
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STU48ドラフト3期生の沖侑果です。
本日行われた、花は誰のもの公演にてSTU48から卒業することを発表しました。
STU48に加入して約5年半、普通の女の子ではできないたくさんの経験をさせて頂きました。
苦しかった経験はあれど思い返すと楽しい思い出ばかりで本当はまだまだずっとこの環境に居たいなと思ってしまいます。
でもそれは自分にとっての甘えなんじゃないかと思うことが多くなり、頼もしい後輩の姿を見ていると次のSTU48を引っ張っていくのはこの子達なんだと。内側からではなく外からSTU48を応援したくなりました。

今まで王道とも言えない私を推してくれて、支えてくれて本当にありがとうございます。最後まで私は後悔がなかったといえるように、やりたい事を全部叶えてSTU48を卒業したいと思います。残りの時間、皆さんに恩返しできるよう精一杯頑張りますので最後まで応援よろしくお願いします。

そして私のファンの皆様へ、
生誕祭での卒業発表で悲しませてしまってごめんなさい。でも私は私を応援してくれている皆さんに現地で、配信で、1番に伝えたかったです。卒業しても推しメンの中に私の名前を入れてくれるとすごく嬉しいです

ずっとずっと飽きさせない沖侑果でいます、
最後まで楽しもうね。
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引用:https://sp.stu48.com/news/detail/16999


毎年多くのグループアイドルメンバーが卒業に際しコメントを出しますが、こちらのような理由を書くメンバーはかなり稀ではないでしょうか。

今回注目したいのがこちら。
『頼もしい後輩の姿を見ていると次のSTU48を引っ張っていくのはこの子達なんだと。内側からではなく外からSTU48を応援したくなりました。』

「次のSTU48」とは具体的に何を指しているのかというと、これはあくまでファンである私の主観ですが、「次の選抜メンバー」の意味が大きいと推察しています。
広い意味では2期生以下の全メンバーを指すのだと思いますが、配信などでの発言を聞いていると、選抜メンバーというものついてよく伝えてくれていました。

大人数グループを引っ張るのって、やはり選抜メンバーなんです。
非選抜メンバーも各々自分にできる仕事を頑張っていて、この子は非選抜なのにこんなことできてすごいなぁと思うことは多々あるものの、非選抜メンバーがグループを引っ張ることはできません。
過去に秋元グループで、非選抜メンバーの〇〇ちゃんはグループ全体を引っ張っていた!と言える例はあるでしょうか。ないと思います。

そんな、STU48でいう16人の貴重な選抜枠。
ここが本当にSTU48は保守的すぎる。

「この子は選抜に入った瞬間にグループを引っ張る実力があるのになぁ」
「この子は選抜に入ったら数年後、確実にグループを引っ張ってくれるメンバーになってそうだなぁ」
といったメンバーがなぜか選抜に選ばれない。そんな状況がSTU48は続いています。

こう書くと、篠田麻里子さんの発言を出してくる人が現れるんですよね。「後輩に席を譲れと言う方もいるかもしれません。でも私は席を譲らないと上に上がれないメンバーはAKBで勝てないと思います。」

これですこれ。
これを出してくる人に反論します。

いや、当時のAKB48と今のSTU48では状況が大きく違いますからぁ!残念!

今のSTU48を見てくださいよ。
公演数、月に何回だと思ってるんですか?
そのうち特定のAメンバーが出れる回数、何回だと思ってるんですか?

(非選抜)メンバーによっては、月に1回公演に出れるか出れないかどころか、2ヵ月に1回ペースの子だっています。
これでは秋元グループの3大仕事、公演・メディア・握手会(お話し会)のうち1つがないも同然です。
そしてメディア仕事はそもそも選抜メンバーを含めて数が少ないため、非選抜メンバーに回ってくることはほぼありません。
かつてのAKB48で言うところの、有吉AKBやAKBINGOといった、選抜/非選抜 分け隔てなく一堂に出演できる番組がSTU48にはありません。
これは最近のことではなく、2期生が加入する2019年時点ではすでにそうでした。

なので、非選抜メンバーにとって自分推しのファンを増やすチャンスがかなり限られている状況です。
そんなSTU48を救ってくれているのがSHOWROOM。
SRが唯一、ファンに顔見せできるツールと言っても過言ではありません。

これを上手く使ったのが吉崎凜子ちゃんです。
コロナショックで公演はない、メディアも出れない、そんな中でもSRをきっかけに選抜どころか瀬戸内PR部隊まで登りつめました。
だから凜子ちゃんは本当にすごいメンバーだったんです。あんな短期間でのし上がったメンバー、STU48では後にも先にもいません。
そんな凜子ちゃんも卒業してしまいました。STU48を引っ張るメンバーになるはずだったのに・・・。

話を戻します。
非選抜から選抜になるための大切な指標である、個別お話し券つき劇場盤CDを売るためのチャンスが今のSTU48にはないんです。
なので篠田麻里子さん論法は通用しません。

今のSTU48でも過去の秋元グループでも、共通することがあります。
それは『使わないと育たない』
言い換えると、人気が出る兆候のある非選抜メンバーや光るものを持っている非選抜メンバーを1回、2回ほど試しに選抜に入れてみないと、アイドルとして伸びきらないということです。
1回、2回ほど入れてみて、それで伸びなかったらいったん外してみる。これを繰り返す。

せっかく選抜は16人も枠があるんだから色々なメンバーを試すことができるのに、動かずしてどうするんでしょう。
ここ何作かの選抜発表はSTU48ファンとしてワクワクやサプライズがない続きで、これはもうメンバーもファンもみんな感じていると思います。

2ndで沖侑果が!中村舞が選抜に入った!
6thで高雄さやかが!原田清花が選抜に入った!

こういうのを毎シングル見たいですし、そうしていかないとグループとして停滞してしまう。
今のSTU48を引っ張ってくれているのは選抜メンバー。
そして次のSTU48を引っ張るのは今、非選抜にいるメンバーです。
若手にとって未来あるTeam.STUになればいいなぁ。

最後に、
縷々書いてきましたが、以上の理由だけが卒業を決心した理由のすべてではないと思います。
土台には「次のステージで自分を試してみたい」というのがあって、そこに加えて私が想像したことを書いているに過ぎない点、ご承知くださいませ。


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