サーモンランNW初心者向け手引き

前書き

 みなさんはサーモンランは遊んでいますでしょうか。このサーモンラン、評価が上がってキケン度(難易度)が高くなってくると、ただ操作精度のゴリ押しでなんとなく遊んでいるだけではクリアできなくなってくるほど難しいものとなります。しかし、この「なんとなく遊んでいる」状態から抜け出すには意識して抜け出す必要があるはず。そのきっかけとなれるよう、「こんな事をすると成功率がグッと上がる行動」を私なりにまとめようと思います。
 なお、今回は基本的に「伝説未到達者への手引き」を想定して執筆しました。私自身、頑張っても伝説200が精々でありそれ以上の高みについてはわかりませんので、今回の対象からは外しております。しかし、私と同じくらいのレート帯でも今回紹介する行動をしていない方が多いです。何か考えがあって敢えてその行動をしていないのであれば別ですが、何も考えていなかったのであれば、ぜひ参考にしてください。

必須級にしてほしいこと

 まず、必須級にしてほしい事を紹介します。まぁ、身構えなくても高い操作精度が求められる事は言いません。難しい事は私だって出来ませんので。どちらかと言うと、意識的な問題ですかね。

・カモンとヘルプを使いましょう

 まずこれですね。カモンとヘルプは積極的に使いましょう。字面的に味方に要求をしているみたいでちょっと遠慮してしまう気持ちが生じるのは理解できます。しかし、歯に衣着せぬ言い方をしてしまうと、(ナイスダマ以外での)ナイスなんかよりカモン・ヘルプしてくれる方が嬉しいです。人によっては、遠慮とかいう次元ではなくカモンやヘルプをしてくれない事を不満に思うこともあるレベルで重要ですので、カモンとヘルプは積極的に使っていきましょう。
・ヘルプの使い方
 もちろん倒された時です。適宜連打しましょう。「うるさいかな?迷惑かな?」とか考える必要はありません。適宜、連打しましょう。忙しくシャケの対処をしている仲間にとって、倒された仲間の位置は非常に重要な情報です。しかし、ヘルプを押さないとあなたがどこにいるのかわからない場合があり、復活させるのに時間がかかるのです。そのあなたの位置情報を伝えるのがヘルプです。あなたの位置が常に味方にわかるよう、適宜連打しましょう。
・カモンの使い方
 
こちらはヘルプと比較して用途が多岐に渡るので、連打すれば良い訳ではありません。特に、無駄に連打してしまうと、真に重要なカモンの時にスルーされる可能性が出てくるので注意が必要です。個人的にカモンの使い方は、①干潮時のお知らせ②通常Wave最初のオオモノの登場を発見した時③自分のブキでは対処が難しいオオモノが現れた時④厄介なオオモノが複数現れた時⑤間欠泉Waveで金シャケが出た時⑥ヒカリバエやグリルで集合位置を主張する時⑦その他一人では対処できない問題に直面した時、ですかね。まぁ、カモンをするまでもなく味方が近くにいる時はいらないかもしれませんがね。
 ①②⑤⑥については説明を省きます。まぁ①②は任意ですけど、カモンしてあげると親切かも。⑤はさすがにわかるよね…?また、⑥の目的でカモンを押してる人は既に言われなくともカモン押す人でしょう。
 ③は、まずブキ毎に得意なオオモノ・不得意なオオモノがいる事はおわかりでしょうか。例えば、ジェットスイーパーは射程も長く1発でコジャケを倒せる威力とそこそこの連射力があり、中央の柱を登らなくてもハシラを倒しやすいので比較的ハシラが得意だと言えます。一方、例えばリッター4kはハシラのように小さくて素早く動く相手をいっぱい倒すのは難しいので、リッター4kは比較的ハシラが苦手だと言えます。これを前提に考えまして、あなたがリッター4kを持っている時にハシラの出現に気が付いたとします。この時、ジェットスイーパーを呼ぶ目的でカモンをしてほしいのです。ここで、リッター4kであるあなたが無理矢理ハシラを倒しに行くとどうなるか、まず時間がかかるのはおわかりいただけると思います。そして、時間がかかるとどうなるか、すなわちリッター4kが得意で、リッター4kに処理してもらいたいオオモノの対処が遅れるのです。これが重なると全体のオオモノの処理が遅れますので、失敗に繋がります。ですので、(特に早く倒したいオオモノで)自分の持っているブキにとって不得意なオオモノが現れた時は、得意なブキを持っている味方を呼びましょう。来てくれるかは味方や状況次第ではありますが、呼ばないで放置するよりはマシですし、仮に不得意ながら仕方なく対処をしなければいけなくなったとしても、途中から味方が手助けに来てくれるかもしれません。
 ④は、タワー・カタパッド・テッキュウを筆頭に厄介な敵が複数現れた時に、自分では対処しきれなかったり対処に時間がかかりそうだったりしたら、援軍を呼ぶ目的でカモンをしましょう、という話です。無理に一人で対処しようとして倒されてしまったり、そうでなくともガッツリ時間を使ってしまったりしたら、他のオオモノの対処が遅れ(ry。特に上記三種のオオモノは海岸から遠距離攻撃の出来るオオモノなので、これらの処理が遅れるということはすなわち、味方への遠距離攻撃が止まない、ということと繋がります。これでは味方も困ってしまうので、他のオオモノを一旦放置してでも倒したい場合が多いはず。ですので、早急に処理をすべくカモンをして味方を呼びましょう。特にテッキュウ君、なんで君は出現すると後から続いていっぱい出てくるんだい?
 ⑦はその他です。とりあえず意識としては「この状況は一人での対処は厳しいなぁ」と感じたらカモンする、って感じですね。「無理に一人で頑張って倒されてからヘルプするよりも、倒される前にカモンして味方を呼んだ方が良い」って認識は変わらないので、その認識で大丈夫です。

・壁を塗りましょう

 時間のある時、特にWave前後にある数秒の空き時間に壁を塗りましょう。どの壁がより有効かは一旦置いておいて、とにかく塗れる壁は可能な限り塗っておきましょう。
 壁は、床と違いWaveの最中に塗っている余裕は少ないです。しかし、その割に逃走経路やショートカットなど壁を登る機会はめちゃくちゃ多いです。「緊急避難したい時に壁が塗れていなくて登れず倒される」「納品ノルマがもう少しだったのに壁を登れず納品できなくて失敗」なんて経験はありませんか?私はたくさんあります。こういう事故を未然に防ぐために、可能な限り壁を塗りましょう。
 特に、個人的に重要視しているのは「ジャンプすれば飛び乗れる段差の壁」です。これ、「ジャンプすれば飛び乗れるから良いじゃん」とばかりに軽視されがちな気がしているのですが、実際はシャケのインクに足を取られたり焦って小ジャンプになったりして飛び乗れないことが多いと思うんですよ。これがすごくストレスなのです。そんな時、この段差の壁が塗ってあれば、イカ状態でジャンプすればちゃんと上に乗ってくれるのでかなりストレスが軽減されます。もし手が空いていたら、この「ジャンプすれば飛び乗れる段差の壁」も塗っておくことをオススメします。

意識したり、考えたりしてくれたら嬉しいこと

 次は少し踏み込んで、成功率を上げるために具体的に何を意識して、何を考えた方が良いかについて、私の考えを書いていきます。ただ、私の意見が絶対的な正解ではないので、どうか鵜呑みにせずご自身で考えてみてください。「正解を伝えたい」というより「考えるきっかけになったら嬉しいな」って感じです。

・スペシャルの使い所

 あなたは「やばくなる前にスペシャルを使え」という言葉を見聞きしたことはないでしょうか?これは、「既にやばい状況になってしまったらスペシャルを使っても打開は困難だから、そのやばい状況になる兆候が見えたらスペシャルを使おう」という話です。実際、ステージ上をシャケが占領した後からスペシャルを使っても、状況の打開は難しいです。しかし、その「やばい状況になる兆候」ってのを察知するのは難しいですよね。私も未だにできてない事が多いと思います。そこで、私は私なりにスペシャルの使い所を考えました。結果、正解に近い解答が出せたと思うので共有します。
 私なりの結論としては、大まかに言えば「処理が面倒だと感じたらスペシャルを使う」です。「面倒って…そんな適当にスペシャル使っても良いの?」とお思いかもしれませんが、たぶん大丈夫です。というのも、「面倒だと感じる」ということはすなわち「手間や時間がかかりそうだと感じる」ということです。サーモンランというのは、1Wave100秒という短い時間の中で雑魚シャケ処理・オオモノ処理・金イクラ納品・生存、とやることが多いです。この短時間の中で「手間や時間がかかる場面」というのは致命的な状態であり、これの解決に素直に手間と時間をかけていたら時間が足りなくて失敗に繋がりやすいと考えました。この「手間や時間がかかる場面」をスペシャルで一気に解決してしまおう、って感じの考え方ですね。以下具体例を挙げておきます。(既にやばい状況の事例は省きます)
・厄介なオオモノが複数体出現していて、かつそれの処理をするための道筋が混み合っている時
 
先ほども書きました「厄介なオオモノ」がいっぱいいる時ですね。基本的にはタワー・カタパッド・テッキュウがいっぱいいる、という認識で大丈夫です。彼らは放置していては一体でも厄介なのに、それがいっぱいいるのは面倒な事この上無いです。また、任天堂が狙って設定したのかわかりませんが、この三種のオオモノは普通に倒すのも比較的時間がかかる設定となっておりますので、そもそも彼らがいっぱいいる時点でスペシャルを使う判断をしても大丈夫なレベルです。
 ただ、一応スペシャルは一人二回までしか使えないことを考慮すると、スペシャルをなるべく温存したい時もあります。そんな時に温存するかどうかの基準として「その「厄介なオオモノ」を倒すための道筋が混み合っていて、「厄介なオオモノ」を倒すことができる状態になるまでにも時間がかかりそうな時はスペシャルを使う」って感じですね。例えば、タワーやカタパッドの前にいっぱい雑魚シャケがいてタワーやカタパッドに攻撃が届かない、みたいな状況です。逆に、Wave開始直後など、仮に「厄介なオオモノ」が複数出てきても、味方と連携できてメインブキで処理できる、みたいな状況では温存しようかな、となるわけです。
・コンテナ周りに雑魚シャケやオオモノがいっぱいいて、納品がしにくい時
 これは、特に納品がノルマに届いていない場合ですね。いくらオオモノを倒しても、金イクラを納品しなければクリアになりません。その納品がシャケたちに妨害されている状況の時は、スペシャルを使って納品を進めやすい状況を作る場合があります。
・味方が動きを制限されている時
 これは少々特殊ですが、一応紹介しておきます。遠くの金イクラを拾いに行ったがコンテナまでの道がシャケたちで埋まってしまったり、シャケたちに囲まれていて身動きが取れなくなっていたりする仲間がいた場合、その仲間が動きやすくなるようにスペシャルを使う場合があります。味方が倒されるより前に助ける事ができれば、その仲間が浮き輪になるはずだった分の時間働けるようになるので、マイナスになる事は無い、と願いたい。
・難易度の高いWaveで手間取った時
 これも特殊です。難易度の高いWaveとしては、ヒカリバエやグリルもそうですし、シェケナダムの満潮も該当すると思います。まぁあなたが思う失敗率の高いWaveを想定していただければ良いかと思います。これらのWaveの難易度が高いのは、「少しのミスですぐに大変な状況になってしまうから」だと思っています。そこで、処理がもたつく等して余計な時間がかかってしまった時には、すぐにスペシャルを使えるよう心の準備をしておきましょう。

・身の安全

 「なるべく倒されないようにしよう!」…言葉ではごく当たり前のことです。しかし、自戒も含めて、意外とこれを意識していない人が多い事も事実です。典型的な例としては、「Wave序盤、海岸沿いから出現してくるオオモノを倒しに行ってそのまま浮き輪になる事例」ですかね。言うまでもないですが、たくさん倒されたら、その倒されている時間分仕事が出来ないので、仲間に負担がかかります。生きている事、それ自体価値があるのです。
 特に、オオモノを倒したい気持ちになっている時は周りの雑魚シャケなどが見えていない場合があると思います。ぶっちゃけ練度の問題が大きそうなので難しいですが、なるべく意識的にクリアリング等したいですね。ちなみに私の認識では「無理はしない」って感じです。無理してでも解決したい問題が目の前にあるようなら、せめてカモンしましょう。「私これから無理します!援護してくれなきゃ死ぬわよ!」的なメンタル。

・ブキの役割

 ご存じの通り、サーモンランにおけるブキは、基本的に編成はスケジュール毎に固定で、その編成内のどれかのブキを担当する形でブキを使うこととなります。この時、そのブキ編成におけるあなたの担当ブキの役割を考えることをオススメします。ブキ編成がランダムでない場合は、四つのブキそれぞれの役割を事前に考えておくと良いでしょう。
 具体的には、①ブキ毎の得意なオオモノ・不得意なオオモノを考えて、編成的にどのブキがどのオオモノを担当するのが効率が良さそうか②雑魚シャケの処理能力や塗り能力からくるブキ毎の立ち回り③対オカシラでの役割、あたりでしょうか。
 ①は、ブキの特徴から、ブキ毎の得意なオオモノ・不得意なオオモノはおおよそわかると思います。そこで、その得意・不得意をあらかじめ考えておくことで、担当ブキ毎の役割がわかり、役割に沿って行動することができます。例えば、エクスプロッシャーは、「ボムを使わずにメインブキでカタパットに攻撃できる」というとんでもなく素晴らしい特徴を持っています。そこから、「エクスプロッシャーはカタパッドを倒す役割」であることは明白です。そこで、エクスプロッシャーを持った時には優先的にカタパッドを倒しに行く、という行動が取れるわけです。ここで、せっかくエクスプロッシャーを持ったのに一生ハシラとかと戯れていたら、カタパッドは残るしハシラはなかなか倒されないしで良い事がありませんよね。
 なお、不得意な相手と無理矢理戦っている味方がいた場合、もしその相手のオオモノがあなたのブキにとって得意な相手だった時は、横槍を入れて倒してしまうのも手です。その味方が固執していたオオモノがいなくなれば、自然と別のオオモノを倒しに行ってくれるでしょう。
 ②は、対オオモノ以外の役割です。例えば、先ほど例に挙げたエクスプロッシャーですが、一発の弾の塗り範囲は広いものの一発一発の連射力は非常に乏しく、インク効率も良くないブキとなっているので、機動力が乏しく機敏に動けるタイプのブキではありません。そのため、シャケがいっぱいいる所に突っ込んでいって金イクラを回収する役割は向かないでしょう。幸い射程が長く雑魚シャケ処理能力はそれなりにあるので、高台等遠くから味方をサポートする役割になりそうですね。このように、対オオモノ以外の役割も考えておくと良いでしょう。特に、長所短所がはっきりしているブキがある場合、その短所を補ってあげられると、その長所を活かしやすいかもしれませんね。
 ③はオカシラ戦の話です。と言っても、オカシラ戦中もオオモノ処理は同じようにするので、ブキ毎の役割は大きくは変わらないでしょう。一つ違う点としては、「オカシラを引き寄せる役割」が必要になる点だと思います。少なくとも現在確認されているオカシラ:ヨコヅナは、自身に最も近いイカタコに接近していきます。オオモノの対処をしている所にヨコヅナが寄ってきて邪魔をされるのは単純に面倒ですし、そのせいでオオモノ処理が遅れる可能性も十分にあります。そのため、オカシラに接近しつつ誘導する担当のブキが必要だと思います。これをあらかじめ考えておけば、ヨコヅナ戦での立ち回りもスムーズに判断できるでしょう。

・オオモノをコンテナ近くに寄せる

 これも上級者からよく言われる話ですね。テッパンやモグラなど、イカタコを追ってくるタイプのオオモノはコンテナ近くまで誘導してから倒すことで金イクラの納品がしやすくなる、というものです。もちろん、身の安全のために仕方なく遠くで倒すことになる場合もあるでしょうが、寄せる余裕があるのなら寄せたいですね。キケン度が上がれば上がるほど、遠くの金イクラを回収する余裕は無くなっていきますので、キケン度によっては必須の技術になるかもしれません。ただ、寄せることばかりに気を取られてオオモノを残しすぎると事故率も高くなるので、注意が必要です。
 ちなみに、もう少し余裕があったら「削り寄せ」を意識することをオススメします。「削り寄せ」とは、寄せたいオオモノに倒さない程度のダメージを与えておいて、コンテナ近くですぐに倒せる状態にしてから寄せることです。ちょっとの違いですが、「せっかく寄せたオオモノが倒しきれなくてコンテナから離れてしまう」「コンテナ付近で激闘の末敗北」といった事故を防ぎやすくなると思います、たぶん。

・金イクラをコンテナ近くに寄せる

 これは、私が超絶上手い方の配信を見て感じた重要なことです。実際に真似したら成功率が上がった手応えがあります。ある意味一番伝えたいことかも。
 タワーやカタパッドを筆頭に、コンテナから遠い場所で発生した金イクラをコンテナ近くに投げておくことです。この時、もちろんコンテナに納品できればそれに越したことは無いですが、必ずしもコンテナに投げ入れる必要はありません。コンテナに近づけるだけでも十分です。近づけておけば、インク回復のついでに仲間が納品してくれる可能性がありますし、そうでなくともコンテナに近ければ近いほど目が届きやすいので、タマヒロイに持っていかれる可能性が低くなります。そうすると、仮にノルマが未達成でピンチな状況でも、コンテナ周りに金イクラの山が出来上がっていて短い時間で大量に納品できる状況となっているので「金イクラが足りなくて失敗」という事態になりにくいんですよね。もし「オオモノの討伐で苦労してる感じは無いのにノルマ未達成になりがち」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ実践してみてください。
 なお、「近づけるまでやったのなら、その勢いでそのままカゴに入れるまで運べば良いじゃん」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますので、なぜ近づけるだけか、補足しておきます。一言で言えば「片手間にできるから」ですね。サーモンランはとにかく忙しいです。目の前のオオモノを倒したら、すぐに別のオオモノを索敵するなどして次の行動を選択しなければいけません。この「近づける」とは、その索敵中に金イクラをポン!っと投げる事を指しています。この時、コンテナまで律儀に運ぶところまでやっていると、その運んでいる最中は基本的に戦力になれないのです。戦力になれないとオオモノの処理が遅れ(ry、となります。ここから、戦力として可能な限り活躍しつつ、なるべく納品がしやすい状況を作っておく選択肢として「金イクラをとりあえず近づけておく」という選択肢が生まれるわけです。もちろん、納品する余裕がある時は納品しても問題ありませんが、余裕が無い時は近づけるだけという選択肢も十分アリです。特に、慣れてきたら「とりあえず金イクラを投げながら状況確認、余裕がありそうなら納品まで行う」ということも可能なので、ひとまず投げて近づける意識は持っていて損は無いと思います。

・オオモノの攻撃を抑制する

 これも重要ですが、結構宗派が分かれるところだと思うので、ぜひご自身の判断で考えてください。
 オオモノは、基本的に倒せるのであれば倒すに越したことはありませんよね。寄せやナベブタプレス等特別な事情が無い限り早急に倒したいところです。しかし、状況によっては倒せる状況にない可能性も十分あります。そんな時、せめてオオモノの攻撃を抑えておくことで被害を最小限に抑える、というものです。一番分かりやすいのはコウモリの雨玉ですね。コウモリ本体に当てられなくても、とりあえず落としておけば雨を防ぐことができます。また、カタパッドの両翼を落とす余裕が無ければ片翼だけでも落としておけばミサイルの数が半減します。このように、オオモノを倒す余裕が無い場合でも、少しでもオオモノにちょっかいをかけてオオモノの脅威を減らしておくことが重要です。

野良バイトの心構え

 最後に、私が野良バイトをする上での心構えをいくつかご紹介しておきます。なお、あくまで私の評価帯(伝説の下の方)での話ですので、異なる評価帯の場合事情が異なるかもしれません。

・味方の強さへの期待はほどほどに

 野良バイトの場合、もちろん知らない誰かとチームを組むわけですから、野良の力に期待してはいけません。…と、言いたいところですが、現実問題として「味方に一切期待しない独りよがりなプレイ」では限界があります。例えば、「味方が対処できるか信用できないから、多少苦手なオオモノでも自分で倒すんだ。」みたいな感じだと、そのオオモノや他のオオモノの処理が遅れ(ryって状況になるので、結果的に成功率が下がります。ですので、一応自分と近しい評価を持っている点は信用してあげても良いと思います。感覚的には、「自分がキャリーすればキャリーされてくれるくらいの実力は持っている」みたいな感じですかね。

・味方が気持ち良くプレイできるようにお世話する

 実力に不安を覚える時があるかもしれませんが、味方も基本的にはクリアしたくて全力を尽くしてくれています。失敗しそうな時は、ただちょっと頑張りが空回りしているだけな事が多いです。その「頑張り」の方向を正してあげることができれば、ちゃんとした戦力として機能してくれると思います。狙うべきでない不得意なオオモノを狙っている場合は、先にそのオオモノを倒してあげると良いかもしれません。納品が進んでいないのなら、納品をしてあげましょう。どうしても味方に動いてほしい時はカモンを使ってこちらの思いを飛ばしておきます。
 まぁ、これを突き詰めると「自分の仕事を迅速にこなす」という結論に辿り着きます。要は「味方にしてほしい仕事以外の仕事は全て片付けてしまう」って感じの考え方です。自分のするべき仕事がわからない方でも、目の前にある仕事が全て自分のするべき仕事だったら、するべき仕事をしてくれるでしょう。

・自分の「キャリー力」の限界を知る

 それでも失敗することはあるでしょう。まぁ下振れてミスったくらいなら切り替えて次へ、って感じですけど、中には「ちょっとこの人と一緒じゃ無理かも…」って思うことがあるかもしれません。その時は、「まだこの人をキャリーできるほどの実力が自分には無い」と認めて、次のチームへと向かうと良いと思います。こう言っておいた方が角が立ちませんし、事実野良で伝説999に到達している方が一定数いる以上、極論自分がキャリー力不足なのは確かです。このキャリー力の限界を踏まえた上での適正レートが今くらいなんだなぁ、と考えると、心穏やかに遊べませんか?…無理?…そう、ごめん…。

まとめ

 今回は、サーモンランをする上で私が意識している事を噛み砕いて説明してみました。繰り返しになりますが、今回書きましたことはあくまで「私の考え」です。「これが正解」というつもりはなく、「これをきっかけに色々と考えて遊べるようになったら嬉しいな」程度のテンションです。少なくとも、「何も考えずになんとなく遊んでいる人」が減って、「何かしら考えて遊んでいる人」が増えることを望んでおります。
 ただ、これらのことを「当たり前のこと」と認識しないでいただきたい、とは明言しておきます。いわゆる「正解」の行動を「暗黙の了解」として、他の人もその「正解」の行動をして「当然」という考えには賛同できません。理由とかに関しては今回は触れませんが、この記事を「正解」として信じ込むのではなく、ぜひご自身の「正解」を考えてみてください。そうやって考えている時間も、楽しいんじゃないですかね。

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 現在私はTwitchというサイトにてゲーム実況配信を行なっております。サーモンラン配信では、主に野良での伝説200をほんのり目指していく感じで遊んでおります。配信は基本雑談歓迎なので、今回の記事に関してお話ししたい場合はもちろん、関係の無いおしゃべりがしたいということでも大歓迎です。また、もしご要望がございましたら一緒にサーモンランで遊ぶことも可能です。ぜひお気軽にコメント等をしてください。以下URL。
https://www.twitch.tv/chisana_saboten


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