じゃあ、ジェキ語るか。

ある人は言いました。

「何かにハマりたては楽しい。スポンジのごとく知識を得て、凄まじい勢いで自分の中に解釈が構築されていく。こういう感じか〜と理解するも束の間、さらに新たな面を知って解釈は崩壊と再構築を繰り返す。このめまぐるしいサイクルが快感。人これを 『沼落ち』 と呼ぶ。
そして得てきた知識たちの整理も兼ねて、自らの解釈や思考の変遷を書き連ねたくなってくるのもこの頃だ。
しかしハマりたてであるがゆえに、歴の浅いいわゆる『ニワカ』の自分なんかが語ってもよいものだろうか…という葛藤も発生する。『私が彼らについてまだ知らないことなんてきっと世界には山ほどあるのに』『自分がめっちゃ語りたいこの解釈も実はファンからすれば既に通説だったりするんじゃないか』などなど。古参の界隈人の目を気にしてしまうわけだ。その結果、筆を置いてしまうこともある。
だがそれは非常にもったいない。その語りたいという衝動は今しかないのだから。悲しいかな、その思いは永遠ではない。知識を十分に蓄えて、解釈も落ち着いて、立派なファンの仲間入りしてから腰を据えて語ろうなどということは実質不可能だと思いたまえ。
語れるのは、語りたいと思えてるうちだけだ。人の目なんか気にしてる場合か?」

まあ私なんですけどね。

そう、語りたくなるのって実はハマりたての頃なんだよな。しかしその一方で、私ニワカだしな…と劣等感を覚えて結局引き下がってしまうのもまた事実。
けどね、長らくいろんなものにハマってきた今の私にはわかるよ。少なくとも私という人間は、永遠にひとつのものを愛し通せない。どんなに傾倒していようとも、無理心中図れるくらい熱を上げていようとも、ずっとその熱量を保っていることはできないんだ。要するに飽きちゃうんだよな。あるいは、好きだという思いは残ってても、語りたい衝動が消え失せてしまうパターンもある。あの頃の私って何にここまで狂ってたんだろう、って自分でも不思議になる。
ハマっている最中は「一生好き!」って心から思うのに、一生を終えないうちに愛は冷めてしまう。いろいろ抗ってみたんだけど多分この性質からは逃れられそうにない。本当は一生好きでいたいけど、どうやら私にゃ無理みたいだ。だからもう何かにハマるときは「いつか好きじゃなくなる」前提で、生き急いで愛でることにしました。

というわけでニワカだろうがなんだろうが、語りたい今のうちに語ります。今日は私がここ数ヶ月間絶賛ニワカ大フィーバー中のグループ、SECHSKIES(以下ジェキ)についてのお話です。先輩イェルキさん方は掴まり立ちしてる赤ちゃんを見る目で大目に見てください。イェルキ(ジェキペン)じゃない方は「そうなんだー」くらいでお読みください。

出会い:エボ

まずは「いつジェキの存在を知ったのか?」の話。

私そもそもBIGBANGが好きだったんです。いや今も好きですけど。ここでいう「好きだった」はhave likedみたいなことです。現在完了形。
ビートエボYGというYGのアーティストの楽曲で遊べるリズムゲームがあるんですが、BIGBANG目当てでこのエボをインストールしたんです。そしてそこで初めてBIGBANG以外のYGのアーティストを認識します(2ne1とブルピンちゃんは既に知ってた)

「WINNER、iKON …へー弟グループかあ」
「PSYさんってカンナムスタイルの人か、この人YGだったんだ」
「AKMU…へー兄妹なんおもしろ」
「JINUSEAN…ゴリいな」
「(SECHSKIES)読めへん」

ぶっちゃけこの時点の私は失礼ながらBIGBANG以外興味ゼロです。うぃのとかあいこんちゃんとか後々ハマり散らかすとは夢にも思わなかった…。ジェキに至っては(読めてないし)BIGBANGより10も年上だし大ベテランなんだなと思ったので、守備範囲外もいいとこでした。
ただ、エボにはメンバーごとのカードみたいなのがあってそれで各人のお顔がわかるんですけど、この名前読めねえグループ一人すっごい美人おるな…となりました。

画像1

当時の私「へーキムジェドクさんっていうんだ〜とても40そこらには見えない…まあベテランらしいしきっと昔の若い頃のお写真持ってきたんかな!あれっでも同シリーズの他メンバーのカードは普通にアラフォーオーラあるぞ…どういうこっちゃ。老いないんかこの人」

この儚げなビジュアルのインパクトでジェドクさんの存在だけ印象に残りました。つまり私のジェキの第一印象は「なんか美魔女がいるグループ」です。え?ナムジャですけど。
ただ私が基本顔から入るタチじゃないので、綺麗だなぁとは思えど興味は持ちませんでした。めちゃくちゃ年上なのも相まって、「私はここのターゲット層ではないな」みたいな意識が働いてしまったのでしょう。だからこの時点ではとりあえず、ジェキは存在を知っただけに留まります。

入り口:新西遊記とジウォンさん

それから1年ちょいが経過し、その間に私はWINNERとiKONとTREASUREにまで手をつけ見事に全部沼りました。こうして改めて振り返るとスパン短すぎて自分でも笑う。
で、WINNERのミノくんが出演してる「新西遊記」というバラエティ番組がありまして。ファンの方が日本語字幕をつけた動画がYouTubeにあったので、ミノくん目当てでちょろっと見てみたんですね。そしたらジウォンさんもその番組のレギュラーメンバーだったんです。エボのおかげで「あ、この人ジェクスキス(読めるようになった)の人だ」とすぐにわかりました。

その日本語字幕動画は今もう見つからないので、かわりに同じシーンの公式クリップ動画がこちら↓

ことわざクイズでミノくんのおバカ回答が炸裂。
見てる私「あ〜〜おバカ全開ミノくん可愛いな〜〜〜」
出演者やスタッフ一同が爆笑する中、ジウォンさんがケロリとした顔で一言

「俺もわからん」

そしてこの顔である

画像2

このトボケっぷりが私はなんか妙にツボに入ってしまってですね
「なんじゃこの人おもろwwwww おバカマンネのミノくん+頼れるお兄ちゃんズ、みたいな構図なのかと思ってたらこの人もボケ側なんかよwww」
って興味が湧きました

(私みたいにミノくん目当てで新西遊記見てジウォンさんに惹かれてく人、けっこう多いんじゃないでしょうか? ミノくんってそういう才能ある気がします。自分を媒介にして他人の魅力を新たに広められる才能。出張先で輝く男というか。フィーチャリングの鬼というか)

その後もミノくん目当てで新西遊記やスピンオフ企画の「カン食堂」なんかをぼちぼち見ていると、ますますじわじわジウォンさんに惹かれていくわけです。
平然としたボケっぷり、誰が相手でも容赦が無く、放送コードギリギリの悪態すら口走るほどの取り繕わなさ。まさに天然モノのバラエティ人。ガチンコの感情表現や立ち振る舞いがバラエティで完全成立するその様は、私にとって韓国アイドル界隈ではこれまでに見たことがないタイプのお人でした。

そんなキレッキレのキレ芸や、敵に回すと厄介すぎる周到さ・悪知恵・カンの良さも相まって妖物(魔物?)だの미친(crazy)だのと評される一方で、子どもに対してはめちゃくちゃ優しいっていう面もあります。カン食堂でちっちゃい子連れのお客さんが来た時に子守をしてあげてたのですが、「赤ちゃん抱いたことなんかないんだけど…」と戸惑いつつも優しい手つきで抱きあげたり、にっこりしたお顔で話しかけてる様とか可愛すぎて私の語彙が枯れました。絶対子どもとか苦手そうなキャラに見えるのに!!可愛いかよ!!!
そのほかにも、笑うとき口隠す癖(女子みたいで可愛い)とか、睡眠欲に忠実すぎる(眠り姫かよ)とか、IQばり高い説とか引きこもりのゲーマーとか遅刻魔とか味覚が小学生とか、とにかく属性盛り込みすぎなんですよこの方。ギャップが何重構造だよ。キャベツか。

深化:四食ごはん

そして私を「ジェキ好きなんだが!」状態に決定的に突き落とした最終兵器がこやつです。삼시네세끼(サムシネセッキ)通称「四食ごはん」。
新西遊記の派生コンテンツをあげてる公式YouTubeチャンネル(채널 십오야 チャンネル十五夜)でふと目に止まり、なんとなく見てみたら面白すぎて…いやこれはだめだ。こんなん好きになるわ。

タイトルから想像つくでしょうけど、三食ごはん(삼시세끼)のパロディです。ナPDニム制作なのでいわばセルフパロディですね。三食ごはん、私はiKON TVやTreasure Mapでのパロディ企画しか見たことなくて、本家は一度も見たことないんですけど、芸能人が田舎に数日間滞在して自力で飯をこさえてスローライフを送るぜ〜的な番組なんだと思います。たぶん。
そして四食ごはんもその例に漏れず、ジェキ4人が人里離れた山中の一軒家に拉致されて自給自足生活するというコンテンツです。

これがもうマジで、マジで面白くてですね。何回でも周回しちゃうんですよ。ジェキ4人の、お互い遠慮が全く無さすぎてすぐ喧嘩勃発するとことか、クソみたいな料理ができあがっちゃうとことか、もう好きにならざるを得んのですよ(私は料理スキルが底辺なアイドルは総じて好きです)
私の見たことある三食ごはんパロ企画って、周辺を散歩したりして田舎の風土に触れる様子があるものなんですが、ジェキは料理のとき以外は昼寝してるかテレビ見て酒飲んでるかで、なんなんだよこの人たちwww 人間味溢れすぎだろクッソ好きwww ってなりました。四食ごはん見たら絶対ジェキ好きになります、マジで。

ただ惜しむらくはこの動画、日本語字幕がついてないことなんですよねー……英語・中国語・インドネシア語・タイ語etc、あらゆる言語の字幕がついてるのに日本語だけは一つも付いてないんです。何故???うぇ!!????
もちろんYouTubeの自動翻訳機能を使えば無理やり日本語で見ることも可能なんですが、いかんせん精度がね…YouTubeコンテンツ系好きなけーぽオタならわかってくれると思うんですけど、アレやっぱりちょっと不自然な日本語になるじゃないですか。だから公式にちゃんと日本語字幕つけてほしいんですけどね〜なんで無いのかな〜〜もう公開から1年近く経つのにな〜〜!チャンネル十五夜の他のコンテンツ、麻浦オシャとか肩踊りは日本語字幕ついてるじゃん!!イ食堂とかアガンセも一部の回だけならあるじゃん!!なんで四食ごはんは無いのか…

あ、でも自動翻訳のおぼろげな日本語であっても四食ごはんがガチ面白いのは事実です。
私はきっと四食ごはんがなかったらここまでジェキ好きになってません。普通に新西遊記の範囲内だけで、ジウォンさん単体おもろいなぁだけで終わってただろうと思います。そこに、ジェキっていうグループとしてのおもしろさを分からせてくれた四食ごはんは本当に魔法のコンテンツ。ジェクスキス、みんな揃って人間味溢れて可愛くて面白い人たちでした。これはエボのカードで顔写真を見てただけでは一生わからなかったであろうことです。感謝感謝。

四食ごはんで私が特に好きなシーンは、ジウォンさんの地獄の心理テストと、生焼けチヂミ事件と、シュール極まる起床カラオケと、ジェドクさんが転びかけた時に「わ〜そのまま逝けばよかったのに♡」と毒づくジウォンさんです。物騒すぎる。そういうとこが大好きなんよ。でもちゃんとほのぼの仲良しな部分もあるからそのバランスが絶妙でより好き。

あと衣装が、全員お揃いのボアジャケットなのがメチャクチャ可愛い。萌え袖…モコモコ…かわ…なるほど、40代のおじさんたちにこそ着せるべきなんだなあボアジャケットって。衣装のチョイスが英断。

画像3

喫緊の執心:曲

そう、ぶっちゃけこれが本題です。この話がしたくて書き始めたんですよ。ジェキのいくつかの曲が、最近ずっと私の脳内をジャックしてて四六時中鳴り響いてるんです。本気でちょっと頭おかしくなりそうなくらい取り憑かれてます。

好きすぎて頭の中でずっと流れてて、ダメだ限界だ!ってなって聴きにいく
→聴いてる最中も好きが溢れて止まらなくて、お腹の奥がギュルンって熱く渦巻いたり鎖骨がキュッと締まるような感覚に襲われる
→また数時間もしないうちに聴きたくなってきてソワソワしだす
この繰り返し。永続して摂取してないと何も手につかなくなってしまいそう。うーん完全に末期では??

ジェキの昔の曲に初めて触れたのは、四食ごはんを見始める直前だったかな、某動画サービスで「週刊アイドル」のジェキ回(2016年)を見たんですよ。ランダムプレイダンスとか2倍速ダンスとかやらでいろんな曲が出てきたんですけど、そのときに当時(1997~2000年、ジェキの第一活動期)の映像も出てて。
このときの私は「わーすごい時代を感じる…いやさすがに私この時代の曲にはハマんないよwww」なんて気持ちでいました。しかし四食ごはんを見てると随所でそれらの曲が使われてたので、この時代の曲調に耳が慣れると同時に、少し愛着も湧いてきて、いくつかYouTubeで探して聴くようになってました。

さあここからが問題で、最初に私が「ないわーw」と拒否的な反応を示したことにも表れてるように、曲には時代というものが色濃く反映されます。当たり前ですが90年代末の曲なんて現代のK-POPとはそりゃ全然違います。だから初見なら「何これ」と違和感をもって当然です。けど一旦耳が慣れて「いいじゃん」と思えるようになってくると、その時代性のもたらす独特さは、恐ろしいほどの中毒性に姿を変えます。現代の曲とはあまりにも違う異様で独特なその雰囲気は、一度惹き込まれてしまうともうなかなか抜け出せるものではありません。
これは何も「90年代末の韓国のアイドルミュージック」だけの話ではないです。時代を経た曲であるならJ-POPであっても当てはまることですし、おそらくK-POPであっても今の曲を10, 20年後の若者が聴けば「時代を感じる」という印象を抱くでしょう。懐古というフィルターを持たない人間からすれば、昔の曲というのは基本「違和感や新鮮さの塊」です。日本でも、当時まだ生まれてもない若者で、80年代のいわゆるアイドル黄金期の曲を好む人とかたまにいるでしょう。あんな感じです。多分。身も蓋もない言い方をしてしまえば、「古臭さはある種クセになる」ってことです。

てなわけで、一旦聴きだしたが最後、この時代の曲の色にズブズブとハマっていってしまったのです。そして前述したような中毒症状が出てくるまでに至ってるんですね。困ったな、でも楽しいからいっか。

特に私の脳を侵してやまない数曲を紹介します。

・サナイカヌンギル(ポムセンポムサ)

テンポの良さと遊び心の効いた装飾が織りなす中毒性の権化。恐ろしいほどファニーでキャッチー。しばらく思考に異常をきたすおそれがあるので、聴いてみるならタイミングには気をつけて。大事な試験の前の日やデッドライン付近とかは特に要注意です。
この中毒性のタネは何なんだろうなと考えてみたのですが、どことなくサウンドに和テイストを感じるのかなと。韓国の曲を和風って例えるの自分でもすっっっごい違和感あるのですが、妥当な表現がうまく見つからないです。助けてください。初めて聴いたとき「『ガラガラヘビがやってくる』とか『はなまるぴっぴはよいこだけ』に曲調似てる気がする…」って思いました。しかしはなまるぴっぴに至っては、同じアニメの主題歌となった「君氏危うくも近うよれ」と「全力バタンキュー」も私の脳の引き出しの同じところにしまわれていたせいで、どれがより似てるのかわかんなくなって混迷を極めています。マジで助けてください。

リミックスver.もあるのですが、こちらはさらに遊び心が増しててごちゃついてて非常にカオスです。私はこっちの方が好きだったりします。

「サナイカヌンギル」が正式タイトルで「ポムセンポムサ」が副題みたいなんですけど、私はポムセンポムサの方が響きが可愛くて好きです。でも意味は可愛げとか無縁の「漢」感全開なんですよね。歌詞も「見栄のために生きて!見栄のために死ぬ!それが男の生き様じゃーおらボケはったおすぞ」みたいなことを言ってます。逆に可愛いかもしれん。

・Couple

ジェキ屈指の名曲。再結成後の2016年にリマスターもされたんですが、私はやっぱこのオリジナルとなる1998年ver.の方が好きです。
とにかく可愛い。この一言に尽きる。シャラシャランとした音が雪を連想させ、冬ならではの人恋しさが募る曲です。冬は冬でも12月って感じします。
といっても、耳で聴くだけでは可愛さをそれほど感じないかもしれません。そう、couple 98年ver.の真骨頂は「ビジュアルの可愛さ」にあります。

まずステージ衣装が鬼可愛い

画像4

ジェジンさん。ミトンが可愛い。さらにそこから紐生えてるのも可愛い。冬にヘアバンドとか絶対不要だと思うんですけどそのミスマッチさも可愛い。

画像5

ジヨンさんはメガネ+タートルネック+コートですってよ。特にメガネがいいですよね。ナムチンルックみ強くて可愛い。

画像6

スウォンさんはマフラーを垂らしてるスタイルなんですが、動くたびにヒラヒラしてて可愛い。あとフード。フード可愛いフード。

画像7

ジウォンさんは白のオーバーオールです。可愛い系とか嫌いそうなのによく素直に袖通してくれたね。あとそのルーズソックスの腕バージョンみたいなの何?? 半袖なのも可愛いよ。お目々キラキラしてるし文句なしに可愛い。

画像8

ソンフンさん。リュックて!!!可愛すぎるだろ!!!でっかいリュック背負ったナムジャは総じて可愛いです。しかもよく見るとなんかぬいぐるみ入ってる。可愛いでしかない。

画像9

ジェドクさん。パートが無いせいで寄りの画がマジで無い(泣) しかたなく引きの画を集めてみました。なんとも形容しがたいデザインの服ですね。なんだこれ?オーバーオールなのか?ツナギなのか? どっちにしろ他メンバーがコートとかでリアルクローズ寄りなのに比べると奇抜かつコスプレチックで、着ぐるみとか幼児服みたいな愛らしさがあります。これでちょこまか踊ってるの、胸が締めつけられるほど可愛い。あと髪型が女形感あるのもよき。

ステージごとに違うんですけど、coupleの衣装は毎回めちゃめちゃ可愛いです。YouTubeにはステージ動画いっぱい転がってるんで、お気に入りの衣装の回を探してみても楽しいと思います。ちなみにここで紹介した写真はこのメドレー動画↓の26:49~から撮ってきました。動いてるの見ると可愛さ倍増なんで、よかったら見てみてください。

coupleのビジュアル可愛さその2、ダンス。
やたら動きがぴょこぴょこしてて可愛いのなんのって!!いつもの激しいパフォーマンスはどこに行ったのやら、お遊戯会かよってくらい愛らしすぎるダンス。イントロの瞬間からもう世界一可愛い空間始まったし、特にBメロとかCメロの振りは毎回「かわいっ」(肉声)ってなります。あと最後のみんな横一列に並んで、チャンチャンチャッチャーンッで一瞬しゃがんで立ちつつ半回転して背を向ける一連の動作が好きすぎるし、6人の横一列並んだ後ろ姿に何とも言えないエモーションが呼び起こされて。いやあ好きだ。coupleは目で恋をする。

こうして可愛いパフォーマンス映像を脳裏に焼きつけまくったせいか、耳で聴いてるだけでもキュンッキュンできるようになりました。よくよく聴いてみたら聴覚情報もめちゃくちゃ可愛い満載。2番のジウォンさんの慈愛に満ちたスローラップとか、Bメロのジヨンさん独特のゆるーい歌い方で発音される「そぬこっぷちゃこ〜」とかめっちゃ好き。こんなに音の響きが可愛い言葉ってある?? 訳を調べたら「君の手をぎゅっと掴んで」みたいな感じでした。おいおい意味まで可愛いんかよ。
サビ中盤のテレレンッテンッテンッ(表現力不足)ってフレーズが胸キュンの絶頂。チャジャオンゴヤ〜の直後のやつです。みんながくるりんってターンするところの音です。私の全細胞が、可愛いと啼き叫んで昇華されていきそうなキラキラ音。1998年か……私ギリ生まれてないけど、ミレニアムという名の新世界を待ち望む世紀末の冬は、きっと澄んだ空気だったんだろうなぁ。ロマンだ。

・ヨンジョン

ある朝目が覚めた瞬間に、頭の中に曲が流れてたことはあるかい? 無意識下でも再生され続けるのはその曲が自分にとって、今一番hotでcrush(ご執心)してる曲だって証拠です。私の場合、直近でそれが起こったのがこのヨンジョンでした。いやマジで起きた瞬間にドゥッドゥワリル〜♪って鳴ってた。びっくりした。

初めて聴いたのは四食ごはんの起床カラオケのときだったんですが、4人が目を擦りながらおねむで歌ってる様子がめちゃくちゃ印象的で。特に冒頭のジウォンさんの脱力したラップがやけにキャッチーで脳にこびりつきました。ジェドクさんの息上がりそうなくらい全力込めたラップも好き。声高すぎてゲイシャガールズみを感じた。メロディはムーディだけど後ろのサウンドはハジけてて良い感じに調和してるのが最高に心踊らされます。とにかくノリノリになれてクッソ楽しい。口ずさみたくなる度も高い。

スクリーンショット 2021-04-28 3.47.02

ねむねむヨンジョン。みんな寝起きなので音外れたり舌が回ってなかったりして非常に可愛いです。
四食ごはん ep.6-1にあります(これ↓)

・Crying Game

ハンドマイクなんざ握ってられるか!ってくらい終始ずっと動きまくってる曲がやっぱり好きです。サビのダンスが印象的で、覚えてしまうともうやらずにはいられなくなります。作業用BGMにしようとしたらサビでどうしても踊っちゃって作業が進みませんでした(言い訳)。1番と2番で振りが違うんですが、どっちかというと1番の猫パンチを繰り出してくる動きのほうが好きです。でも2番も結局好きだし、たぶん私は左右均等なダンスに弱いんだな。あとリズムに忠実に休みなくステップ踏んでるのも、見ててノリが同期できるから心地いいんだ。
耳で聴く部分だと、ジウォンさんの「あーっ!」から始まるラップが好き。てか「あーっ!」が好き。現れ方が鮮やか。

・ハグォンビョルゴク

デビュー曲らしいです。いやー何回聴いても変な曲だ…ポムセンポムサとタメ張るくらい変だ。歌詞がちょっぴり刺激的だと小耳に挟んだのですが、ありありありよ〜すりすりすりへ〜以外何も聞き取れないのでわかりません。

「冷蔵庫をお願い」にジェドクさんとH.O.T.のトニさんとバンタンのジンさんとジミンさんが出演した回で、ジンさんジミンさんがこれを一緒に踊ってくれてました。ジンさんジミンさんのスタイルが良いおかげで、ジェドクさんのちっちゃさがより強調されててエグ可愛いのでお気に入りの動画です。あとこの辺りの2017年下半期のジェドクさん、ビジュアルが天使度高くて非常にド好み。

・Road Fighter

上のほうで、ジェキの昔の曲を初めて聴いたのは週刊アイドルを見たときだって言ったのですが、唯一Road Fighterだけはそれ以前に耳にしたことがありました。WINNERのミノくんとスンユンが「驚きの土曜日」に出演したとき、この曲がクイズの問題になってたんです。ジウォンさんのラップパートの歌詞を聞き取るクイズでした。で、クイズの特性上、何回もそこのフレーズが流れるわけじゃないですか。それに加えてここのジウォンさんやけに変わった声だし(ジウォンさんは不思議と曲によって声質が変貌する)、おかげでやたらと耳に残ってしまったんです。驚きの土曜日、回答の時わざと鼻に詰まったような声マネして歌うスンユン可愛かったな…。だから今でもこのラップ部分が一番好きかもしれないです。その直前の強めのバイッバイ!もなんか好き。私は唯一聞き取れた歌詞のフレーズを好きになる傾向がある。

・プルナバン(I'm on fire)

これは昔の曲じゃなくて最近(2019年)のジウォンさんのソロ曲なんですけど、とにかく好きすぎるん。気怠げで骨太なベースの音、かっけえ〜好き。そこに混じるポーンって高いピアノの一音が、雫のしたたるような鮮やかな印象を残してゆく。また時折さしこまれた笛の音色は、まるで荒野に吹くひとすじの風のよう。2番の怒涛のライム、やっぱラッパーなんだわって感じられて好き。公式の説明を借りると、ブーンバップやオールドスクールってスタイルのヒップホップらしいです。
フィーチャリングのBlue.DちゃんはYGXに所属していた歌手なのですが、静謐で神秘的な唯一無二のボーカルの持ち主です。フィーチャリング歌手ってMVに登場するパターンとしないパターンあるけど、この曲におけるBDちゃんは後者。彼女の幻想的な歌声も相まって、その非存在性はプルナバンという世界における何か高次元的な役割を想起させます。脳裏に囁かれるような声は、妖精や女神といった神聖な存在からのお告げなのかもしれないし、あるいはサムワンに対する主人公の幻想が具現化した幻聴なのかもしれない。どちらにせよこの「人じゃない」感じ。BDちゃん、本当ピッタリすぎる人選だと思います。
楽曲制作にミノくんが参加していると知ったときは度肝抜かれました。なんだってこんなかっこいい曲作れるんだよ。鬼才かよ。ミノくんの作る曲他にもいっぱい好きだけど、このプルナバンは別格に好きです。ジウォミノ出会ってくれて本当ありがとう。私YG好きでよかった。


締め

1万字も超えたのでこの辺で適当に締めます。このnoteを書いてみて気づいたのは、自分ではジェキ箱推しだと思ってたけど書いてたら思った以上にジウォンさんとジェドクさんのことばっかり言及してるなってことです。もしかしてこれはジウォンさんとジェドクさん「寄り」ってやつなのか。そういえばピンタレストで画像漁ってても、気づいたらこの2人だけやたら保存枚数多いんだよな…やっぱ寄ってんじゃねえか。でもみんな好きです。

自分が永遠に好きでいられない性質だとはわかってるんだけど、やっぱり少しでも長く好きでいたいな。どうか明日も今日と同じくらい可愛いって喚いていられてますように。

読んでくださってありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?