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【ドラフト2022】ドラフト直前!阪神の指名を完全予想!

ついに今日に迫った2022年ドラフト会議。
今年は9球団がそれぞれ違う選手の1位指名を公表するという前代未聞の展開が繰り広げられている。

前日時点での公言

阪神にとって野手の公言が浅野と蛭間の2人だけだったのはかなりの幸運である。

現時点で9人の投手が退団したものの、青柳を筆頭とした主力投手陣は残留見込みで尚且つほぼ全員が20代。投手の補強は急務ではなく、ある程度野手に振り切ったドラフトが出来る中で、野手が余っている。

この機会を逃す訳にはいかないだろう。

 また今日の取材で、獲得は5〜6人。投手より野手を優先し高卒指名が多くなるというような発言がされた。

予想としては野手4人投手2人といった感じだろうか。

注目の1位指名 ー候補は4人ー

1位指名は99.9%野手だろう。 
その中でも候補は以下の4人。

・浅野翔吾 外野手 高松商業
・内藤鵬    内野手 日本航空石川
・松尾汐恩 捕/内野手 大阪桐蔭
・森下翔太 外野手 中央大学

浅野翔吾(高松商)


 まず浅野長打の期待できる右打者でありつつ、トレードで江越が退団しセンターが1枠空いたことも加味すると阪神の補強ポイントにピッタリの選手だ。高校通算本塁打は圧巻の67本で今夏の甲子園でも圧倒的な活躍を見せた。

巨人が指名を公言
しているのではあるが、ここまで他球団の指名がバラけているので、ハズレ1位でも意中の選手を指名しやすくクジ引き覚悟で入札に踏み切るのではないか。

松尾汐恩(左)  内藤鵬(右)

続いての候補は内藤松尾なのであるが、内藤はファーストorサード松尾はキャッチャーorショートと阪神にとっては困っていないポジションなのである。

こういった記事が出ることから松尾に注目しているのは間違いないのであろうが、中川や藤田といった高卒捕手が二軍で躍動していることもあり指名の可能性は低いだろう。獲得するとなれば内野・外野転向も視野に入れてのものになるはずだ。

最後に森下である。阪神が直前まで1位指名を公表しないのは、浅野とこの森下で決めかねているのでは無いかと予想している。
本当に浅野が欲しければ、今年の流れ的には早く公表し、これ以上の他球団との重複を避けにいくはずだ。ただ、岡田監督は即戦力の右打ち外野手を欲しがっておりここで問題が生じる。

本来であれば1位浅野2位森下で丸く収まる。
 
しかし仮に巨人との抽選に勝ち浅野を獲得できた場合、同じく右打ち外野手が補強ポイントの巨人が2位までに森下を指名する可能性が高い。

更には楽天西武広島なども外野手は補強ポイントであり、ハズレ1位はもちろんウェバーの都合上2位でもその3球団に先に指名される可能性が十分にある。

そういった最悪の状況を想定すると、真っ先に森下を確保し下位で海老根(大阪桐蔭)古川(佐伯鶴城)井坪(関東第一)といったポテンシャル型の高卒外野手を指名する方針に転換するのもアリだ。

まとめると1回目の入札は浅野の可能性が高く、続いて森下、内藤、松尾といった優先度だろう。

候補が絞られる2巡目

田中幹也 (亜細亜大)

2位以降の指名は1位で誰を獲得出来たかによって流動的になるのが普通だが、大学生内野手になるのでは無いかと予想している。

 1位で浅野や松尾などの高卒野手を指名した場合は、ほぼ確実に即戦力の野手にシフトしバランスを取りに行くだろう。

候補としては上記した森下に加え、同じく右打ちの長距離砲外野手である萩尾(慶応大)、枯渇している右打ちの内野手として山田健太(立教大)田中幹也(亜細亜大)辺りだろうか。
トレードで渡邉諒と高濱という右打ちの内野手を獲得したが、二塁手としてプレーできるかは微妙である。そういったことを考えると二遊間でのプレーに疑問がつく山田より田中の可能性のほうが高い。

また、森下などの即戦力野手を獲得した場合でも続けて大学生野手を指名する可能性が高い。

というのも上位での指名が予想される高卒野手が少ないのである。内藤、松尾が残っていれば指名する可能性は高いがウェバー順的にも残っていないだろう。あるとすれば西村(京都外大西)海老根・古川といったポテンシャルの塊を繰り上げて指名するプランか。
 
だとすれば2位は、1位指名が森下ならば右打ちの内野手山田などの内野手であれば萩尾などの外野手といったところではないだろうか。

3〜4巡目

上位2人を野手で固めると3位、4位のどちらかでは確実に投手を挟む。

 これは近年獲得した投手を担当したスカウトだが、大半が吉野・山本スカウトの2人が担当している。吉野スカウトは関東地方担当で主に関甲新学生野球連盟や東都大学リーグを中心に選手を推薦しているのが見て取れる。同じく山本スカウトは関西・中国・四国地方担当。
 
吉野スカウトは過去には高橋遥人も担当しており、山本スカウトも2度1位指名を担当するなどフロントからの信頼も厚いはずだ。こういったことから投手陣はこの2人が担当している選手を指名するのではないかと予想する。

そこから指名候補を絞ると

・森山暁生 阿南光高校 (左)
・森下瑠大 京都国際高校 (左)
・田中晴也 日本文理高校 (右)
・茨木秀俊 帝京長岡高校 (右)
・才木海翔 大阪経済大学(右)
・松本晴       亜細亜大学(左)
・田中千晴  國學院大學(右)
・羽多野温生 東洋大学(右)

この辺りの指名が行われる可能性が高い。
そしてここからバランスを見て左右1枚ずつ選ぶのではないだろうか。
高卒左腕の森山と大卒右腕の田中千晴といったような組み合わせや、高卒右腕の田中晴也と大卒左腕の松本といった組み合わせになると考えている。

下位指名

海老根(上) 井坪(中) 古川(下)

下位での指名では、岡田監督の発言から高卒野手、もしくはポテンシャルに秀でた大学生野手を獲得するのではないかと予想する。

その中でも"捕手""左打ちの内野手"はここ数年で多数獲得したためポイントから外れるだろう。
候補としては浅野の獲得が叶わなければ
・海老根優大 外野手 大阪桐蔭高校
・古川雄大    外野手 佐伯鶴城高校
・井坪陽生    外野手 関東第一高校

この3人がこの順位まで残っている可能性は低いだろうが、指名できるのであれば確実にモノにしたいところだろう。

それ以外の候補でいくと
身長188cm 遠投100m 50m5.8秒 という超大型ショートストップの勝又琉偉(富士宮東)
ポスト大山悠輔として長打が魅力の内田湘大(利根商)坪井蒼汰(山村学園)。
高校通算48本塁打ながら50m6.0秒と世代屈指の身体能力を誇る田中多聞(呉港)などは補強ポイントに当てはまるのではないか。
また近年では佐藤輝・榮枝・井上・中川・前川と近畿地方の野手の獲得がおおいことから、
関西No.1ショートとも言われている戸井零士(天理)、身体能力バツグンの右打ち外野手・久保修(大阪観光大)も指名される可能性が高いだろう。
特に久保は森下、萩尾の獲得が叶わなかった場合には指名の期待がグッと高まる。

全指名予想をまとめるとこのような感じだ

高卒・野手多めのドラフトでいくのならばこれくらいのバランスでは無いだろうか。

あとはゆっくり指名を待ちたい。

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