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【WBC】準々決勝①見どころ

いよいよ準々決勝が始まります!
①はプールA一位のキューバvsプールB二位のオーストラリア

はじめにベスト4にたどり着くのはどちらか?その戦いの見どころを列挙してみます。

打撃

結論としてはほぼ互角の成績となっています。相手も打席数も異なるため一概に言えませんが、差がついているHRでは、長打率という意味でキューバは二塁打の数で補えており、打率についても、四戦であれば誤差の範囲と言え、どちらも打線は上々と言えます。

OPS オーストラリア:856, キューバ: .844
HR オーストラリア: 6, キューバ: 2
二塁打 オーストラリア:6, キューバ:11
打率 オーストラリア: .276, キューバ: .319

https://www.mlb.com/world-baseball-classic/stats/team

投球

こちらは、ややキューバが上回っていると言えます。オーストラリアは日本打線と当たっているとはいえ、WHIP が 1.44 と芳しくない状況。キューバの主軸に誰をどう当てるかが勝敗のカギを握りそうです。

防御率 オーストラリア: 5.03, キューバ:3.25
WHIP オーストラリア:1.44, キューバ:1.14
奪三振率 オーストラリア:9.00, キューバ:9.50
K/BB オーストラリア:1.79, キューバ:3.80

https://www.mlb.com/world-baseball-classic/stats/team/pitching?sortState=asc

注目選手

それでは勝敗のカギを握るだろう選手をピックアップします。

オーストラリア

Robbie Glendinning (ロビー・グレンディニング) 2B


https://www.milb.com/player/robbie-glendinning-674671

コメント:
ここまで打率 .375 OPS 1.194 HR 2 と好調。どの試合でも満遍なくうち、韓国戦では、大会エピックとなるだろうタッチプレイも産んだあの選手。守備はもとより上手く、トータルでの働きが求められることでしょう。

Alex Hall (アレックス・ホール) C/DH

https://www.milb.com/player/alex-hall-673064

コメント:
本来捕手としてのレベルも高いものの、コンディション不良なのかDHで出場中。かつ低調で、オーストラリア・リーグでのMVPを獲得した打撃も鳴りを潜めていましたが、日本戦で高橋宏斗投手からホームランを打つと見事に復調、チェコ共和国戦でも固め打ち。今最も乗っている打者としてチームを勝利に導けるか。

Mitch Neunborn (ミッチ・ニューボーン) RHP

https://www.japan-baseball.jp/jp/profile/top_jpnaus2022/mitch_neunborn.html

コメント:
Fangraphs の国際プロスペクトランキングにも名前が載る投手。安定して150前後を投じる出力と、水準以上のコントロールが光ります。ここまで 4.2回で7奪三振と上々の仕上がり。彼を長い回使い、キューバの主軸を抑えることが、勝利へのカギと言えるでしょう。

キューバ

Yoan Moncada (ヨハン・モンカダ) 3B

https://www.mlb.com/player/yoan-moncada-660162

コメント:
大きな期待を背負って出場し打率 .353 OPS 1.068 HR 1 と上々の仕上がり。同じく期待の大きかった Luis Robert が7三振と奮わない中、彼にかかる期待はより大きくなっています。

Alfredo Despaigne (アルフレド・デスパイネ) DH

https://nordot.app/1008354951455670272

コメント:
強化試合で欠場もありコンディションが心配されたものの、大会中はここまで打率 .429 OPS 1.072 と絶好調。四番としてメジャーリーガーをホームに返すクラッチな期待が寄せられます。慣れた日本でその雄姿を見せられるか。

Miguel Romero (ミゲル・ロメロ) RHP

https://www.mlb.com/player/miguel-romero-673603?stats=career-r-pitching-minors&year=2023

コメント:
OAK傘下のAAAに所属。厚みのあるキューバリリーフ陣の中で、ここまで 2試合にリリーフし、6.2回で10奪三振失点なしと、チームをプールA一位に導く大活躍。チームが劣勢となったときに流れを変え、そのまま終盤まで持ち込みモイネロらにつなぐ活躍が期待されます。

以上です。こう並べてみるとどちらが勝ってもおかしくない好カードと言えるでしょう。どのような試合になるか、注目する一助となれば幸いです。

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